足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

利下げ打ち止めに期待する市場・・・投資家に余裕が出てきた

2008-04-30 18:14:16 | 株式
今夜のウォール街での劇場の出し物は、観客の関心を大きくひきつけるテーマが揃っている。
まず寄り前の第1四半期のGDPの速報値。
第2幕は10時30分の石油の週間在庫統計。
第3幕は午後2時15分のFOMCの政策内容。
最大の関心事はバーナンキ議長が現在の米国の景気と金融市場をどのようにみているかにある。
利下げ幅は0.25%というのがコンセンサスになっており、シカゴ取引所での先物取引でも80%の確率で金利は2.00%まで下がるという気配が出ている。
問題は声明文の内容で「これで打ち止め」というような文言が出るかどうかにある。
「打ち止め」という感じを与えるような文言がでれば、株価にはポジティブ・サプライズドで、相場は好感するとみる。
債券投資の最高の権威者であるビル・グロス(ピムコ投資顧問会社の経営者)も「これ以上の利下げはあらゆる分野に弊害をもたらすだけ」と、今回の利下げで「打ち止め」というメッセージを伝えるように主張する。
彼が弊害というのはインフレ懸念とドル安である。
東京市場も決算発表は佳境にはいる。
最近は悪材料には、むしろ「材料で尽くし」という人気が強くなってきた。
特に本日の売買代金の2兆9000億円台乗せには注目したい。



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バフェットが再出動?東京市場は売買代金の増加に注目

2008-04-29 18:13:21 | 株式

昨日のウォール街の焦点のひとつは伝統的な企業であるチョコレートなどの製菓企業マーズによる買収劇であった。

日本でも知名度の高いチューインガム企業のリグレー(WWY)に、230億ドル(24000億円)での買収を発表した。株価は+23%。

ウォール街の関心を集めたのは、リグレーの大株主の一人がウォーレン・バフェットであることだ。バフェットは傘下でキャンディーの企業を長年、経営している。リグレーがマーズのグループに入ることで、バフェットはマーズの大株主になる。

長年、ジレット株を保有していたが、P&Gがジレットを買収したので、現在はP&Gの大株主になった。

今回の買収の話のウラにはバフェットが絡んでいるという見方が出ている。バフェットの価値観からすると、製菓企業も安定的なキャシュフローを生み出す有望企業ということになるのか?

バフェットが経営するバークシア・ハザウェイは来週の土曜日に世界中から3万人の株主を集めて、株主総会を開催する。総会の前後にはさまざまなイベントが用意されているが、株主がもっとも期待しているのが、バフェットとその共同経営者であるチャリー・マンガーへの質問である。

現在の相場環境とこれからの展望、そしてバフェットの投資哲学に耳を傾ける。

東京市場も月曜日は休日前であるにもかかわらず売買代金が28000億円台に膨れ上がった。銀行株や鉄鋼株の値上がりが、市場の人気の好転につながる。

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利下げ打ち止め観が強まる・・・米連銀FOMC

2008-04-28 18:49:32 | 株式

今週は連銀FOMC(29~30)が開催される。

0.25%利下げの可能性が高い。実現すればFFレートが2.00%になる。昨年9月に始まった利下げであるが、今回の利下げで打ち止め感が出てくるのではないか?

昨年9月には債券投資の世界の第1人者であるビル・グロス(投資顧問会社ピムコの経営者)は「金利は3.00%まで下がる」と予見したが、実際はそれ以上の水準になった。

打ち止め感というのは、3月のベアースターンズの救済によって、金融機関の破綻は峠を越えたとみる向きが増えてきたからだ。

特に株式相場の底意いれ感が、「利下げも、このあたりで一服」という市場の見方になってきた。相場の環境の好転である。

ウォール街では金融株が堅調になってきたし、東京市場にもその人気が移ってきた。われわれは今月上旬(49日「トリトンスクエア通信」)から大手銀行株に注力を始めた。

本日の大手銀行株の人気は小型株並みの上昇率であった。

いまひとつ注目したいのはウォール街でのクレジットカード株のビザ(V)への投資である。3月中旬に公開された。

IPO価格は$44であったが、公開後の安値は$55であったが、先週末は$75.10で引けた。

公開後、機関投資家の買いが出たほか、インサイダーの買いが継続していると先週もメデイアが伝えた。

現在の株価は2008年の予想ベースの利益ではPER37倍であるが、おそらく利益が相当に上振れする可能性があるのではないか。

引き続き注目していきたい。

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世界の株価にセンチメントの好転の兆し

2008-04-25 09:10:45 | 株式

シカゴ取引所で売買されているVIX(不安)指数が昨日は20ポイントを一時割れた。

相場の先行きに不安心理が高まるとVIX指数は上昇し、逆に先行きに安心感のセンチメントが広がるとVIX指数は低下する。

最近はヘッジファンドや機関投資家が利用するようになり、彼らは手持ち株のヘッジの手段の一つとして利用している。

われわれがこの指数の存在を知ったのは2007年初めの米バロンズ誌の座談会で、スイスのヘッジファンドの運用者であるフェリックス。ズーロッフが紹介し、目先、注目する投資対象としてとり上げた。

VIX指数は3月から4月にかけて急騰した。中国株の暴落で世界の株価が大きく下落したときだ。

昨年は8月から9月にかけても急上昇した。サブプライム問題の表面化である。今年のピークは3月中旬の32.24ポイントでベアースターンズ問題の出たときだ。

しばらくして、下落トレンドをたどってきたが、昨日は19ポイント台に突入した。待望の20ポイント割れである。

ウォール街では第1四半期の決算発表中であるが、金融株をはじめ悪材料が発表されても、逆に買われることが多くなってきた。

連銀FOMCでは30日に政策決定を行うが、いまのところ0.25%下げの確率が80%以上で、一時、支配的であった0.5%の可能性は消えた。

このことも先行きに対してのセンチメントの好転を意味している。

いまひとつユーロ・ドルに頭打ち感が出てきた。中央銀行の利下げの声が出てきたからである。当然、円安にもつながる。

投資戦略の目先のパラダイムに微妙な変化が出てきた。

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金融、資源関連に注目

2008-04-23 17:00:05 | 株式

機関投資家やヘッジファンドがいっせいに米国債券に注目を集め始めた。

MMFファンドの金利が1年前の5%から2%にまで下落した反面、長期債の金利が上昇したからである。

口火を切ったのは有名なウォーレン・バフェット(バークシア・ハザウェイ)だ。

テキサスの公共株TXU2015年満期の社債は10.25%のリターンがある。バフェットの会社には4兆円を超える現金があり、バークシア・ハザウェイの信用力からすると、低利で資金を借り入れして、レバレッジを利用すれば大きな利益が得られる。

次に注目される動きは、債券投資の世界のウォーレン・バフェットといわれるビル・グロス(ピムコ投資顧問会社の経営者)が住宅抵当証券を積み増し始めたことだ。

このように運用の世界の両巨頭が、信用市場での買い方に回ったのは、市場の混乱も峠を越えたと判断したからである。

ピル・グロスは昨年9月に連銀が利下げの口火を切ったときにはFFレートの下限は3%とみていたが、現在は2.25%と予想を大きく下回った。

彼は投資に大きな清算ありと呼んだのだろう。

このような動きが株式市場を含めてセンチメントの好転につながってきている。

今週の「トリトンスクエア通信」では金融株のほか、資源関連のヘッジファンドからヒントを得て銘柄を選択した。

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