こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

図書館の蔵書数・・・・予算委員会報告⑦

2021-04-04 19:59:09 | 図書館問題

3月のブログ記事を、さかのぼって見ていて「図書館の蔵書数について後日」と書いたまま、「後日」の記事がないことに気が付きました。

駅前に9月にオープンする図書館(9月の何日かは、まだ知らされていません。)は、「固定概念にとらわれない図書館」と言います。

 

新しい魅力のある図書館は結構ですが、図書館の本来的な役割、存在意義は、「資料(本など)の収集、保管、市民への提供」です。

それを、おろそかにして、「固定観念にとらわれない」とか「新しい図書館」とか言っても、ナンセンスです。

 

どんなスキルの高い司書さんがいても、そこに本がなければ、利用者の要望に応えたレファレンスはできません。

だから、専門家が集まって作った「図書館整備基本構想」でも、現状の蔵書数とともに「望ましい蔵書数」を掲げています。

 

市長が、12月の市長選挙直前のオンライン演説会で「図書館の本は、7万冊⇒16万冊」と言っていることをブログに書いた。コチラ

「基本構想」をお読みになっていなのか?

それとも、わかった上での「嘘も100回言えば・・・」と言わんばかりの広告か?!

 

実際の蔵書数について予算委員会で確認した数字は以下の通り。

 

2017年度 一般書 17万冊 児童書 7万冊  合計 24万冊

2020年度 一般書 12万5千冊 児童書 6万冊 

新図書館予定 一般書 14万冊 児童書 4万4500冊

 

煩雑なので、2017年度、2020年度の、千以下の数字は切り捨てました。

2020年度に大きく減ったのは、現行図書館の蔵書から約1万冊を、学校教育図書館、幼稚園、保育園等に13000冊、約5万冊は古くなった等で廃棄処分されたとのことです。

 

つまり、2017年、「構想」の基準となった時点より、蔵書数は約6万冊減っている現状から、新図書館は、その蔵書数よりもさらにやや減るということです。

「本は2倍に」というのはウソです。

施設の「許容積載荷重」から、その程度が限界のようです。

 

「まちぐるみ図書館」という構想で、公民館や学校図書館などをネットワークで結ぶなかで、トータルで日本図書館協会が示し、泉大津の「構想」に掲げた基準に「あと10万冊足りない」状況からの充足を求めました。

 

この議論は、予算委員会4日目の午前、「教育費」のなかでしています。よろしかったら視聴してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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