週末のNY株は軒並み安となりダウ平均、S&P500、ナスダック指数がそろって下落した。
特に材料が出たわけではないが、目下、発表中の好調な9月中間決算はすでに織り込みずみの見方で一致しており、個々の銘柄では発表売りのケースが多い。
決算内容ではハイテク株の好調な数字が目立ち、相場のトレンドが反転した場合には第一番に買われるだろう。
この日は米国株のシンボル的な存在であるアルファベットは+3.05%と大型株を牽引するとともに、先行きのNY株の動向に明るい見通しをもたらせた。ウォール街での王者的な位置を確かなものにした。立会い中には+3.3%で終わったが、引け後の売買では+7%と急騰した。週明けの市場でのハイテク株の人気を期待した株価の動きである。
これまでコロナウイルス問題の再燃で売られた人気銘柄にも反転が期待できる。
週明けの3日(東京市場は文化の日で休場)は、世界中の投資家の関心事である米大統領選の日である。選挙民での間での人気はバイデン候補に傾いており、米国民の間では新大統領の実現の声が強い。