こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

川のある街

2012-10-09 22:30:45 | 市政&議会報告
昨年夏、岩手県陸前高田市を訪ね、海岸に押し寄せた水がはるか山裾まで深く、川を遡った傷跡を見ました。

3・11以後、初めての定例会では「泉大津市は川にはさまれた街」であることから、津波が川を遡及する被害を想定した防災対策を求めましたが、その後に訪ねた陸前高田で見た被害の跡は想像を超えるものでした。

人々の暮らしを一瞬にして押し流していった川の水。
いつもはおだやかに流れ、そこに暮らす人達の憩いの場でもあったことでしょう。
静かな川音は、心癒されます。

泉大津市と忠岡町の境を流れる大津川の防災対策と環境整備について、日本共産党の泉大津市会議員団、忠岡町会議委員団が合同で9月、大阪府鳳土木所長宛に要望書を提出しました。
要望書の全文は以下の通りです。

           要 望 書
                                     2012年9月18日
大阪府鳳土木事務所長 様
                              日本共産党泉大津市議会議員団
                              田立恵子・濱口博昭・森下巖
                              日本共産党忠岡町議会議員団
                              是枝綾子・高迫千代司・河野隆子

 常日頃より、安心安全な市民生活の推進のためご尽力いただき、感謝申し上げます。さて、昨年の東日本大震災いらいこれまでの想定を大きく超える地震と津波の対策の重要性が高まっています。また、台風やゲリラ豪雨での被害も全国各地でおこり、河川の洪水対策も急務の課題となっています。
 泉大津市と忠岡町の間を流れる大津川は、その流域には多数の住民が暮らしており、多くの住民から心配の声を聞いています。また、日常的には大津川は多くの住民の憩いの場となっており、健康で快適な生活をおくるために大きな役割を果たしています。
 そこで、以下の要望をさせていただきます。

1.昨年、堆積土砂調査が実施をされていますが、今年の6月の大雨であらたに大量の土砂が溜まった箇所もあり、現状を再確認、調査を実施し、必要ならば掘削をおこなうなど対策を講ずること
2. 昨年の台風などで上流から流れてきたごみが河川敷や橋げたに引っかかったままになり放置をされている。見た目にも悪く、ごみの不法投棄にもつながるものです。早急に清掃し、ごみを撤去すること
3.河川敷は、忠岡町の公園指定、泉大津市の緑地指定がされていないところは、雑草がひどく、近隣の住民からは不公平だという苦情も寄せられています。除草作業の回数を増やすなど対策を講じること

以上、ご検討いただき対策を講じていただきますよう、よろしくお願いします。


10月17日から始まる市議会定例会の一般質問で森下議員が、「大津川の防災対策と市民の憩いの場としての環境整備」の問題を取り上げます。詳細は森下議員のブログでコチラを。

大津川は私の住む地域からはかなり離れていますが、それでも「健康のために毎朝、ウォーキングしている」という方から「大津川の河川敷の忠岡側はきれいに整備されているのに、泉大津側は草ぼうぼう」という苦情をお聞きしたことがあります。

市民の宝として、かけがえのない自然環境を甦らせるまちづくりを考えていきたいものです。


コメント
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