アナーキー小池の反体制日記

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#2092 知っているようで?・・・⑤ 未亡人と未婚者(上)

2016年10月05日 | ボクの思い・信条・理念
知っているようで・・・シリーズ再開です。

未亡人という言葉があります。
夫と共に死ぬべきなのに、いまだ死なない夫人の意味です。
もともとは、大昔の中国で高貴な人が死んだときに夫人も自刃する習慣があった時に、その習慣に従わず生き残った夫人のことを表したもののようです。

”未”には、今になってもまだ、今もなお、というおせっかい的な意味があります。
さすがに未亡人なんて言葉は最近聞かれなくなりましたが、”未だに”未婚者だと未経験者だとかはまかり通っているのです。
”未”には常識にとらわれた者が発する、異物を排除する姿勢が現れて不快感をもよおすことがあるのです。
未婚者などの使い方の思いについて次回記すことにして、今回は死語となりつつある未亡人復活大作戦です。

たびたびこのブログで触れていますが、ボクは人口増と長寿に懸念を持っています。
国や地方自治体が人口増を図る!なんて言っているのが片腹可笑しいのです。
地球の置かれている問題の全てが、ヒトが増えすぎたことによって起こっています。
そして人口増の原因のひとつがヒトの長寿化です。
ことさらに寿命を延ばすべきではない、とボクは思っているのです。

日本は今、65歳以上を高齢者としています。
65歳から75歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼んでいます。
ただ実態に合わないとして、高齢者の定義を変えようとしています。
ボクも今年65歳になりますからわかりますが、回りの同年代の人はみな元気で老人とは思えません。
ボク自身は老化を実感していて65歳老人にふさわしく存じますが、大方の人は壮年です。
近々70歳からが高齢者となるのでしょう。

高齢者を前期とか後期とかに区分するのは、お役所的でよろしくありません。
提案します。
70歳を越えたら高齢者です。
そして、80歳を超えたら”未亡人”と呼ぶことにしましょう。
男も女も80歳を超えたら、未(いま)だ亡くならざる人、未だに死なない人、として未亡人と呼ぶのです。

年寄りの、特に男の年寄りから文句が出るでしょう。
しかし、年寄りには”未だ亡くならざる人”の自覚を持ってもらわなくてはいけません。
そして、未亡人という美しい響きを持った言葉を死語にしないためにも必要です。

次回は”未婚者”などです。
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