こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

本日の議会運営委員会

2012-03-14 20:40:28 | 市政&議会報告
明日の市議会定例会最終日の運営について確認した他、5月の臨時議会、6月の定例会の日程も確認した。

定例会は年に4回。一年12ヶ月、365日のうち、「たった4回」だが、実感としては、すぐに次の議会がやってくる。
5月は、別名「役選議会」で、議長・副議長初め次年度の議会諸役員を決めるのが、主な目的。したがって、次の定例会まで、3ヶ月。明日が終われば、早速、今議会の報告を作り、次への準備に。

それにしても、明日の定例会最終日を控えて、釈然としない思いがある。
市立病院の経営形態についての検討が、今されている。
9月決算委員会でも、また9月、12月の本会議での一般質問でも多くの議員から質問があり、「今年度中に一定の結論を示す」と答弁されていた。

「今年度中に・・・」ということは、常識的に考えて、「3月議会開会中に新年度施政方針、予算案とともに示す」という意味だと受け止めてきた。
市立病院の今後のあり方をどうするのか?それは、市政全般、また市の財政運営にも深く関わるからだ。

ところが、市としてのまとまった考え方は、今の段階でも示されていない。
5日から昨日13日まで開かれていた予算委員会の中でも「鋭意検討中。3月末までに示す」という答弁が繰り返された。

今年度の病院の収支不足を補うために、一般会計からのかなりの繰りだしを追加する必要があるとも言われているが、その補正予算も提案されていない。
予算委員会の中で、ひとりの委員の質問に「専決処分もあり得る」との答弁がされた。

隣室で傍聴していて、「それはないでしょ!」と思わずつぶやいた。
市長の専決処分は、議会閉会中に次の議会まで先送りすることができない事柄について市長の権限で「専決」し、直後の議会で報告される。

災害など、予期せぬ事態に対応するため議会の議決なしに、執行権者の権限で専決することは認められているが、病院への必要な繰り出し(現時点で見込める)がなぜ「専決」に値するか?

発言者の「議会軽視」という発言は、まさにその通りだと思う。

きょうの議会運営委員会でも、その問題提起がされた。
予算委員会は終結しているので、委員長としては難しいところだったが、委員の意見を聴いてから、議長の発言を求めた。
議長からも「専決処分の乱用は慎むべき」という申し入れを、理事者に行うとの表明があった。

議会が議会としての役割を果たすことを、しっかりと考えていかなければならない。
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