本日は休稿します。
3月31日
足立 眞一
本欄では、これまで個々の銘柄についての投資評にはしばしばは掲載してこなかった。
好調な景気回復で個々の企業の決算発表は楽しみである。先駆けて久しぶりに京都の代表的な洋菓メーカーの寿スピリッツにまず注目したい。
京都と洋菓子という取り合わせはピンとこないかもしれないが、和菓では日本の菓子業界を伝統的に先行する寿スピリッツ(2222)に久振りに注目したい。
日本の代表的な古都である京都は奈良と並んで世界に誇れる日本の古都である。
古都として奈良に始まった天皇家の存在はいまも古の都として残っている。現在も残る京都御所は後世にも引き継がれ、第2次大戦中も圧倒的な戦闘力をもつ米国は周辺の大阪には爆弾で攻撃、焼け野原になったが、天皇の住まいの東京の首都も爆弾で攻撃したものの、京都だけは爆撃はさけた。
第2次大戦中、米国はほとんど空からの日本攻撃はさけた。当時、私は小学校の低学年生で京都に住んでいたが、政府は大阪の焼け野原をみて小学生は親と引き離され、隣県へ強制的に疎開を命じられた。いわゆる学童疎開だ。京都で小学生の低学年であった私も山陰の小学校に移された。
田舎ではお米の栽培の手助けをさせられた。
都会でも一部には「京都は空爆の圏外にしている」というウワサが一部に流れ、爆弾の攻撃から逃れる結果になった。
私は戦後、30歳代のときにワシントンとニューヨークに勉学で過ごした。帰国後には「米国滞在はどうだった?」という質問をまず受けたが、「よくも戦争のベテラン達が、あんな大国と戦争したものだ」というのが私の強い印象。
京都の古都を残すという米国人の判断、戦争のはじめから「京都には手をつけない」という。「われわれは100パーセント勝利」という日本との戦争など一掃する確信をもっていた。
米国の恐ろしい自信にはいまさらながら開いた口が閉まらない。
本日は3月末決算会社の配当取り最終売買日で配当取りの目的の商いが目立つ。
レガーテック(6920)、ソフトバンク(9984)、三菱UFJ(8306),商船三井(9104)、東京エレクトロン(8035)の売買代金が上位を占めた。決算も好調で配当取り後も持続できるような、銘柄に的を絞るのも一策だ。
好調な企業業績も投資家の食指を動かす。企業業績も好調で安心して投資できる銘柄が多い。売買上位企業をみても配当取り投資の目的が明らかである。
配当落ち後も投資環境も明るく、しばらくは安心して投資、保有できる。
売買代金の上位の銘柄を選択し、短期間の配当取りの投資を考えよう。5月の連休明けを目標に、本日の立会い中に3月決算会社を選択し短期投資を考えたい。
日経平均は34.36円と下落した。
下げ幅は34.36円安と小幅安で終わったが、鉱業、その他金融、保険、銀行が値下がりした。高いのは海運、薬品。
相場には勢いのある銘柄は少なく、活気のある銘柄はみられなかった。指数の動きは小幅安だが、先行きに地価のある業種はみられなかった。
金融システムがしっかりしているスイスでも銀行株が軟調。
一部には金融システムの先行きに懸念の声が出てきている。米国での野球WBCは日本の優勝で終焉したが、これまであまり見られなかった金融王国のスイスで銀行不安が出て来たのは意外である。
米国内では22日に政策金利の0.25%引き上げが決まった。政策当局は米国内での一部の銀行の信用不安の拡大を気にする向きが増えてきた。目先について米パウエル議長は「米国の金融システムは健全で強じん」と強調した。米国でもシリコンバレー銀行(SVB)など2社が破綻した。
信用不安が拡大するという見方も出ているが、依然としてインフレの抑制を優先している。
天皇ご一家も皇居でワールド・ベースボール・クラシクをTV観戦されてきた。日本選手の活躍と勝利に満足。日本選手の活躍で勝利したことにおよろこびになった。
この国際的な試合で日本に応援される姿は微笑ましい。
日本チームで大活躍する大谷翔平選手も、一種の責任感から勝利への意気込みが一段と高まっているはずで、その動に力に通常以上の動きがみられたはずだ。
われわれも仕事場の横にもう一台のTVを持ち込み、株式相場の動きを追いながら応援をつづけた。
日本人ならだれでも一度は野球のバットを手にした経験はあるはずで、スポーツの野球に対する人気が再認識されるかもしれない。
これまでビジネスの第一線で活躍し引退した人たちも、往年の野球に対する関心を思い出して、ビジネスとしての野球の位置づけに変化が出てくるかもしれない。
納戸に放置してある野球バットに手がでた。