昨夜10時から、NHKのドキュメンタリー・ドラマを見ました。
熊野以素さん原作「九州大学生体解剖事件70年目の真実」のドラマ化。
軍の命令による米国捕虜の「手術」、実は生体解剖実験。
心ならずも、その場に身をおいて、悩み苦しみ、終戦後の戦争犯罪を裁く裁判で「死刑判決」を一旦は受け入れた主人公の、長い時を経た言葉が、タイトル。
どんな状況であっても、どれほど抵抗することが困難であっても・・・・「しかたがなかったと言ってはいけない」。
それは、とても重い言葉です。
今、目の前にあること、目をそむけたいと思う事。
・・・力及ばず、現実に流される結果となったとしても、その結果に対して、自分の責任を果たしきることができたかどうか。
いつも、いつまでも問い続けていく人としての誠実さ。
それは時を経てこそ、輝くものなのかもしれない。