足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ジョン・ポールソンが生した出した夢・・・今週の相場

2010-05-31 07:31:31 | 株式

いたとはいえ、悪材料にも敏感な相場である。ただ注目のVIX(恐怖)指数は29.6832.07とそんなに大きな反転ではなかった。

依然として相場の基調は固まらず、上昇相場は終わったと見る向きと、今回の下落を上昇相場における調整の範囲を出ないと見る向きが対立している。

いえることは相場の基調には方向感が固まっていないということだ。

今週は注目される経済指標の発表がある。

金曜日の5月の雇用統計である。事前のコンセンサスは508,000人の雇用増である(4月:

290,000)。失業率が9.8%と高水準の予想でもある。

東京市場のNY株に左右されるという人気には変化はない。世界の株価にも同じことがいえるので、この点は議論の余地はない。

ヘッジファンドのジョン・ポールソンのことを調べていて改めて注目されるのは、ここ3年間の驚異的な運用パフォーマンスでる。運用ファンドが多くなっているので、彼の成功をみるには、その個人所得の推移をみるのがよい。

2007年=10億ドル(900億円)、2008年=20億ドル(1800億円)、2009年=23億ドル(2070億円)の推移でわかる。

このような記録はもちろん前人未踏であるし、3年連続のすごい成果には、表現する言葉も見つからない。

彼は1994年に助手と2人で200万ドル(18000万円)でヘッジファンドを立ち上げた。。その成功物語には、運用の世界の激変が読み取れる。意欲ある投資家には夢を与える。

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週末のNY株安をどうみる?

2010-05-29 09:25:42 | 株式

5月相場も終わった。日経平均は前月比で-11.8%、NYダウは同-8.0%であった。

特にウォール街では昨年2月(-11.7%)以来の下落率で、5月の相場としては19405月以来の下落率と実に40年ぶりの記録。2008年のリーマン・ショック以来、この種の記録には慣れてきたが、落ち着きかけていた相場だけに投資家心理には水を差す。

前日は中国がユーロ・ドルの保有の見直しを行わないという発表をして、NY株は大幅高をしていた。しかし昨日は格付け機関のフイッチがスペインの格付けを引き下げたことが相場に影響を与えた。

来週の月曜日がメモリアル・デーでNY市場が3連休にはいいるので、この日は主要なトレダーは仕事を早々に切り上げ職場を離れた。

東京市場は3連騰したあとだけに週明けはNY株安に反応しそうである。

ただウォール街の地合いはそんなに悪くはない。気にされているVIX(恐怖)指数は、昨日、小幅な上昇で32.07になったが、1週間前の週末はNYダウが-376ドルも下落して40まで急騰していた。

ゴールドマン・サックスのDavid Kostin2010年のS&P5001株当り利益を$76782011年を$9093とそれぞれ引き上げた。彼はヨーロッパの金融不安が企業収益に影響しないとみる。

ニューヨークの有力な大手ヘッジファンドも「ユーロ問題は可決可能である。株式の投資比率を引き上げた」とレポートしている。

テクニカル分析の専門家はS&P500の目先の下値の支持線は10801090とみているが、この近辺でNY株はもみ合っている。先行きには暗い話ばかりではない。

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買い場が到来・・・3人の実践家が一致

2010-05-28 07:48:33 | 株式

中国が世界の株価を動かした。

中国が外貨運用のうちユーロ保有の見直しをしているというニュースが伝わり、NY株も大きく下落したが、中国当局が見直観測を否定し「ユーロの統合、IMFの支援を評価している」という談話が伝えられ、NY株は猛反発した。510日の+404.71ドル高以来の上昇で+287.54ドル高になった。

中国の国際市場でのプレゼンスの高さがまた実証された。いまや米国と並んで世界の経済、株価に大きな影響力をもつ存在にのし上がった。

モルガンスタンレーで名物ストラティジストとして活躍したバートン・ビッグスがブルンバーブで「すべての分野で事態は落ち着いてきた。株価は上昇し始めるだろう。売られ過ぎの反動もあり、先行き株価は新高値を目指すトレンドにはいる」と語った。現在はトラックシス・パートナーズというヘッジファンドを運用している。昨年来、運用成果は好調だ。

また先にも書いたようにエマージング投資の最高の権威者マーク・トビアス(テンプルトン・ファンド)も「ブラジル、ロシア、インド、中国を買っている。上昇相場における調整局面は買いだ」としている。

同じように弱気の代表であるマーク・ファバー(マーク・ファバー&カンパニー)も「ここまで下がれば短期的には買い場が到来」と語った。

いずれもメディアで人気のある人たちだが、単なる評論家ではなく実践家でもあるだけにその言動は重い。

4月に始まった世界の株価も調整局面を脱しようとしている。

東京市場でも好決算発表のあとだけに、買いたい銘柄のアイディアには事欠かない。

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NY株の1万ドル割れをどうみる?

2010-05-27 08:25:47 | 株式

NY株の動きに一喜一憂する動きが続く。

一昨日のNY株は大幅に下落したあと引けにかけて戻し世界の株価に一安心を与えたが、昨日は前半には大幅高になったが引けにかけ下落し、とうとう1万ドルの大台を割った。

中国がユーロ投資へのウェイトを再評価するというニュースが流れて株価の頭を押さえた。

4月の高値からみるとNYダウは-11%で、経験則からすると本格的な調整相場いりした。昨年3月からの上昇相場のトレンドが終焉したとみる向きもふえてきた。

東京市場は一足さきに4月高値から-16.6%と大きく下落していた。

相場はしばらく調整局面にはいるのか?

先行きヨーロッパの金融不安はスペイン、ポルトガル、イタリア、アイルランドと波及していけば、本格的な調整局面は免れない。

今回の場合は米国経済が自律回復の力をつけてきており、中国、インド、ブラジルという新興諸国が世界経済におけるプレゼンスを増してきている。このことが相場の本格的な下落相場いりを否定する材料にはなる。

期待したいのは米国、中国がなんらかの形でユーロ圏の不安人気の拡大を遮断する動きに出るかどうかである。

昨日は今回の調整相場いりをスバリ予想したマーク・ファバー(香港在住のニュースレターの発行者)が「短期的には相場は売られ過ぎ」と宣言したし、エマージング投資の権威者であるマーク・トビアス(テンプルトン・ファンド)も「エマージング市場の下落は調整局面で上昇相場は終焉していない」と語った。

気になるのはNY株の動向でS&P500の下値の抵抗帯は10801090にあるという。昨日は、先週末から下回っているが、これを上回るかどうか?

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ウォール街で強弱交錯・・・VIX(恐怖)指数は落ち着く

2010-05-26 06:29:05 | 株式

昨日の世界の株価には大きな衝撃が走った。

東京市場の下落がヨーロッパに移り、ロンドン、フランクフルト、パリに弱気人気化が広散し、ウォール街にも飛び火した。

いまや世界経済は一つになった。ユーロ問題が米国に影響を与えないことはないと株価は昨年3月を底にした上昇相場にピリオドを打ち、循環的な調整局面いりしたとみる向きも増えてきた。引き続きユーロが下落し、ロンドン市場(Libor)での短期金利は急上昇し2008年のリーマンショックを想起させる。

しかし一時は300ドル近く下落したNYダウ平均は引けにかけて大きく戻し、S&P500は変わらず。カラ売り筋の買い戻しと、安値を狙う押し目買いがはいった。ダウ銘柄ではホームデポ、アルコア、インテル、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガンなど代表的な景気敏感株の反発が目立った。

強気相場が終わったとはみない。悪材料は多いが、市場には割安株が増えてきた。投資家の安値買いが始まるだろうとみる向きもあり、強弱が交差してきた。

PER(株価収益率)は13倍になり、歴史的な水準からしても下値には限界がある。

それに今回は米国経済が回復トレンドに勢いがあり、中国、インド、ブラジルなどの新興諸国の台頭もある。

先週の相場ではVIX(恐怖)指数は47.50(金曜日)まで上昇したが、この日は下落し34.61になった。市場の不安人気の増幅はみられない。

メディアの騒ぎのなかで、NY株には下値抵抗感が出てきたというのが、率直な印象である。

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