~沢内村(現西我賀町)が教えてくれること~
岩手県の沢内村、「豪雪・貧困・病気」の山村から、日本で初めての老人医療費無料化が始まった。1960年12月。
老人医療費無料化は「老人の生存権」、憲法が保障する人権、「国がやらないなら国は村がやる。国はあとからついてくる。」と、当時の深澤村長の予言どうり、10年余り遅れて国の制度がスタートした。国が財政的な理由で、制度を廃止しても旧沢内村は無料制度を続け合併後も、現在の西和賀町に引き継がれている。
町立西和賀さわうち病院事務長の高橋光世さんの言葉より。
「(国の)失敗の原因は『無料化』だけを真似たからです。その結果、医療費の増嵩を招いた。沢内村は『無料化』と併せて、病気にならないための『予防活動』をセットで実施し続けたのです。」
「予防活動」は、保健師の訪問など保健活動を骨格とする沢内板「元祖地域包括医療」、その拠点が人口約6千、高齢化率46%を超える西和賀町が運営する40床のベッドをを持つ町立病院。
著者;高橋典成
高橋和子
企画:大阪社会保障推進協議会
発行所;日本機関紙センター
岩手県の沢内村、「豪雪・貧困・病気」の山村から、日本で初めての老人医療費無料化が始まった。1960年12月。
老人医療費無料化は「老人の生存権」、憲法が保障する人権、「国がやらないなら国は村がやる。国はあとからついてくる。」と、当時の深澤村長の予言どうり、10年余り遅れて国の制度がスタートした。国が財政的な理由で、制度を廃止しても旧沢内村は無料制度を続け合併後も、現在の西和賀町に引き継がれている。
町立西和賀さわうち病院事務長の高橋光世さんの言葉より。
「(国の)失敗の原因は『無料化』だけを真似たからです。その結果、医療費の増嵩を招いた。沢内村は『無料化』と併せて、病気にならないための『予防活動』をセットで実施し続けたのです。」
「予防活動」は、保健師の訪問など保健活動を骨格とする沢内板「元祖地域包括医療」、その拠点が人口約6千、高齢化率46%を超える西和賀町が運営する40床のベッドをを持つ町立病院。
著者;高橋典成
高橋和子
企画:大阪社会保障推進協議会
発行所;日本機関紙センター