アナーキー小池の反体制日記

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#3420 ボクの思い ⑨ 10代のボクはマルキ(シ)ストだった

2020年06月14日 | ボクの思い・信条・理念
50年も60年前のボクは、マルキシズムにシンパシティーを覚えていました。
小学生のころですら、アメリカよりソ連に肩入れするような物言いをし、周りから不信の念で見られていたことを自覚していました。
資本主義より社会主義、特に共産主義が優れているように思えていたんです。
まぁ、今でも資本主義はロクでもない妄想だ!って思い続けてるのは間違いないけど。

18歳か19歳のころに転機が訪れました。
マルキシズムで言うところのプロレタリア独裁、が害悪だ!って確信したんです。
プロレタリア独裁を経なければマルキシズムでいうところの理想社会にたどり着けないし、どうも世界の共産主義国のプロレタリア独裁はナチズムと同様、むごたらしい殺戮が伴う、って当時の共産主義国は示していたんです。

政治思想としても経済理論としても共産主義は資本主義より優れているはずなんだけど、その独裁を務める者、指導者がヒトラーと同様な権勢欲の塊人しかなれない仕組みに絶望しました。

当時、ボクと同様な思いをした若者はいっぱいいて、その多くは共産主義を捨てず、その責をスターリンの個人的資質の問題、ととらえ反帝国主義・反スターリン主義を掲げる全共闘などに横滑りをしたんです。
ボクはスターリンの悪事をマルキシズムの持つ構造的欠陥、と捉えましたから共産主義そのものを捨てました。

・・・
共産主義は理想的な経済理論です。
そして共産主義を信奉する人たちも総じて善良なんです。
この矛盾に満ちた世の中を何とかしたい、との思いで活動されている姿には今でも敬意を持っています。

ただどの世界でも同様なんだけど、トップに立とうとする者はやたら権勢欲が強いもんになっちゃうのです。
思想の問題ではないんです。
権勢欲が極端に強く権勢欲を満たそうとする者が、どのような体制のトップにも就きがちなんです。

思想なんてどうでもよくて、トップになりやすい思想にかぶれたふりをするんです。
そんなヘナマズルい政治屋ってこの世の中にゴマンといます。
政治屋だけではなく商売人も役人も、です。
強欲で、声の大きな者が上に立つ風潮が・・・

ボクはいまだマルキシズムにシンパシティーを感じているんだけど、世の中の強欲な人たちを眺めるに、こいつら絶滅しなければ理想世界なんて実現しようがない、って諦念してます。

そもそも強欲な輩どもは、理想社会なんて、って嗤(わら)っちゃってるのを承知してますが。
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