アナーキー小池の反体制日記

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#4280 贈収賄事件発覚

2022年12月14日 | 犯罪と防犯と審判

先般、南富良野町長がワイロを得たことで逮捕されたかと思いきや、今度は紋別市の幹部職員が市の業務委託事業をめぐり、賄賂を受け取ったとして逮捕されたのです。

この紋別市の事件で幹部職員は、特定の会社に受注させるため、公募条件を限定していたことがわかりました。

紋別市観光連携室長、岩井智広容疑者は去年、市が発注する避暑地化推進計画の業務委託事業をめぐり、特定の会社が受注できるように便宜を図った見返りとして、東京の会社役員、中島和彦容疑者から現金18万円を受け取った疑いが持たれています。

業務委託は、公募型のプロポーザル方式で行われましたが、その後の取材で、岩井容疑者は中島容疑者の知人の会社が受注できるように、参加資格を紋別市内に本店や支店がある会社に限定していたことがわかりました。
受注した会社は、公募の前に紋別市内に支店を開設していて、警察が癒着の実態を調べています。

プロポーザル方式(企画競争)入札というのは、「技術的に高度」もしくは「専門的な技術が要求される」業務の発注に使われる発注形式です。業務を受注したい事業者は一定のテーマに基づいて金額や方針を提案し、発注者は提案された内容を総合的に評価して受注者を決定します(なお募集方法によって「公募型」と「指名型」がありますが、この事案に関しては公募型でした)

プロポーザル方式は多くの利点がある一方、新たな官製談合の受け皿になりうる、との指摘が成されていました。発注者側が恣意的な入札参加資格条件を付すことにより、極端には1社限定となりうるのです。紋別市の事件、まさにこの極端な例でした。

お粗末でした。

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