アナーキー小池の反体制日記

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#1573 記し継ぐべきこと ④ 恐喝事件住民訴訟判決を反故に(上)

2014年10月31日 | ボクの思い・信条・理念
例の、生活保護費2億4千万円恐喝事件の損害賠償の住民訴訟で、1億3千5百万円の損害賠償を3人に求めるよう判決が確定しましたが、市は市議会に損害賠償を求めないとする議案を提出したのです。
1億3千5百万円はいらないよって、言い出したのです。
そして市議会は賛成多数で、1億3千5百万円はいらないよって決めてしまったのです。

ボクは当局が、また、議案に賛成する各会派が言う、市役所全体の責任であり、職員等による補填で実質的な損害が補われている、との主張に大いに反発するものです。
まずこの事件は、詐欺事件ではなく恐喝事件です。
恐喝に屈した背任事件です。
職員の中にも、自分がその立場なら2億4千万円を垂れ流すことはあり得ない、と断じる人が結構いるのです。
職員みなが臆病者だと外部から見られることを、恥だと感じているのです。

議事録の中に、警察に相談したら刑事事件として取り扱うことができるのか市の判断が必要、と言われたとあります。
最終的には、警察が詐欺を認めて逮捕したのだけど、市は逮捕の当日までお金を渡したとのこと、市は最後まで詐欺事件ではない扱いを続けたのです。
ボクは思うのです。
警察は明白な刑事事件にしろ、って思っていたと思うのです。
ごろつきを刺激したら、脅迫や強要の事実はすぐに作れます。
2年の間ただ、ご無理ごもっとも、と逆らうこともなくお金を流し続けていたのです。
ただの一人の職員も立ち向かわなかったことを、情けなく思います。
警察は、職員がごろつきに立ち向かい、一発殴られることを、ないし土下座をさせられることを期待したに違いありません。
現に、そうしたごろつきにはこうした別件で逮捕し、拘留中に悪事を暴く手法は結構使われているのです。(少々下品ですが)

市当局は、恐喝により生じた損害を職員が負担することについて、職員の理解を得た、とあります。
ボクは当時職員だったのですが、職員の多くは反対していました。
当局が言うように、市になんら過失がないのであれば公金で補填できるはずだ、との意見。
関係者による補填が先だろう、と言う者。

ボクは、事件が発覚して間もない平成20年2月17日”#89 2.38事件続報”で見解を発信しています。
福祉事務所長2千万円、副市長5千万円、市長残り1億7千万の損害賠償がふさわしいと。
今でもこれが一番ふさわしいと思っています。
ちなみに2.38事件とは被害額が2億3千8百万なので、2.26事件にまねてつけたものです。

いろいろの意見がある中、いつの間にか当局が労働組合と、給与による補填を決めてしまっていたのです。
ボクは組合員でありませんので、そのあたりの経緯については知りません。
ただ職員の多くが、もろ手を挙げて賛成したのではありません。

続きます。
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