忘れることができない、この日がめぐってきました。
28年前。議員1期目の終わりでした。
その日の朝、赤旗日刊紙の配達で自転車で街を走っていました。
マンションの4階から、神戸の街が燃えているのが見えて。
家の近くのブロックの塀が崩れていて。
家に帰ると当時、中学生と小学生だった娘たちが、テレビの前に寄り添っていました。
その日は一日、一人暮らしの高齢者の皆さんの安否確認で走り回りました。
兵庫県西宮に住む友人と連絡がとれるまでの時間の長さ。
災害を我が事として捉えた、私にとっては初めての体験でした。
そのことも思い起こしながら、夕方は松ノ浜駅前でマイクを持ちました。
空気は凍るように冷たいけれど、人の視線は暖かく、励まされる思いでした。