アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#160 宗教②

2008年09月11日 | ボクの思い・信条・理念
回の続きです。

数千年前、原始宗教から今日の体系をもつ宗教が現われました。
でも、最初っから今のような体系を持っていたわけではありません。
長い時間をかけて近代宗教になりました。

大きくは、ユダヤ教系、仏教系、シンズー教系等に分類できるでしょう。
そして、隆盛を誇っているのはユダヤ教系です。

ご存知のようにユダヤ人とイスラム教徒は犬猿の仲です。
また、イスラム教徒とキリスト教徒、キリスト教徒とユダヤ教徒も仲がよろしくはありません。
でも、根っこはユダヤ教で、キリスト教はユダヤ教の中から出てきましたし、イスラム教はキリスト教の中から出てきています。

根っこが同じなのに、憎みあっているのはなぜでしょう。
教義の解釈をめぐる相違なのです。
大抵、教義はどう解釈されてもいいように作られるものなんです。

ですから、穏便にも過激にも解釈できうるのでしょう。
とっても過激に解釈するのが原理主義というヤツです。
人の世界は、穏便なのと過激なのとが争うと、過激なのが勝つ場合が多いのです。
この今の世の中で、原理主義が勝りがちとなるイスラム教はこの先どうなるのでしょう。
でもどの宗教でもその様になり得ます。

ボクは、宗教でいう「奇跡」「復活」なんて信じるどころか、バカバカしくて思わず赤面してしまうほどなんです。
また、いまだ進化論を否定する大宗教に、あきれて物が言えません。

戦前・戦中、日本は国家神道を崇める宗教国だったのです。
天皇を現人神として崇めていました。
戦後になって、大半の人は手のひらを返すように崇めるのを辞めました。
日本人らしいです、その節操の無さは。

日本は国内に宗教による紛争を抱えていない、数少ない国の一つです。
隣国の韓国ですら、キリスト教徒の増加で軋轢(あつれき)が増してきています。

日本人は他民族と比べ、宗教心が薄いのかもしれません。
長い間、キリスト教の攻勢に晒されながら教徒数はそれほどではありません。
他の国で、こんなブログを書いたら殺されるかもしれない・・・と思うのです。

宗教心の希薄な日本人が世界の範となり、脱宗教を成し遂げられるのかもしれません。
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