足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日本が世界の株価をリードしている・・・1~4月の断トツの成果

2013-04-30 07:27:13 | 株式

ことしの世界の株価の上昇率ランキング(1~4月)のベスト5は日本+34%、アラブ首長国連邦+28%、アルゼンチン+27%、クウェート+23%、フイリピン+20%であった(ドルベース)。

日本を除けばいずれもエマージング市場である。

この数字をみて国際的投資の機関投資家やヘッジファンドは嫌がうえにも日本に再注目を始めるだろう。

日本株を押し上げてきた要因はなにか? 果たして失われた20年の空白を日本が埋めることが出来るのか?―など久しぶりに日本を見直す動きが強まるだろう。

いままで日本株への注目を頭では考え口に出して語りながら実際に行動しているところは多くはい。世界での14月の日経平均の断トツのパフォーマンスをみて決断を迫られるだろう。

昨日のウォール街ではS&P500が新高値をつけ、ナスダックが12年ぶりの高値に進んだ。

ナスダックの12年ぶりというのは2001年以来でITバブルの崩壊の直後である。相場をけん引しているのはヒューレット・パッカード、マイクロソフト、IBM、アップルなど米国の代表的なハイテク企業である。それにヘルスケアのバイオ関連が加わっている。この人気の流れの継続性に関心を持ちたい。

この種の米ハイテク企業にとってここ12年は文字通り失われた12年であった。

個々の企業は手元の豊かな資金を投じて新分野への展開の方向性をつかみ始めている。米国経済にとって技術革新は金融緩和と並んで回復の大きな原動力である。

日米のハイテクの復活はわれわれ投資家にとっては大きな好材料である。

先行き例年のゴールデンウィークと異なる動きを日本株は続けそうだ。

日本株の新しいテーマに技術革新を加えたい。

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製薬企業のR&Dの効率化が材料になる・・・バイオ株が先導

2013-04-29 09:10:31 | 株式

先週末の円相場は98.60円と1週間前の99.33円からやや円高に振れて終わった。

1週間前には100円台乗せも時間の問題とみたが、大台替わりは実現しなかった。

週末の日銀政策会合では目新しい材料はなく月間で7兆円の長期国債を買い増していく路線を確認した。

円をショートしてきたトレダーやヘッジファンドなどは、先週末にはショートのポジションを落し差引きのショートは15%減少した。このままショートを減らしていくのかは不明だが、日米の金利差が先行きの判断の」

大きな要因である。

発表中の企業収益は好調で見通しも久しぶりに強気になってきた。輸出企業は95~98円で先行きの予算を立てている。これ以上の円安は収益のプラスアルファとみており、110円にでもなれば景気回復のスピードを一段と高めることなる。

ウォール街では医薬品株に見直し人気が続く。

大手医薬品企業の特許切れ問題を静かに克服し、これまでのパイプラインから新しい製品が出始めた。最近はパテント・クリフ(特許の崖)がやかましく株価は懸念材料は織り込んだ。業界は製品開発に全力をあげ、最近はR&D(研究開発)の生産性を上げることが課題になってきた。以前は有望な新製品には資金を惜しみなく投じる風潮があったがメスをいれることが業界の合言葉になってきた。率先したのは大手企業だが、その成果が最近の第1四半期に顕在化し始めた。

バイオ大手のバイオ・アイデック(BIIB)の株価は1年で2倍になったが、投資家がR&Dの効率化を見直し始めた典型的な事例である。

このような流れが日本の製薬業界にも見られる。最近の株価のパフォーマンスは自動車、不動産、金融・証券並みになってきたことに注目したい。

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バーナンキ連銀総裁の後継者

2013-04-27 07:51:58 | 株式

NY株は第1四半期の米GDPの発表に反応してまちまちの動きだ。

GDP+2.5%と事前の予想の+3.1%より下回った。政府支出が足を引っ張った。

それでも数値は昨年第4四半期の+0.4%に比べて大きく好転した。

市場の関心は来週金曜日(53日)の米雇用統計(4月)に移る。

昨日の日銀政策会合では物価目標+2.0%を2015年度の早い時期に達成するという見通しが出た。日本の景気の回復の足取りは黒田日銀総裁の明確な舵取りで明確になってきた。

今回の世界経済の回復の大きな貢献者である米連銀総裁バーナンキ議長の去就についは、ウォール街では見方が固まってきた。バーナンキ議長は来年初めに任期が切れ退任はほぼ確実。後任には連銀のイエーレン副総裁が昇格するとみる。これまでバーンキ議長を支えてきた立役者である。現在の金融政策は100パーセント踏襲される。

バーナンキ議長フアンにとっては残念なことだ。

東京市場では決算発表がヤマ場を迎えた。

昨日は野村ホールディング(8604)、富士重工業(7270)がサプライズ決算を出した。

われわれの注目株だけに来週の株価の動きに注目。

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ヤフーの復活が見えてきた・・・決算発表

2013-04-26 05:20:29 | 株式

ヤフー(4689)が決算発表した。1997年の株式公開以来、社長の座にあった井上雅博氏が退任し宮坂学社長にバトンタッチしてから1年が経過、就任後初めての決算発表であった。

業績は事前の予想を上回り、20133月期は売上+13%、経常益+12%とフタ桁台の増収。増益になった。久しぶりに第4四半期の利益が2008年以来、初めて+20%台に乗せた。

わずか1年の宮坂社長の運営がスピード化を前面に打ち出している経営が早くも数字になって現れたのは見事だ。

20143月期の見通しは、これまでのレンジでの業績予想を廃止し、一つの数字を出すことにした。上半期の予想は+15%増収、+6.3%の経常益増である。

利益もさることながらネット企業の評価には売上が重要だけに、売上のフタ桁台の成長はヤフーらしさが戻ってきた証明だ。

宮坂体制に代わって会社の体制に大きな転換を打ち出してきたが、早くもその成果が表れつつある。

3000億円超の巨艦に変化を顕在化してきたのは、ソフトバンク・グループの成長企業らしいスピード感が伝わってくる。

キャシュフローは営業キャシュフローが1393億円、投資キャシュフローが+514億円でフリーキャシュフローは1907億円増加した。成長のための原資が膨らみ今後の展開が期待される。

われわれは米ヤフーと並べて両銘柄に注目していたが、両ヤフー間で復活競争がはじまった。短期的には日本の方に軍配が上がる可能性が強い。

決算後、宮坂体制の力が見えてきた。市場での注目度が高まるだろう。

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日経平均+11%、NYダウ+0.6%、東京市場が際立つ

2013-04-25 07:43:08 | 株式

東京市場が簡単な指標をみただけでも世界で際立った動きをしていることがわかる。

今月に入ってからの株価は3月末比で日経平均+11.6%、ジャスダック+10.5%、マザーズ+25.4%。

売買代金は先月末の18000億円から今月は1日平均が3兆円を超えている。

海外の投資家が動いてはいるが日本株に心底から強気になっているわけではない。

それが証拠に主なヘッジファンドが日本の再生を買うというような長期的な視点で東京市場をみる動きが出てきていない。単なるサイクリカルな相場とみている。

例えばヘッジファンドで一時は最大の資産を誇ったジョン・ポールソンはリーマンショック時に住宅関連商品をショートし、2009年以降は金、銀行に注力してきたが、最近は住宅関連への投資で資金集めを始めた。

外人の日本株買いが本格化といえるには、現在の市場規模からする買い越し額がまだまだ小さい。

相場の先行きのどこかではもっとスケールの大きい動きが海外から出る可能性は十分に考えられる。

ヤフー(4689)に注目している。米国のヤフーはマリッサ・メイヤーがCEOになって市場の評価が一転した。同じように日本の宮坂社長の就任でこれまでのヤフーでない積極的な経営が感じられる。

金融、証券株も最近の相場の活況はまだ織り込んでいない。この調子が続くと業績の回復は次元の異なる数字になるだろう。

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