足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

21世紀の偉大な投資家が失脚・・・・銀行株は底入れか

2011-10-31 07:45:39 | 株式

今週の株価の焦点はまず1~2日の米連銀FOMCである。9月の下旬のFOMCでは期待のQE3(3次量的緩和)を見送り、バランスシートの痛まないオペレーション・ツイストとい長期金利と短期金利の差を縮小する政策を断行したが、相場には大きな反応はなかった。ここ1週間、連銀のハト派のメンバーからはQE3の発動を示唆する主張が増えてきた。先週の米国の景気指標はGDP2.5%と事前の予想の上限に達した。この勢いを大切にしてバーナンキ議長がQE3に動くかどうかが焦点である。

いま一つは金曜日の雇用統計(10月)の数字が関心事である。今回の米国の金融政策はユーロ危機を側面で支えるという行動が求められる。

21世紀の最初の10年間の投信の最優秀運用者に有名なビル・グロスと株式ではブルース・バーコウイッツをモーニングスター社が選定したのは1年前だ。バーコウイッツはバフェット流の運用でファンダメンタル分析を徹底し銘柄を選択して集中投資して成功してきた。波乱期の21世紀初めの10年間を年平均で+14%もS&P500のパフォーマンスを上回るという偉業を達成した。最近は金融株にポートフォリオの4分の3を投じていた。これが失敗し運用資金が半減した。180億ドルの運用資産が90億ドルになり会社を去る。

このことは象徴的なできごとで運用の世界での常識の一部が壊れたことを意味する。

しかし相場にはどこかで合理性が出るはずである。

皮肉な見方であるが日本を含めて銀行株が完全に底打ちしたのではないか?

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10月相場もおわった、NY株は23年ぶりの月間の上昇

2011-10-29 09:16:14 | 株式

波乱の10月相場も終わった。

振り返るとNY株の上昇は目覚ましかった。

月間ではNYダウは+12%、S&P500とナスダックは+13%と強気相場のときの1年分を1ヵ月で達成した。ダウ平均の月間での上昇率は19871月以来のことで1980年代のスーバーブルサイクルの佳境の時期である。

今回のNY相場の上昇の背景にあるのは米国景気のダブルディップ説の否定、ユーロ危機の安定化という2つのシナリオである。

米連銀はせっかくの株高を継続させるために一段の緩和政策を11月はじめのFOMCで決定するだろう。

東京市場だが10月は日経平均+0.04%、Topix+1.0%と不満感の残る相場展開であった。

結果論になるが円高が最大の要因で、このことに対しての政策当局の認識の甘さが原因である。目下、発表中の9月中間決算は好調である。円高を嘆くだけでなく経営者は本腰をいれてその対策を進めていた。NY株とのパフォーマンスの差を日本株は埋めることができるかどうかの決め手は為替相場に絞られてきた。

ウォール街では金融株の復調が目立つ。昨日はバンク・オブ・アメリカ(BAC)の株価が上昇し$7.35になった。ウォーレン・バフェットが8月に資金投入を決めたときの$6.30を上回った。相場の本格的な立ち直りの条件は金融株の復調であるが、東京市場でも売買代金の上位に顔を出してきた。相場の先行きを読む上での強い材料である。

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世界の市場がユーロ首脳会議に賛辞・・・VIX(恐怖)指数が急低下

2011-10-28 07:15:30 | 株式

世界の株価が底入れした。

ユーロ圏での首脳会合での危機対策がまとまり、市場は初めて高い評価をした。ここ1週間の仏、独首脳の超人的でエネルギシュな行動に株価も賛辞を送った。

VIX(恐怖)指数も前日の29.86から25.63に急低下した。相場の心理の落ち着きが端的に読み取れる。

世界の株価の反騰をリードしたのは定石通り金融株である。バリバ、ソジェン、クレディ・アグリコールが20%以上も急騰したほか、ドイツ銀行も+15%であった。

この人気はウォール街にも波及した。モルガン・スタンレーが上昇の先頭に立ち+16%、そのほかシティ、ゴールドマン、バンカメ、JPモルガンが+8+10%と軒並み急騰した。

2009年のリーマンショック後の「夢」の再現を想起させる。

先にバンク・オブ・アメリカ(BAC)に5000億ドル(3800億円)の資金を投じたウォーレン・バフェットの笑顔が浮かぶ。

東京市場でもこの動きを先取りし、昨日は大手銀行株が商いを伴いながら大幅な上昇にはった。

最近のメディアの報道では大手行は軒並み業績の増額修正を行う。ウォール街では株価の持続的上昇の要件は銀行株が相場をリードすることだ。

東京市場でも1980年代の日本株の時代にはこの現象がみられた。

われわれは銀行株に注目を始めた。

話は変わるがウォール街で注目度の高いベンチャー企業ジンガ(Gynga)がIPOのためのロードショーを機関投資家向けに始めた。IPOの時期は1124日の感謝祭前という。

世界的に関連銘柄の人気の再燃が期待できる。

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株価の底固め続く

2011-10-27 07:42:15 | 株式

NY株は金融、エネルギー株がけん引して反発した。

焦点のユーロ問題であるが域内の銀行の中核資本を来年6月までに9%以上に引き上げるということで合意した。まず自助努力で資本の増強策を進めるが、外部の資金の導入も考える。EFSF(欧州金融安定基金)の資本増強を図り、銀行からの要請があれば資本注入も行う。

基本的には米国がリーマンショック時にとった政策の踏襲である。

日銀の金融緩和の追加策に続いて来週の111~2日は米連銀のFOMCが開催されるが、ウォール街でもQE3(3次量的緩和)への期待感が強まっている。

円相場は日本の金利の一段の低下が進むかどうかが目先の大きなカギになる。

東京市場では決算発表に関心が集中してきたが、日経新聞では引続き増額修正と減額修正のニュースが報道されているが、第1四半期のときと異なりサプライズ組がやや多いという感じを受ける。

特に銀行株の決算が意外に好調なのが注目点である。

株価の不振で手持ち株の評価損が膨らむかとみたが、それを消化し事前の予想を上回る数字が出る。

株式相場の本格的な回復の条件は金融株の立ち直りであるが、日米ともその兆しが出てきた感じである。これまで見はなされてきたセクターの一つである。

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NY株は小休止・・・東京市場での決算発表に期待

2011-10-26 07:32:39 | 株式

NY株は3連騰後に反落した。

きっかけはヨーロッパの首脳会議での金融危機対策の最終結論の遅れ。26日の全体会議を前にして予備会議が開催されず決定打が明らかにはされなかった。

ウォール街では今週は主要な景気指標の発表が相次ぐが昨日は個人信頼感指数が期待外れの内容に終わり相場に打撃を与えた。またアマゾンの決算が期待外れに終わったこともマイナス材料になった。

「市場はユーロ問題を楽観視しすぎた」と反省気分だ。相場の小休止はお決まりのコースだ。

円相場が戦後では最高水準になったことがウォール街でも話題になっていたが、金融市場には影響はなかった。

東京市場では第2四半期の決算発表がはじまった。日経新聞では業績についての活字が並ぶがいまのところサプライズ決算が多い。昨日は日立の好決算予想が報道された。日本の企業の事業の方向性についての転換の速さの好例で、米国企業並みのスピード感が散見される例のひとつだ。

ようやく経営者の動きが目立つようになってきたのは、先行きを読む上ではプラス材料である。

ここで為替対策に政策が動き円高に歯止めが出るかどうかが目先の相場の大きな関心事になってきた。

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