こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

上下水道料金値上げ・・・なぜ今?!  市民に負担をおしつけるより先にすることがあるはず

2011-09-16 22:28:06 | 市政&議会報告
開会中の議会に上程され委員会付託となった上下水道料金引き上げ案審議の建設水道常任委員会が開かれ、傍聴しました。

市民のみなさんの関心も高く、傍聴席10席は満席。音声傍聴の隣室もかなりいっぱい。
日本共産党から委員会には、はまぐち議員が入っています。

はまぐち議員が資料請求した、府下全市の水道・下水道料金の比較表が委員全員と、傍聴席にも配布されました。
市が提案している料金改定が実施されれば、使用水量20㎥以上では、水道、下水道とも府下トップになることが、一目瞭然。

「引き上げ幅が大きすぎる。」と再考を求める意見が複数の委員からあり、市長が「再検討する。そのための時間をいただきたい」ということで、きょうの委員会は終わりました。

次回の予定は、週明けからの決算委員会終了後、「予定では28日」ということです。

この間、議員団でいろいろ話をしてきました。

何よりも市民が涙ぐましいまでの節水をしていること。
「お風呂の残り湯を洗濯に使い、それがなくまではシャワーですませ、水がなくなったら初めて湯船にお湯をいれる」「毎日水道メーターを見ながら暮らしている」など・・・。
4年前に13%引き上げ、今回、16.1%。つまり、4年前に比べたら1.3倍に
いったい誰が収入が1.3倍に増えただろう。たいていの人は、むしろ収入減。

4年前には「24年には泉北水道は廃止」と言われていた。その後、泉北水道(和泉・高石・泉大津の3市で構成する水道企業団)が存続する方向に。大阪府営水より泉北水道の水は、安い(だいたい2割5分ほど割安)
その費用効果は大きい

その上に、もうひとつの変化は、大阪府営水道が、府下市町村で構成する広域水道企業団にこの4月から引き継がれたこと。
企業団の設立の規約を議会が承認したとき、当時の上下水道局長は「広域企業団になることで、さらなる料金引き下げが可能なる」と説明した。初代の企業庁、竹山堺市長も「今年1年かけて検討する」と言っている。
大阪府営水は、これまで莫大な利益を上げながら、料金引き下げをなかなかしなかった。府議会での日本共産党の10年越しの追及でやっと、1昨年、1t10円の引き下げが実現。今度は、「利益共同体」の市町村が「企業団」を作って運営するのだから、「値下げができるのなら、さっさとするだろう」と、誰が考えても思う。
せめて、その結果を見届けてから、市民に負担を求めるのはそれからだ。
今、値上げにすることに道理はない。

市民の暮らしに直結することを、ほとんどの市民が知らないうちに決めてしまうなんて、許されない

夕方、議員団3人そろって、宣伝カーで町へ。
「市民の皆さん、今、開会中の議会で上下水道料金大幅値上げが議題となっています」と訴えました。
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