足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

堅調な相場が続くが、課題は新年の人気株

2017-12-14 06:23:38 | 投資戦略
米連銀のFOMCが開催中。連銀イエーレン現総裁は2月3日までが任期だが退任が決まっている。
本日は利上げ行われる予定で、市場の見通しでは来年にかけて、あと3回の引き上げがコンセンサス。米国では雇用市場が好調で、経済成長率は順調に上向いている。当面。米国の景気回復を妨げる要因は少ない。
昨日の世界株価はアジアがまちまち、欧州は軒並安であったが、ウォール街ではバイオ、医薬品、製造業、コンピュータが堅調で景気の回復の幅が広がっていきそうである。
一時は懸念されたトランプ政権の運営も、これといった問題を起こさず、現在の好調な相場は新年に引き継がれる。イエーレン連銀総裁の退任後も米国の金融政策には大きな変動もなく、交代のバトンタッチも平穏のうちに行われる。
米国では新年早々には2017年通期の決算発表が行われる。いずれも株価に好影響を与える数字が出てくる。
東京市場の決算は新年1月の下旬から先発組み発表が始まるが、足元で伝わる見通しは事前予想を上回る動きが強い。

東京市場もNY株につられて下値の堅い地合いが続くが、問題は人気に永続性のある銘柄が見当たらず、強気人気は各業界に拡散している。ビットコインを除いては話題性の少ない地合いが続く。
肝心のビットコインは軟調。出遅れた向きには出動のチャンスを提供しているとみる。
いま注目したいのは医薬品、バイオ株である。下値が固まってきた。