北海道東部の羅臼沖でシャチの群れが流氷に阻まれ身動きがとれなくなったんです。2月6日に確認されました。
流氷がない狭い範囲に17頭のシャチが集まり、ひしめき合いながら息継ぎをしています。大きなシャチは伸びあがって周囲を見渡し、逃れられるところを探している様も見受けられました。ただ流氷の密度が高く、子どものシャチを伴っての移動は困難との結論だったのでしょう。
ボクは心配しました。このまま放っておけば皆 死んでしまいます。でも救助の方策は無いようです。なにせシャチは巨大ですから人の手に負えないんです。
結局、翌7日にシャチに姿が見えなくなりました。流氷の密度が減じ、緩んだところから脱出したんではないか?といわれています。そのとおりなら、とても喜ばしいことです。
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かってシャチは〝海のギャング”って呼ばれるど評判の悪いものでした。でも今は〝海の愛嬌もの”として愛されています。
知能が高く、愚かなヒトなんかよりよほど節操がある、と言われています。
17頭のシャチ、今も皆が元気なことを願ってます。