こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

図書館駅前移転計画・・・・疑問はますます大きく膨らみます

2019-08-30 22:13:24 | 図書館問題
厚生文教常任委員会協議会が開かれ、傍聴しました。

午前中の会議の中で半分以上の時間が「新図書館整備の進捗状況」についての議論でした。

そこに示された資料については、委員として出席した森下議員のブログを参照してください。


資料に基づく市の説明の前に、委員長が「図書館をよくする市民の会」のチラシについて「事実かどうか」の説明を求めるという異例の展開。


求められて発言した担当者は「事実」について述べる前に「掲載されている内容の多くは、市の見解とは違う」と発言。


「駅前に新図書館を」と進めている行政の視点からは、「市の見解と違う」ということですが、意見を表明している市民の視点からは「市が進めようとしていることが、私たちの願いとは違う」ということです。

「泉大津市参画と協働の推進に関する条例」という立派な条例に反して、市民の意見を聞いてこなかった結果、今、「市の見解」とは異なる市民の声があがっています。

「ワークショップ、団体ヒアリング、パブリックコメントなどで市民の声を聴いた」と今日の委員会での委員の質問にも答えていました。

しかし、「移転ありき」で計画を進め、「移転を視野に入れ・・」と言いながら、他の選択肢は示さず、「市の見解」と異なる意見は切り捨ててきた。ここに今、市民が「会」をつくって声をあげている背景があります。


「駅前に新図書館を賃貸で整備すること」についての是非は、議会にも市民にも一度も問われることなく、行政の判断で進められてきました。

しかも、行政が策定し、市民に公表した「計画」を無視して。


「駅前に図書館があれば便利でいいと思う」という意見の方にも、施設の改修費、賃貸料など、わずか20年の賃貸の図書館のために投入を予定している莫大な財政負担、議会で答弁された金額を言えば、「びっくり!」「知らなかった!」と言われます。

「それでも駅前がいいと思う」と言う方は少ないように思います。


6月議会の一般質問の際、移転を予定している施設の登記簿を入手し「19億円余の根抵当権が設定された物件で、20年間の賃貸借が全うできる保障があるのか」という疑問を表明しました。

その件についても今日の会議で問題になっていましたが「所有者が(図書館を予定している4階部分の)区分登記を行い、賃貸借契約も登記することを債権者が承認することで20年間の賃貸借権は保障される」という趣旨の答弁がありました。

20年間の賃貸借契約を結ぶということは、20年間賃貸料を支払い続けることを議会が議決することが前提です。

さらに図書館として使用するための、改修工事を行うことが前提です。

賃貸料5千万も、工事費6億円も、私の質問に対する答弁として出された数字であって、議会としては今まで、一度も議論したことはありません。


3月議会である案件について「予算審議の前に、新年度予算案に含まれる事業についてホームページで公募した」ことを、「議会無視」だと指摘され担当部長、副市長が謝罪するということがありました。

それが「議会無視」であるなら、今の新図書館整備の事業の進め方は何なのか?

「20年間の賃貸料10億円、改修費用6億円」について何の議論もないままに、既成事実が作られていることに黙っていていいのか?


あらためて疑問が大きく膨れ上がった委員会協議会の傍聴でした。
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