足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

金が新高値・・・インドが動く

2007-09-29 18:33:26 | 株式

金相場が10.10ドル高の$750をつけた(12月先物)。

1980年につけた$850に向けて着実な足取りで上昇トレンドをたどっている。

今回の上昇のきっかけは7月に問題が表面化したサブプライム問題で、金融市場の先行きに不安が高まったことである。ドルがユーロに対して売られ連日にわたって安値を更新し、今週は7日間にわたって安値を更新した。金は「不安」のバロメータといわれるが、ドル通貨のヘッジの対象として金が選好されている。

ここであげた理由はいままで言い尽くされてきているが、今週の金相場の上昇の原動力になったのはインドの買いである。世界最大の需要国であるが、季節的にみて金の需要が増える時期を迎えて例年になく金需要の規模が大きいようだ。

季節的というのは結婚と贈答用に貴金属業者が在庫を増やす。それに最近のインド株の高騰にもみられるように、景気の好調で消費者の所得水準が上がり、金の需要もこれまでのトレンドを超えて増加してきている。慌てたのは産金会社で、ここ1年の金相場の低迷をみて先物で金を売りヘッジしてきたのを買い戻したようである。

石油が第2次オイルショック時の水準の2倍以上になったのに、金相場が高値を抜けていないのをみて商品相場で運用するヘッジファンドも9月初めから買いを膨らませている。

今回の金相場の需要をみる上で、いまひとつ注目したいのはETF(上場投資信託)の登場である。ウォール街でいち早く商品として登場したが、大阪証券取引所でも金相場と連動する投信が売買されている。金投資の選択肢が世界的に20年前よりもはるかに拡大している。需要要因である。

金に連動して昨日は白金、銀も買われた。

株式市場でも非鉄株や金関連の株の人気は一段と先行き高まるとみる。

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ゲームソフト関連株、非鉄株

2007-09-28 07:42:09 | 株式

東京でのゲームショーが今週の日曜日に終わったが、翌日の月曜日にマイクロソフトが同社の最大の人気ソフトシリーズ「Halo3」をXbox360向けに出して話題を集めている。

今週、月曜日の深夜に米国で発売したが、事前の予約が170万本あり、一気にベストセラーにのしあがった。銀河系の惑星から地球を征服しようとたくらむ相手との戦争。

2005年に販売したXbox3602年間で900万台を販売したが、昨年末に出した任天堂のWiiの累計販売台数が1年足らずで追い越した。ソニーは400万台にとどまっている。任天堂が巻き起こした革命は続く。

Halo3」は1日遅れてヨーロッパ発売されたが、日本では本日がスタート日。

ソフトは「スターウォーズ」と同じようなストーリーで、これまでのゲーム機器のコア需要層の間ではフアンが多い。

11月には任天堂が「スパーマリオ・ギャラキシー」を幅広いフアン層をターゲットにしてWii用に出す。年末商戦は新作ソフトをめぐっての各社の戦いになるが、注目点はWiiで、これまでにないゲーム機器の機能の幅を大きく広げただけに、世間を驚かせる数々のソフトが出る。ソフト株の人気を盛り上げ、これまでにないスケールでゲーム人口増を実現するだろう。

マイクロソフト(MSFT)の株価は今週、新ソフトの人気をはやして上昇した。

今年の1月のエレクトロにクス・ショーで、ビル・ゲーツは「敵は任天堂」と、DSWiiの人気の対抗策を出すことを宣言したが、そのひとつが今回のソフトである。

株式市場では日米ともゲームソフトに株式市場の関心が集まってきている。任天堂の人気がその関連株の裾野を広げる大きな効果をもたらしている。これからもこの人気は続く。

最近の「トリトンスクエア通信」では非鉄株の復調に注目してきたが、今週はDOWAホールディングス(5714)を取り上げた。

会社側の20073月期の業績予想の前提の銅相場は215/1bであるが、昨日の相場は364/1b61%も上回っている。業績の増額修正が続く。

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ウォール街はバーゲン

2007-09-27 14:01:38 | 株式

ウォール街では「株はバーゲン(割安で買える)」とみる投資家が増えてきた。

世界で富豪として1,2位をビル・ゲーツと競うウォーレン・バフェットが動き出した。サブプライム問題で今夏、一躍、世界中にその名が知れ渡った米投資銀行のベアースターンズにウォーレン・バフェットが食指を動かし、会社と接触を始めたというニュースが流れた。

バフェットは今回の問題の発生のはじめからサブプライム問題に関心を持ち、債権の買取に出動したというウワサがしばしば流れた。しかし今回は投資銀行をまるごと狙おうという意図がみられる。これまでから保険、銀行には関心を持ち傘下にもおさめてきたが、投資銀行への投資は1980年代のサロモン・ブラザーズ以来のものだ。

バフェットの動きに合わせるようにバンク・オブ・アメリカ、ワコービア、そして中国の機関投資家2社が動いているようだ。

問題の発生が信用市場の不安につながり株式市場が大きく波乱したが、長い経験から世界最高の投資家が動き始めたというのは、ウォール街での投資家の層の厚さと、合理的な投資家の存在を物語っている。

また世界第2位の石油企業シェブロンが自社株買いに150億ドル(1兆7000億円)を追加し、向こう3年で買い付けると発表した。

同じく保険会社メトライフも自社株買いの枠を10億ドル(1150億円)追加した。本年の自社株買いは今年前半で5960億ドル(68兆円)と昨年比+15%だ。

これらの現象は株式市場の一番近いところにいる、そしてもつとも情報通のひとたちが「株はバーゲン」とみたことを示してる。

このような動きが集積されて2008年の株式相場が形成されていく。

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ウォール街ではハイテク人気・・・東京市場では新興市場が反発

2007-09-26 17:23:47 | 株式

ウォール街ではハイテク株の動きがよくなってきた。

今週はマイクロソフト(MSFT)が新ゲームソフトの「Halo3」の発売の人気で買われたほか、ハイテクの象徴であるアップル(AAPL)とグーグル(GOOG)が史上最高値をつけた。

いずれも時価総額の大きい銘柄だけに注目される。

ハイテク株の人気の復活がいわれてから久しい。ウォール街の著名なストラティジストの多くが年初来、ハイテクを有望株に上げるのが目立った。米国の企業業績は下半期になって鈍化が目立ってきたが、ハイテクの利益は第3四半期、第4四半期と復調が目立つ。S&P500の採用のハイテクの売上の40%は海外で稼いでるので、住宅不況による国内消費の鈍化の影響の圏外にある。

それにここ数年のリストラで企業の手元流動性は改善され、投資価値は上がっている。

「株式投資の銘柄選択の天国」とハイテク・ファンはいう。

さて本日の東京市場では新興市場の銘柄に大幅に値を飛ばす銘柄が目立った。マザーズ指数の上昇率は+8.13%であった。本日の引けは682.78だが、9月18日の620.42が目先の底であった。

2006年1月のライブドア・ショック直前の2799から78%下落した。偶然だがITバブル崩壊の米ナスダック指数の下落率とほぼ同じである。先週の「トリトンスクエア通信」ではこのことを取り上げ、新興市場の底入れを論じた。

新興市場の底入れが日本株底入れの必要条件というのは、かねての私の持論だが、「条件が充たされるかどうか」が現在の最大の関心事である。

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ハイテクに史上最高値・・ウォール街

2007-09-25 14:26:22 | 株式

昨日のウォール街では先週の株価の反動安が出て相場全体は下落したが、ナスダック市場では注目すべき動きがあった。

ハイテクやネットの人気株の史上最高値の記録である。アップル(AAPL)、グーグル(GOOG),バイディユー(BIDU)である。

アップルは年初来、新製品の好調をはやして注目されてきたが、インターネットのグーグルは波乱の株価。バイディユーは中国の検索エンジンの大手でウォール街では静かなる人気といったところ。

グーグルの時価総額は20兆円でPER29倍、PEGレシオ1.06倍。

バイディユーは中国の検索エンジンの大手で、今年はじめの米バロンズ誌の新年座談会でヘッジファンドのアート・サンバーグが注目した。時価総額は1兆2000億円、PER82倍、PEGレシオは2.3倍である。

グーグルは年初来+26%であるが、バイディユーは2.4倍になった。

同じネット株でも中国株の人気のほどがわかるが、そfれでもPEGレシオは2倍台というのは高くはない。

このようにウォール街では選別的ではあるがハイテクやネット株の一部が動き始めたことに注目したい。

海運株が相場をリードする構図は本日も不変。今回は大手海運株よりも中堅海運の動きがよい。スポット市況が業績に直結するのを買っている。週明けの海運市況は引き続き上昇した。業界関係者がびっくりするような相場がついている。まるで中国株の動きのようである。

株式市場では大手海運株の出遅れが目立ってきた。株式市場全体の売買高が膨れ上がると人気は、大手にも循環することは間違いない。

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