こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

自治体財政を「家計簿」に例えることの無理

2014-01-22 23:12:06 | つぶやき
昨夜から3夜連続で、タウンミーティングが開催されている。

今日は地元の北公民館だったが、すでに予定が入っていたので、昨夜、市民会館での初日に参加した。

市長のあいさつのあと、自治体財政について財政課長から、市立病院の現況について病院事務局長からそれぞれ説明があった。

市長のあいさつのなかで、「市立病院が果たしている役割」について、「歯科医師会と連携した口腔ケア、子どもの虐待防止に出産前から母親への支援に取り組んでいること、発達外来」など、福祉・保健など行政の各機関との連携によって取り組んでいる事業が多くあり、もし市立病院がなくなれば新たにお金と人手をかけて事業を立ち上げなければならないこと、健康福祉部長として自ら体験した新型インフルエンザへの対応など、具体的に語られた。参加者のなかに、たまたま知人がいたが、帰りに「病院のことがよくわかって来てよかった」と言っておられた。
病院事務局長の説明のなかで「病院管理者は小児科、院長は産婦人科のともに女性のドクター。“女性と子どもにやさしい病院”にふさわしい体制。病院管理者の就任にあたって、さらに「“高齢者にやさしい病院”をめざす」と言われていることが紹介された。

市財政の問題を短時間でわかりやすく説明することは、とても難しい。担当者の苦労はわかるが、自治体財政を語るのに「わかりやすく」と家計簿に例えるのは、どうなんだろう??と思った。市の「広報」でも「本市一般会計当初予算を、ご家庭におきかえてみると・・・?」という記事があった。(5月号)

収入の「市税」を「会社からの給料」にたとえる。
地方交付税と国・府の負担金、補助金などは「実家からの援助」に例える。

支出の方はたとえば、扶助費が家計では「医療費・介護費用」に。

家計は、普通は収入が決まっていて、そのなかでやりくりをしなければ「赤字」になるが、自治体財政は事業をすることによって、収入として国や府の負担金があったり、交付税が増えたりする。

自治体財政の「歳出と歳入」の関係は、家計簿の「収入と支出」の関係と全く違う。

「たとえる」ことで、話はわかりやくならない。



明日はタウンミーティングの最終日。勤労青少年ホームで夜の7時15分から。



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