こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

駅前新図書館の値段・・・予算委員会報告②

2021-03-14 20:27:13 | 図書館問題

3月31日で現図書館は閉館。

HP上では「3月31日から臨時休館」とあるので、しばらくの「臨時休館」の後に、また開けてくれるのかと思われるかもしれない。

実際は、そうではなく、「現図書館は3月末で閉館」です。

そして「新図書館のオープンをお楽しみに」と、同じくHPにあるが、「いつまで待てばいいのか?」の説明もない。

あまりに不親切ではないだろうか。

「現図書館は3月末で閉館。新図書館は9月開館」ということを、せめてお知らせして欲しいということも予算審査のなかで伝えた。

市のHP、トップページの「新図書館シープラの情報はコチラ」というバナーをクリックしても、「夢の中ラジオ」しか出てこない。

 

ところで新図書館の、お値段は?

設計、工事、20年間の家賃、そして引っ越し代、そして看板に100万円。合計約15億6600万円。

これに、20年間の契約期間満了で撤退するときには現状復帰、もとどおりにして返す費用がかかる。

 

「直近で建設した他市事例では、建設整備費用のみで約10億円・・・これに対しまして、賃貸借の場合につきまして、内装費用工事費等が中心となるため、整備費用を低く抑えることができ、また、建設後の建物の改修費用や修繕料が不要となるため、建設した場合より、将来コストが削減できるのではないかと考えております。」という答弁もあった。(2018年6月 教育部長答弁)「・・・・ではないか?」と考えていたのかもしれないが、どう考えても「将来コストが削減できた」とは思えない。

 

そして何より、わずか18年余りしか使えない図書館だということ。

今の図書館は、市のものだから、閉館する日まで図書館の役目を果たすこそができる。

賃貸では、契約期間のギリギリまで使うことはできない。

現状復帰の工事にかかる前には、膨大な本をどこか別のところに移さなければならない。

「どこか別のところ」が見つからなければ、その時点で、新たに建設しなければならない。

今年の秋、新図書館がオープンしたころに生まれた赤ちゃんが、高校生になるころには・・・・

そう考えると、とてももったいないお金を使い方をしているとしか思えない。

それでも「駅前がいい」と、多くの市民は願うのだろうか。

 

これだけの費用をかけるなら、公民館との複合施設ができたはずだ。

自然の採光を活かし、新図書館の魅力として言われている「交流のスペース」「自習室」も備えた施設は、公民館との複合化なら実現する。

泉大津の文化活動のシンボルにもなる、100年でも使える「図書館&公民館」ができたかもしれない。・・・というより、それが今も変更されずにある、市の「公共施設適正配置計画」に記載がある唯一の施策。

 

 

図書館の蔵書のことについては次回に。

 

明日は、予算委員会の5日目。国保、介護など特別会計と、水道、病院会計の質疑。

明後日は、委員会での態度表明と採決です。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今度こそ「ほんとうの市民参... | トップ | 国保料 子育て世帯の減免の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

図書館問題」カテゴリの最新記事