「上空からの防災視察」ということで、大阪市消防局の防災救助用のヘリコプターに乗って、空から市内を一望しました。
泉大津市消防長より市議会議長宛に案内があり、議員の希望者の参加ということでしたが、日本共産党市会議員団は、せっかくの機会なのでと、全員参加。
八尾から泉大津のフェニックスまで5分と聞いて、びっくりでした。
約15分で、泉大津から和泉、岸和田、貝塚、・・・あっというまの約15分間。約300メートルの上空から、街の姿を見てきました。
今回の視察は3・11の東日本大震災の経験をふまえ、「東南海・南海地震による津波被害が危惧されていることから管内情勢の把握」を目的としたもの。
私は6月、9月議会の一般質問で、「防災問題」を続けて取り上げました。
6月は、「泉大津地域防災計画」を読み直して、特に問題だと感じたこと。
9月は、7月の岩手県陸前高田市への訪問から、緊急に取り組むべきだと考えたこと。
今の、「津波ハザードマップ」では、津波浸水地域は主に、南海本線より西側となっていますが、果たしてそれでいいのか。東北3件の沿岸部では「まさかここまではこないだろう」と思っていたところで被害にあい、また悲惨なのは指定避難所が、避難所もろとも流されたところもあったこと。
特に川を遡上、逆流する津波が街を根こそぎ飲み込んで行きました。
陸前高田市で、最も深いところでは、海岸から7キロメートルの山際まで浸水したという話を聞いてきました。
6月議会では、民間の施設も含め「津波避難ビルの指定」を求めました。「耐震基準を備えたビルの選定をしている」との答弁でした。
9月議会では、「川に挟まれ、高台のない泉大津。隣接する和泉市との連携・協議は?」と尋ねました。
空から見た泉大津は。まさに平ら。(わざわざヘリに乗らなくても、そのくらいわかるだろうって言われそう・・・でも、実感でした)
手前が大津川、右手に泉大津駅前のアルザ・タワーが見えます。
忠岡方面からの帰りです。
「やっぱり避難ビルの指定を急がないと・・・」と実感した空からの視察でした。