こんにちは! ただち恵子です

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ほぼ全ての世帯の国保料 引き上げ案 委員会で可決

2019-03-04 18:29:48 | 市政&議会報告
国保料引き上げ案が付託された厚生文教常任委員会協議会が開かれました。


保険料の最高額を89万円から93万に。

年に93万円の保険料を10回払いで、1ヶ月に9万3千円も支払う世帯。

そんなに余裕のある高額所得者ばかりではありません。

所得600円程度でも、家族構成によってはこの金額になります。


おそらくは高校生や大学生の子どもさんのいる世帯。そして高い家賃、または家のローンを抱えている世帯。

「国保料を払うために・・」とダブルワークで、夜中のアルバイトをしていたお父さんの話を聞いたこともあります。


「限度額を引き上げるのは、低所得、中間所得の世帯の負担を少しでも緩和するため」という説明です。

どれだけの緩和か?1世帯あたり、年間で770円程度にしかなりません。


所得のない世帯も含めて、ほぼ全ての世帯で保険料があがります。


大阪府の「統一保険料」に合わせて、毎年毎年引き上げ。長年続けてきた市独自の減免制度はバッサリとほとんどを廃止。


市内約3万世帯のうち、3分の1。約1万世帯が国保加入世帯です。

今は、社会保険でも、退職後、ほとんどの人が一度は国保の加入となります。


今日の委員会の中で例を出しましたが、たとえば「40代の夫婦と子ども二人 所得250万」の世帯の国保料は年間51万にもなります。

税込み約30万円の月収で、51万を10回払い。国保料だけで毎月5万1千円。

同じ所得で、サラリーマンの協会けんぽなら、年間に21万円程度です。


社会保険に比べて、国保料があまりに高いので、様々な事情で会社をやめても、国保加入手続きをためらい「無保険」になっている場合もあります。


「持続可能な制度」などど言って、保険料を上げ続けている場合ではないと思うのです。


国保加入世帯の皆さん、一緒に声をあげましょう。

社会保険の皆さんも、「明日の我が身」です。一緒に考えてください。


日本共産党は「全国知事会も要望している国の責任で公費1兆円投入で、均等割り・平等割廃止で、協会けんぽ並みの保険料に」と提案しています。

それを国に求めつつ、市もこれまで「国保会計の赤字解消にために」と一般会計からの繰り入れをしてきたのですから、せめて同規模の繰り入れを続け、加入者の負担をこれ以上増やさないようにすることを求めます。


委員会では、「反対」は私だけで、賛成多数で可決しました。
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