次はタイトルにある“反体制”です。
“体制”の反語で、現体制に反対の立場に立つことを示します。現体制とは、国であったり地方であったり地域だったり色々ですが、我が国において国の向く方向に地方などもなびいている現状から、国の在り方が“体制”と捉えて間違いがないでしょう。
この“体制”と“反体制”、世間では大きな勘違いが生じているんです。体制は保守的、反体制は革新的、との思い込みがあるんです。でも体制・反体制に思想的要素って少ないんです。
体制を信奉しているかに見える体制に従順な輩の多くは、異なる体制の下でも従順な体制人として世の中を渡っていきます。例えば・・・有能な日本の官吏の多くは、北朝鮮に生まれ育ったらきっと北朝鮮でキム王朝を礼賛し重用されることでしょう。中国に生まれ育ったらきっと共産主義を信奉し中国共産党の要職に就くのでしょう。
逆のボクのような“反体制人”は、どこに行っても反体制を貫きます。どのような体制でも、決して万全なはずがありません。常に問題意識を持ち、問題を提起します。
このように体制・反体制の違いの多くは、時の権力にポチるか否(いな)かなんです。ごく少数は思想的なものであることは知っていますが。
ボクはどこの社会に属しても反体制です。体制がユートピアなはずがないことは、長年活きてきて承知してます。旧人が幅を利かす現体制では体制を支持するなんて自殺行為に等しい、とまで感じてるのです。
ボクのこのブログ名に関する説明を終えます。
次回からは、17年前からの投稿文に関し、思うところを記しましょう。