一般会計の歳出・歳入の質疑が全て終わりました。
「決算審査」というのは、やりなおすことができない「過去の話」についての審査です。
「過去」は、やり直すことはできないけれど、その年度の事業や予算の執行状況を、いろいろな角度から見直すことで、「現在」や「未来」につながる方向性が見えてくることもあります。
なので、決算委員会のなかで、「現況について」「今後の方向性について」という委員の質問があり、それに対する答弁があり、「答弁を受けての要望や意見が述べられる」ということもあります。
「決算審査だから、昨年度の事業からはみ出す議論はNGというわけではない。決算審査の中での意見を今後の行財政の中に活かす。」というのは、議会全体と執行機関も含めての共通認識になっていると思っています。
しかし、そうであったとしても、「昨年度の決算認定」の付託を受けた委員会での質疑が、たとえば「昨年度ではなく、今年度に入ってから起きた出来事、または事業の是非」を直截に問うものであったりすれば、「それは、本委員会の趣旨にはなじまない」と言わざるを得ません。
「現在」「未来」についての議論にふたをするものではないが、「昨年度の決算」をテーマに論じるというということ。・・・で、委員の質疑を受けて議論の整理をさせて頂くことがありました。
委員長席は慣れない場所で、なかなか疲れます。
明日は、国保など特別会計、水道・病院事業会計の決算についての質疑です。