アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#1127 作家 辻井喬

2012年12月06日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
今年、文化功労者を受賞しました。
実業家、堤清二のペンネームです。
作家、詩人として活躍しています。
このマチでは作家としてより、西友社主としての堤清二の方が通りがいいのです。

駅前再開発ビルの主要テナントとして、西友ストアが入っていました。
再開発組合や市の幹部が何度も交渉して誘致に成功しました。
そして彼等は堤清二がこのマチに思い入れが深いというのです。
ボクはそんなことあるわけない!って思っていましたけど。

全国チェーンの西友ストアが不振になりました。
全国の不採算店を次々に閉鎖していきます。
このマチのも不採算店です。
でも市の担当幹部職員たちは言うのです。
「堤清二さんはこのマチに思い入れがあるから絶対撤退しないのだ」

そんなわけあるはずがありません。
田舎役場はへんな勘違いをするものです。
実業家は義理や人情なんか持ってはいけないのです。
やっぱ、撤退して再開発ビルは閑古鳥が鳴いています。

・・・
堤清二は実業人に向いていません。
西武王国を仕切った父の康次郎はそのことを早くから悟り、後継に異母弟、義明を指名しました。
清二はそのことが幸いし、西武王国崩壊の直撃から逃れることができたのです。

清二は実業人として活躍する暇(いとま)に、詩人、作家として成功しています。(清二にも西武の一部が与えられています)
ボクは辻井喬の小説を読んだことがありません。
どうもボクと肌色が違うように感じるのです。

詩集を少しだけ読んだことがあります。
ボクは詩を解することができませんが、詩を見て詩人の感性に驚くのです。
辻井喬の詩も、ボクの感性を遠く飛び越えた、清冽なものに思えました。

日本での詩人の地位はそれほど高くありませんが、中国や朝鮮では昔から神のように崇(あが)められています。
ファンに言わせると、辻井喬はきっと神なのかもしれません。
いまだに根強い人気があるのだそうです。


この記事についてブログを書く
« #1126 作家 荒巻義雄(下) | トップ | #1128 住民訴訟結審(上) »

教育・文化・芸術・スポーツ」カテゴリの最新記事