足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ピーター・リンチの「テンバーガー(10倍になる株)」の発掘

2015-02-28 10:09:37 | 投資戦略
NY株は3指数ともマイナス。
市場には気疲れが感じられる。2月相場も終わったがS&P500、ナスダック指数は2012年1月以来の好調なパフォーマンスであった。
前月の波乱相場のなかでは相場について慎重論が台頭した。特に地政学リスク、ギリシア問題の拡大が想定外で世界の株価をかく乱した。投資家の脳裏には2009年以来、6年間に渡る上昇相場が続いただけに高値警戒感がいつも出るのも当然である。2月相場は大方の見通しの裏をいったので出遅れた投資家も多い。
関心事は来週の米ナスダック指数が2000年3月の史上最高値を更新するかどうか?
17世紀のオランダのチューリップ騒動の話がITバブル崩壊の時にはさかんに話題になり、当時の投資家には「自分の人生ではナスダックの復活はみられない」と見る悲観論が多かった。
そこへ2008年~2009年の金融危機を経験したあとだけに、1980年代、1990年代の市場とは異なり、投資家心理には足元に不透明感が出ると悲観論が浮上するのが昨今の習性である。
このような雰囲気のなかで、来週にはナスダック指数が史上最高値を更新する可能性が考えられる。一部のメディアでは今週中にも新高値更新を予想したところもあったが、シャンパンのコルクは音を立てなかった。
ウォーレン・バフェットが恒例の投資家向けの手紙を週末に公表する。2014年は大きな投資を見送り手元には大量の資金を抱える。循環からすると大型のM&Aが出る時期にきているので、彼がどんな投資観をもつのかが注目点だ。
ユーロ圏の景気、ギリシア、ウクライナ問題も落ちつき先行きは平穏な雰囲気である。
東京市場ではテーマよりも日本株の投資価値の見直しの動きが出てきている。大きなテーマよりも個々の銘柄で、新興市場顔負けのすごいパフォーマンスを出す株が散見される。
ピーター・リンチの「テンバーガー(10倍株)」の誕生である。そのような環境が東京市場には出てきた。
2013年の日経新聞の第一面の記事はアベノミクス関連であったが、最近は変わった。ミクロ面での好材料が目を引く。本日の第一面もそうだ。
有望銘柄の発掘のヒントを与えてくれる。東京市場の存在感が高まる兆しが感じられる。

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世界的な株高の幕開け近い・・・まずヨーロッパで火の手

2015-02-27 08:13:42 | 投資戦略
Y株はまちまち。
NYダウ、S&P500はマイナスだがナスダック指数はプラスで引けた。ナスダックは1週間以内に2000年3月の史上最高値をクリアするだろう。実現すれば一足先に史上最高値を記録したS&P500と並んで米国株は文字通り相場境は未踏の世界を進み始める。
昨日もヨーロッパ株はドイツ、ロンドンが牽引して上昇した。
ウクライナ問題の落ち着き、ギリシア問題の小康状況がきっかけだが、独、イギリスの景気が好転してきたのも寄与しファンダメンタルの裏づけが出てきた。
根底にはユーロ中央銀行の日米に倣った量的緩和が市場の心理を一変させた。ドラギ中央銀行総裁の意表をつく緩和政策に頑なに反対してきたドイツも沈黙を守り始めたのが安心感を呼ぶ。大手ヘッジファンドのソロスも得意のヨーロッパ投資を始めた。
ヨーロッパ株の好調がウォール街に与える大きな影響力に強い確信をもつた。
歴史的な深いつながり、欧州の景気の米企業収益への大きな影響力は日本人には容易には理解できない。この構図は今後も不変である。ヨーロッパ株の好調は間接的には日本株にも好影響をももたらせる。ユーロ相場の落ち着きである。一時に比べるとユーロ相場は対円で弱くなった。米国の投資家はヨーロッパ株を買う場合は一般的にユーロ安に備えてヘッジしている。
われわれもソロスなどの動きをみて昨年末からヨーロッパ株にウェイトをいれたヘッジファンドに投資し始めたが、スイスの投資銀行では「対ドルでのヘッジの必要がないか?」とアドバイスした。今回はそのアドバイスを聞き入れず、裸で投資をつづけている。円相場がここへきて対ユーロでも安定してきたからである。
対ユーロでの円相場が135円近辺で落ち着いているのは、日本の輸出にとってもプラス。一時、売られたマツダ(7261)の株価が安定してきたのもユーロの落ち着きが理由である。ユーロ安で売られた輸出関連の復調にも繋がるだろう。
米国の資金はヨーロッパのほか日本、中国への関心を高め始めた。
一時は慎重論が多かった2015年は世界的の株価は、ナスダック指数の史上最高値がそれを支える大きな原動力になりそうだ。
今週は大きく下落した朝日インテック(7747)に注目した。先の第3四半期のサプライズ決算ではおどろいた。かねて見通していた成長戦略の成果が、ここ3年で一気に表面化する兆しの決算であった。現在の高PERは予想を大きく上回る増益で説明できる。医療機器分野での成長のモデルと評価したい。バフェットのいう「ビジネスを買う」対象銘柄である。株価は1万円を目指し始めた。

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米ナスダック連騰がとまる・・・動向がカギをにぎる

2015-02-26 07:19:55 | 投資戦略
NY株は微調整局面。連騰していたナスダック指数も一服。牽引役のアツプル(AAPL)が-2.6%でナスダック指数の10%ウェイトを占めるので影響力は大きい。
日々の相場の体温計であるCNNMoneyのFear&Greed(恐怖&貪欲)指数は77と1ヵ月前の31から大幅に上昇し、市場の雰囲気は過熱化である。懸念されたウクライナ、ギリシア問題、ヨーロッパ景気の減速という年初来の懸念が薄れ、海外要因の好転を背景に相場が上昇してきた。金融危機から7年目を向かえた世界の株式市場では、先行きに強弱観が分かれるのは当然である。
中長期の循環論からすると当然、初めての調整局面を迎えてもよいところだ。
1980年に始まった米国のスーパーブル・サイクルはレーガノミクスによる米国経済の復活が原動力になり、IT革命という技術革新がクライマックスを演出した。
このような長期にわたる世界の株式相場を支える歴史的な材料が先行き出現するかどうかが、2015年の相場を読む大きなカギである。
CNNMoneyのFear&Greed指数は1ヵ月前に31まで下げた。当時は先行きへの不安に包まれ相場のサイクルが中期的な踊り場にはいったとの見方が支配したが、2月には悲観人気が薄れた。
目先の相場をみる注目点はナスダック指数である。今月は10連騰し2000年の史上最高値へあと一歩のところへきている。IT関連に代わってヘルスケア関連がリードしている。底流には新しい技術革命が起こっていることは確実である。
IT革命は生活や産業界に大きな変革を与えた。こんどは人間の寿命延長の問題で、成功すれば社会構造は大きく変わる。その革命が米国発で起ころうとしている。85歳のウォーレン・バフェットが100歳で活躍すう時代の到来も夢でなくなりそうである。
ナスダック復活はヘルスケア産業の革新が支えている。最近のウォール街の人気株をみていると日本にない新しい潮流が感じられる。
来週はナスダック指数が史上最高値を実現するだろう。
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米ナスダック指数と相関度が高まる

2015-02-25 06:52:19 | 投資戦略
NY市場ではダウ平均、S&P500が新高値更新、ナスダック指数が9連騰。
引き続きナスダック指数が2000年の史上最高値をいつ更新するかが関心事だ。前回はインターネット革命を背景にバブル相場を形成したが、代わって今回はバイオ革命をバックにヘルスケア関連が牽引役になっている。
その萌芽は21世紀初頭から始まったが、ここへきて裾野が拡大しベンチャー企業のなかからバイオ企業の大物が誕生してきた。
既存の大手製薬企業は豊かな手元流動性を駆使してM&Aに乗り出し、それが業界の反映を支えるという好循環が生まれてきているのは日本にみられない現象である。バイオ関連企業の勃興がヘルスケア業界の新成長時代を生み出している。この点をいち早く見抜いて大手ヘッジファンドはバイオ関連企業に狙いを定める。
米国のヘルスケア業界の変革の余波が東京市場にも現れる兆しが見えてきた。これまで眠っていた日本新薬(4516)のような中堅医薬品メーカーが医薬品株の人気に踊り出たのはその片鱗である。
東京市場での注目点は米国でのヘルスケア業界の拡大が医療機器業に好影響をもたらせてきたことだ。長い間、欧米の大手企業の陰に隠れてきた日本の技術が国際舞台で活躍を始めた。この分野から「テンバガー株」(10倍になる株)が誕生してきており、その人気は先行き一段と拡大していくだろう。
今週にははいってウォール街での人気株にのし上がってきたサイバー・セキュリティ関連が大きく売られた。年初来、短期間に2倍以上になったサイバー・アーク(CYBR)が週初に売られ人気に水を浴びせた。アナリストの格下げが理由で証券会社のセル・サイドのアナリストの意見が一致したが、その悪影響は続かないとみる。業界が大きな飛躍期に来ているときにはこの種の現象はしばしばみられる。「トリトンスケア通信」では引き続き関連業界の注目を続ける。
東京市場は米ナスダック指数との相関度を取り戻してきた。堅調な背景の理由のひとつである。この視点で投資戦略を考えていきたい。
昨日、株価が波乱したシマノ(7309)に注目。市場は今期の大きな飛躍を織り込んでいない。
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NY株は小休止・・・ナスダック指数は堅調

2015-02-24 07:02:33 | 投資戦略
NY株は先週末の史上最高値の後をうけて小幅安。
しかしナスダック指数は小幅高で8連騰した。
この日は原油相場の下落が相場の足を引っ張った。市場が気にするのはエネルギー関連の企業業績である。ほかに金融、通信も安かった。いずれも先行き収益に不透明な業種である。
第1四半期は昨年第4四半期から一転して-4%の減益予想で業種別には明暗が分かれる。
一方、ヘルスエア、ハイテクは好調でナスダック指数の上昇の原動力になっており2000年3月の史上最高値5049を抜くのは時間の問題である。
この日もヘルスケア業界でのM&Aが株価を押し上げたほか、ナスダック指数の10%のウェイトを占めるアップル(AAPL)が堅調で指数の上昇に寄与した。
今週は25日(水)に米連銀イエレン議長の下院での証言がある。今月はFOMCがお休会で証言内容に大きな関心が集まる。
この日はこれまで人気のあったサイバーセキュリティ関連株が下落した。なかでも今月に入って株価が急騰したサイバーアーク(CYBR)が17%も急落した。イスラエルを本拠におくベンチャー企業で関連株の人気の牽引役であった。
JPモルガンが「成長は株価に織り込んだ」と格下げした。他の証券アナリストも株価の急騰に警戒信号を出していた。JPモルガンも「市場の強気見通しの数字は否定できないが株価は行き過ぎ」としている。
市場では関連株への大きな期待度は残る。関連業界の人気は始まったばかりである。つれ安の銘柄には投資のチャンスを提供している。
東京市場では個別銘柄の物色人気は続く。
ナスダック指数の史上最高値が秒読みの段階にはいり、東京市場でも1989年の日経平均3万8915円が夢でなくなる時代が到来するかも知れない。蜃気楼のように頭をかすめる。

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