アナーキー小池の反体制日記

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#543 勤め人時代(16)道路の仕事①

2010年11月21日 | 勤め人時代
勤め人シリーズに戻ります。
昭和49年から54年まで都市計画課公園緑地係で公園造成に携わりましたが、54年から62年の8年間は土木課建設係でした。
ボクが職に就いた頃、多くの市道が舗装されていませんでした。(舗装されていると思い込んでいる人もいますが、その大半は防塵処理という砂利道の扱いを受けているものです。それはいまでも存在します。また、舗装されている市道の多くは簡易舗装という暫定的なものです。でも、この章では簡易舗装も舗装の扱いをします。)

ボクが勤めてから20年くらいで多くの砂利道が舗装道路に変身しました。
砂利道を見かけるのが珍しくなったほどです。
路線により舗装にすべきかどうか迷う場合もありますが、当時は沿線に住む住民から早く舗装にして欲しいとの声が殺到していました。
マチなかはもとより、農村部の行止まり道路まで、いろんな手法を駆使して舗装したものです。
舗装道路は単に表面にアスファルト舗装をすれば足りるということではありません。
頻繁な通行に耐えるための路盤砂利を入れ、なおかつ冬期間凍れ上るのを防ぐため凍上抑制層という砂利も入れなければなりません。
アスファルト舗装と路盤、凍上抑制層で合計1mほどの厚さが必要なのです。
寒冷地特有な工法なのですが、暖かい地方では半額くらいのお金で仕上がります。

道路造成は建設省(現国土交通省)、農林省(現農林水産省)、防衛施設庁(現防衛省)の補助金を得ながら進めました。(まだ他にあるのかもしれません。)
いま脚光を浴びている事業仕分けで整理されているのかもしれませんが、各省庁が守備範囲を広げるため努めた成果?です。
ボクは最初、建設省と防衛施設庁の国庫補助を受けた事業を担当しました。
紛らわしいことに、建設省所管の道路造成国庫補助には2種類あって都市計画道路とそれ以外の道路に分かれています。
市ではその2種類の道路造成が違う課で行うことになっているんです。
都市計画道路は都市計画課、それ以外の市道は土木課が行うことになっており、ボクは土木課に配属されましたので都市計画道路以外の道路造成を担当します。(後に都市計画課に配属され都市計画道路も担当することになります。)

建設省所管の補助事業では、市内全域の道路造成を経験しました。
マチの中から郊外の行止まり道路まで多種多様です。
マチ中のは歩道付きの道路を、郊外のは歩道がつきませんが、交通量などにより道路幅がそれぞれ違います。
国庫補助事業は手続き、根拠等の資料が必要です。
逆を言えば、そんなのがそろえば補助を得られるのです。

続きます。





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