足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

"5月に売って、11月に出動”のシーズン

2014-10-31 06:22:40 | 株式
NY株は急騰した。米GDP(第3四半期)が+3.5%と事前の予想+3.0%を上回った。エコノミストの見通しを上回ったのは設備投資、輸出、軍備などが好調であったことだ。大勢のエコノミストが豊かな情報を得て景気の現状を分析するが、足元の景気は実感とはかけ離れた好調な動きをしている。
株価上昇の背景には佳境にはいった第3四半期の企業業績の好調がある。昨日はクレジットの大手ビザ(V),マスターカード(MA)の株価が急騰した。これまで株価はもみ合いゾーンにあったが、好調な決算が株価を押し上げた。
全体の企業業績は70%が事前の予想を上回っている。2008年以来の連銀の金融緩和が着実に広い分野に好影響をもたらしている。相場のリード役はこれまでのハイテク、ヘルスケア、金融から横断的にほかの業種にも広がってきた。ウォール街の人気で東京市場にみられない現象はヘルスケア、金融の好調でいずれも米国独自の業種である。技術革新と金融システムの改善が投資家に確信をもたらせる。
相場は年間でもっとも投資に好ましいシーズンいり(11月~4月)する。ウォール街では「4月に売って一休み」という季節サイクルを利用するのが経験的にベストな投資タイミングであることは実証ずみ。1945年の第2次大戦後、この間の株価の上昇は94%という高い確率がある。米連銀がこれまでの7年間にわたって続けてきた緩和策が成功し、米国経済は自律回復のサイクルいりした。しかし引き続きゼロ金利政策を実行していくあたり、現実を慎重に分析する連銀の行動に株価は全幅の信頼を置く。
東京市場でも好決算が続く。昨日はカルビー(2229)が予想を上回る好決算を発表した。同社の松本会長の経営方針「成長と膨張を間違うな」「Change,or Die!」(変化か死か)という米国の経営手法の真骨頂の実践に成功し2011年の株式公開いらいの躍進を続ける。向こう5年間の成長の道筋が一段と明確になった。成長株であり資産株という2つの顔をもつ、東京市場では数少ない銘柄のひとつである。

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アリババがソニーに関心

2014-10-30 06:09:59 | 株式
注目の米連銀FOMCが2日間開催されたが、今回の声明文はこれまでよりタカ派寄りで 米国経済についての見解は強気であった。これまで問題にしてきた雇用市場も緩慢であるが回復軌道に乗っているという内容であった。
問題のユーロ圏の景気についてはまったく言及がなかった。NY株は声明文に反応して下落したが、引けにかけては下落分を埋め小幅安で終わった。2008年に始まったQE(量的緩和)政策は終わり、今後はゼロ金利の出口戦略を模索する段階にはいる。市場の読み通りでサプライズはなかった。
株価が一時の下落幅を埋めたのをみると、現在の上昇相場は今後も継続するという見方が市場を支配する。長期金利は反転して上昇し、ドル相場は金利高を反映して堅調であった。
今後は目下、好調な発表中の企業業績の方に関心を向け、年末にかけての上昇トレンドを継続するだろう。
今週は米国カリフォルニア州の西海岸アグナビーチでのハイテク・カンファファレンスに招請されたアリババのジャック・マ(馬雲)会長はアップルのティム・クックに次いで演壇に立ち、アップルと様々な面で提携していくことを表明した。
先月の株式のIPO(新規公開)いらい再三にわたっての訪米だが、今回は講演会場の地元のハリウッドに目を向け、映画制作会社の複数の首脳と面談した。
なかでもソニー・ピクチャーズの首脳との間では提携で基本的に合意した。米国よりも市場の大きい中国との協業はソニー側には願ってもないことだ。アリババは豊富な手元資金があり映画会社を傘下に収める意向もみえる。先にアクティビストのダン・ローブがソニーに分社化を求めたが拒否された。
アリババはソフトバンクの孫社長とも思いは同じで、共同でハリウッドに攻勢をかける可能性がでて来た。
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NYダウ平均が1万7000ドルの大台。ネットとバイオが牽引役。

2014-10-29 06:49:59 | 日記
NYダウ平均は1万7000ドル台を回復した。特にナスダック指数の上昇が目立ちハイエク、バイオなどが牽引役になった。背景には目下、発表中の第3四半期の企業業績の好調がある。
フェイスブック(FB)の利益が90%増とサプライズ決算。モバイル関連の好調な広告が目立った。
今週にはいって動き始めたアリババ(BABA)が公開後の新高値$100.67になり$100の大台に乗せた。機関投資家、ヘッジファンドの持ち株が多いだけに市場の空気を明るくした。経営者ジャック・マー(馬雲会長)が公開後、初めて米国に顔を出しウォールストリート・ジャーナル紙のハイテク・カンファレンスに姿をみせた。米国の株式市場の重要性を評価する行動である。アップルとの戦略的な提携を模索している模様だ。アリババの大株主である米ヤフー(YHOO)の株価がここ20日間で20%も上昇した。
アリババの時価総額が一時は米国のシンボルであるウォールマートを上回ったが、時代の流れを象徴する動きである。
東京市場へもNY株の動きが好影響を与えるが、日本株の動きが昨年に比べて元気のないことが気になる。理由はアベノミクスの失速と、目先の消費税の再引き上げを気にするが、政府、日銀が市場の認識を直視して、引き上げ時期を先送りするかどうかが、大きな課題になってきた。すでにヘッジファンドは消費税問題の不透明感を気にして、日本株への投資に見切りを付けた。
ウォール街の人気の復活を牽引するのはインターネットとバイオであるが、東京市場でも部分的にはその動きを反映している。昨日はSNSゲームが動き始めたが、先週、公開されたオプテイム(3694・マ)の公開後の株価の異常な動きは、東京市場でのインターネット関連の先行きを暗示しているのかも知れない。
引き続きSNSゲーム関連のミクシィ(2121)、コロブラ(3668)に注目。
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NY株の目標値の引き上げ

2014-10-28 06:13:39 | 株式
NY株は好調な展開になってきた。
今週は複数のメディアが著名なストラティジストの年内の見通しを紹介したが、大半が年内にS&P500が2,000ポイントを回復、新高値を目指すとみる。ゴールドマン・サックスはS&P500no目標値を2,050とした(昨日は1961.63ポイント)。強気の背景は企業業績の好調で、来年も1株当たり利益は7%増になるとみる。
問題は政治問題の閉塞感だが11月初めの中間選挙で共和党が勝利し、議会運営はスムーズになるという期待感が強い。残る懸念材料は海外でユーロ圏、中国、ブラジルの景気の停滞懸念である。
米国株の上昇は東京市場にとっても最大の好材料である。
アリババ(BABA)の株価が上昇し高値が$98.85と9月の公開時の$99.70の高値にあと一歩に迫った。
今週は幹事会社のアナリストの沈黙期間が解除され、株式の推奨(「買い」「売り」)ができる。
11月初めには公開後、初めての決算発表がある。今週は証券会社ジェフェリが目標値$118で推奨を始めた。中国でのEコマース市場の80%を独占する存在だが、現在は中国人口12億人の25%しかEコマースを利用していない。ジェフェリ証券では10年以内に利用者が倍増し、アリババには成長機会がさらに大きく開けるとみる。
アリババの株価の$100台乗せは時間の問題になってきたが、ソフトバンク(9984)の株価へも好影響をもたらせるだろう。

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NY株に一段と明るさ。、有力ヘッジファンドの円売り

2014-10-24 06:32:44 | 株式
NY株は反発した。前日は153.49ドル安と1日の休養だけで今週は4日間のプラス。
ニューヨークで有力ヘッジファンドを集めたカンファレンス「ロビンフッド・インベスターズ・カンファレンス」が開催された。ポール・チューダー・ジョーンズは米国株には強気の発言、円相場にはショートを続けると語った。この種のカンファレンスのシーズン入りして、個々の銘柄が人気化するアイディアが出てくるだろう。昨日のNY株高の背景はこれまで世界の株価の方向性に影を落としてきたヨーロッパで、製造業に明るい指標が発表されたことだ。ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁の量的緩和への期待感も相場の大きな材料である。
ウォール街では第3四半期の決算発表が佳境いり。ダウ採用銘柄のキャタビラー(CAT)、3M(MMM)の決算が予想を上回りダウ平均を牽引した。引けあとマイクロソフト(MSFT)も予想を上回った。新経営陣がクラウド・ビジネスに力点を置き、利益に貢献を始めた
ウォール街は強気一色ではないが、先週とは大きく変わり強気筋の勢いが慎重論を抑える。9月に公開したアリババ(BABA)が$94.44と戻り高値をつけた。公開後の高値である。公開当日の$99.70を抜くのは時間の問題で、公開時に乗り遅れた投資家が買いをはじめた。
ヘッジファンドのダン・ローブのアリババ論を読むと、この銘柄の魅力についてはいままでの常識を超えるところが多い。この戻り相場に注目をおすすすめしたい。
東京市場もNY株の反騰の人気が相場の上昇の原動力であることは不変である。
これから好決算の発表がはじまるが、その人気を先取りする動きが散見される。
自動車株がリード役であるが、その関連で先に決算発表した日本電産(6594)に注目している。大型M&Aを検討しているが、実現すれが典型的なエレクトロニクスの車載関連になる。
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