足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場は底いれた?

2004-10-28 18:54:27 | 株式
最近の新興市場の下げはきつかった。なかでもいまやジャスダックと肩を並べてきたマザーズであるが、7月1日に2749.0ポイントで
天井を打った後、10月27日の1484.70ポイントまで、実に46.1%の下落になった。おそらく世界でももっとも下落率の大きかった市場ではないか?公開される企業のビジネスモデル、そして株価の動きをみていると日本の株式市場というよりも、どこからか来たエイリアンの世界のような感じを受ける。第1部市場でこれだけ下げれば、一つの相場の上昇トレンドの終焉を意味するぐらいの現象である。人気がつくときは一方通行になる。信用取引は大半のオンライン・ブローカーがお客にはサービスしているが、買いだけで、カラ売りはほとんどできない。そのために上昇する時はロケットのように飛び上がるが、下げる時には一本調子になる。下げた時にカラ売りの買戻しが入らないことが理由の一つである。ただマザーズなどの新興市場に公開される企業を調べていると、わくわくさせられる企業群が多い。第2の京セラ、ローム、日本電産のような銘柄が必ず、これらの市場から出てくる。そんなに前の話ではなく、1997年に公開されたヤフーは相次ぐ株式分割で公開時の1株が1024株に増えた。こんな夢物語はそうざらにはないが、5年で10倍になる銘柄はこれからもでる。そしてそのような銘柄は新興市場に公開される銘柄をおいては考えられない。個人投資家が機関投資家に打ち勝てる世界でもある。現在、外人、国内の機関投資家の新興市場での運用は少ない。一つの理由は情報が不足しているせいでもある。証券会社のアナリストもt手数料高に結びつかない新興市場の銘柄や小型株のレポートは書かない。
現在の新興市場の様子を調べていると1990年代の韓国、ロシア、そして最近の中国を彷彿とさせられる
さて新興市場の調整は終わったのか?
米国では8月に公開した検索エンジンのグーグルの人気化(2倍以上になった)のおかげで、IPO(新規公開)の銘柄が増加してきている
グーグルは1998年に設立された会社で、6年の歴史しかないが、公開後2ヵ月で米ヤフーを時価総額で追い抜いた。ネット・バブルのときならいざ知らず、バブル崩壊の余韻も残っている時にである。ウオール街の人気は日本にも波及する。「破壊と創造」が激しく始まった。日本でも11月は24社がIPOされる。今年では月間では最多だ。人気を集める銘柄も見られる。それに刺激されて、新興市場の株も調整から抜け出すのではないか・前回に取り上げたサミーネットワークス(3745)が1対3の株式分割(11月末)を発表した。分割の権利を取ることをお勧めしたい。ヤフーのように分割をしばらくの間は繰り返していくだろう。利益成長率が+50~80%期待できる。

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インターネット株を考える

2004-10-22 17:14:57 | 株式
つい、この間までは「Blog](Web Logs)という便利なものがあるとは知らなかった。日本語に訳すると、「ウエッブ日誌」とでもいえるか?
教えてくれたのは娘婿のE君である。インターネットのウエッブ画面を専門家に頼んで、Triton(トリトン通信)の購読者向けと、本レポートのPR画面を開設しようと考えていた。「外部に頼まなくてもすぐに開設できますよ」と、OCNの機能を利用して本画面を作ってくれた。本日で3回目の記事になるが、いまアメリカではブロッグが、インターネットの世界で大きく花を咲かせてきていることを知った。直近の米タイム誌には「パジャマ族の雑誌」という記事が載っていた。自宅でパジャマ姿で、雑誌の編集ができるとして、インターネット革命がまた一つの扉を開いたという内容だ。そして今週は、私の愛読誌の米バロンズ誌(週間・土曜日に発行)に「素人でも雑誌づくりができる」という記事が出ていた。10万部も読者をひきつけているブロッグがすでに存在している。金融・株式の雑誌で10万部もでれば、成功物語の一つになる。うれしくなってきた。
さて本論に入る。
昨夜(米国では21日)、グーグル(チッカー・シンボル=GOOG)が公開後、初めての決算発表をした。8月19日に$85で公開した、世界でトップの検索エンジンの会社だ。1998年に2人の大学院生によって設立された。決算(7~9月)は前年比で売上げが2倍、前期(4~6月)に比べても15%増えた。ちょうど日本のヤフーの1997~2000年の時のような成長率だ。公開のときはいろいろ物議をかもし出した。それというのも事前に証券会社を通じてIPO(新規公開)値で販売するという慣習を破り、公開当日の寄り値でIPO価格を決めた。寄りは$85なので、それ以上の値段で注文を出した投資家は全部買えた。つまり日本のジャスダックが採用しているダッチ方式で決めた。やはり「アメリカはすごいなぁ」と思わせる。そして昨日の決算発表後の、時間外の取引での相場は$157なので、寄り付きで投資した人は2ヵ月ちょっとで84%の利益になった。設立以来、6年で世界一の会社が誕生するというのは、まさにインターネットの世界は「下克上の世界」であると思う。われわれ投資家は、このような時代に生きていることを、改めて幸せだと考える。
前回の本欄でハイテク株に逆張りのチャンスとしたが、ウオール街ではこの基調が定着してきている。ハイテク株には電機機器などのほか、インターネットやソフト開発も含まれる。ナスダック指数がNYダウ平均をアウトパフォームし始めた。来週はグーグルの人気に乗って
インターネット関連に注目しよう。目先はサミーネットワークス(3745・マ)に注目する。ウオール街でもゲームを携帯端末で配信するコンテンツの銘柄が人気を集めている。ネットイース(NTES9は40倍に大化けしたし、ジャムダット(JMDT)も人気を集めている。PCでもゲーム配信が始まったが、サミーネットワークスは日本の第1人者である。                            
                             

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ハイテク・ネット株に逆張り戦法

2004-10-14 11:39:46 | 株式
今週に入ってからウオール街で第3四半期の決算発表が本格化してきた。まだ全体像をつかむことができないが、市場の反応には今年に入ってからの決算発表とは異なった現象が出てきている。
それは12日の発表のインテル、ヤフーの決算発表に対する株価の反応だ。両社とも事前のアナリストの予想通りで、第4四半期に対しても大きなサプライズドはなかった。それにもかかわらず、翌日(水曜日)には株価は上昇、その人気が半導体、インターネット株に対しても
波及した。半導体指数のSOX指数が上昇した。またヤフーの競争相手のグーグルの株価は、8月の新規公開いらいの新値に進んだ。
今春以来、ハイテク株はシリコン・サイクルのピーク、デジタル家電の伸び悩みを材料に人気は離散していた。また先週は、アナリストがグーグル売りのヤフー買いを薦めた。そのようなハイテクに対する慎重ムードを跳ね除ける動きをした。
私が注目しているヘッジファンドの一つに、フェリクス・ズーロッフの運用するズーロッフ・ヨーロッパ・ファンドがある。かれは年初来、世界の株式相場には慎重で、相場のトレンドは大勢的には下げ基調にあるというのが、異本的な相場観であった。事実、そのポートフォリオをみると、運用資産の20~30%のロング(買い)のポジションしか取らず、同時に同じだけのショート(カラ売り)をするという運用であった。その彼が8月後半から目先は相場の反騰があると見て、ロングのポジションを引き上げた。特に9月にはコントラリアン(逆張り戦法)からはハイテクにも注目を始めた。ノキアと並んで世界の2大携帯電話メーカーのエリクソンに大きなポジションを取った。
昨年のニューヨーク株の反騰をリードしてきたのは、ナスダックであり、ハイテクとインターネット株が業種では中心であった。それが今年は全くの不振であった。「シリコン・サイクルがピークを迎え、半導体に対する需要がスローダウンしているのはだれでも知っている。したがって目先の株価には織り込んだ」というのが、少数意見だが、ハイテク・フアンの見方である。インターネットは生き残り組みで、業界のトップ・グループにある企業の成長は見直されるとして、今週はヤフーやグーグルが買われた。
このコントラリアンの戦法を日本で取るとすればどうか?
まず注目したいのは夏から大きく下げている中、小型株と新興市場の銘柄である。
特に最近公開される銘柄には、これまでの過熱人気の反動で、割安な銘柄が出てきた。マザーズ指数は7月1日の高値から40%以上の値下がりになっている。全値戻しがあるかどうかの議論は別の機会に譲るとして、当面は相場の反騰のリード役になるとみる。
先週公開されたジー・エフ(3751・マ)に注目している。

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ヘッジ・ファンドは強気

2004-10-08 17:55:21 | 株式
一部のヘッジファンドがニューヨーク株に前向きになってきた。いまやNY市場の売買の4分の1の比率を占めるようになってきただけに、ヘッジファンドの強気が横に広がれば相場の先行きには大いに期待がもてる。ただそれは、大勢観ではなくあくまで目先きである。
9月にはハイテク株にも食指を動かすところがみられる。「半導体サイクルがピークにきている」「新3種の神器の需要が鈍化」「電子部品の受注が前年比でマイナスのところがふえきた」といった声が、日本では多い。ヘッジファンドもそのことはもちろん知っている。相場はすでにそのような材料は織り込んだというのが運用者の見方で、コントラリアン(逆張り戦法)からして、ハイテクは短期的には上昇する局面にきているとみる。9月末の運用レポートをみても、NY株についてはロングポジション(買い)の比率を高めている。
年初来、テロ懸念、金融政策の転換、原油高、企業業績の減速、大統領選の不透明という材料を取り上げ、先行きの相場に慎重論をとってきた。その種の材料は、いまもなお存在している。それを無視して強気になってきたのは、「あくまで目先き」は注目しなければならない。
さて8月中旬からNY株は上昇トレンドに入ってきている。
どれぐらいまで彼らの強気は続くのか?いまのところ11~12月といったごく目先のことで、上昇トレンドが来年まで持ち越されるというような強気でない。大勢観は慎重を崩していない。
現在の相場で利益を上げようとすれば、あくまで相場の目先のトレンドを取りに行くという戦法しかない。
そのような中でウオール街で先週、小型株指数のS&P600が新高値になったことは、驚きである。われわれは中、小型株といえばナスダック市場を頭に浮かべるが、それは間違い。ナスダックと日本の新興市場や中、小型株とは「似て非なる」ものだ。ナスダック市場には世界最大の時価総額を誇るマイクロソフトのほか、インテルなども大型の成長株が群がっている。日本の新興市場と比較できるのはS&P600の小型株指数である。
以上、2つの現象から、目先きの戦略のヒントを汲み取るとすればどういうことがいえるか?
1)日本株も11~12月にかけて上昇トレンドに入った。
2)反省人気の続いた中、小型株も新興市場も反騰する。
7~9月の反動が出てくると見る。
注目株は最近のIPO(新規公開)でもっとも人気のある九九プラス(3338・JQ)に注目しよう。

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