足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株、テクニカルには良い方向に

2005-08-31 18:54:46 | 株式
世界中の投資家にとって原油相場の$70台乗せは「こんなに早く実現するとは・・」というのが実感であった。今週末で米国の夏休みシーズンは終わる。次の石油の需要期である冬までは原油相場は小休止というのが大方の観測であったが、ハリケーンの被害だけは大きな誤算ではあった。
NY相場の9月は年間で最悪の月、9月20日のFOMCでの利上げ、イラクの不安と相場を取り巻く環境には懸念材料がおおいが、これらはみんなが知っていること。相場はそれを織り込んで8月は右肩下がりの展開をした。
おかげで弱気筋がふえテクニカル指標には好転するのが増えてきている。「9月は最悪」という話が投資家の間でコンセンサスになれば、だれもリスクを取ろうとしないのは人情である。商品市場で石油関連の商品がストップ」高をつけている割には、株式市場ではエネルギー関連が比較的に冷静なのはなにを物語っているのか?

今日は日経ジャスダックが新値をつけたし、マザーズ、ヘラクレスも上昇した。売買代金が増加していないのをみても、先行きには好ましい現象である。引き続き新興市場の銘柄や第2部にバイアスをおいた戦略は続けたい。
昨日のIPO(新規公開)のジャパンレスキューシステム(2453・マ)は2日目の本日も売買が成立しなかった。公開値23万円に対して95万万円カイで終わった。4.1倍だ。
本日IPOのオプテックス・エフエー(6661・HC)は公開値37万円に対して85.6万円カイと2.3倍で終わった。5月のIPOが過熱して4倍以上で寄ったがその後、高値づかみになった銘柄がほとんどであったのを思い出す。
いくら有望な銘柄でもIPO価格の3倍台で買えるとよいのだが・・・
超人気株のガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765・HC)でさえ3.5倍で寄り付いた。
新興市場では既公開の有望株の出直りの方に魅力を感じる。

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銀行株の上昇の意味

2005-08-30 18:51:52 | 株式
今日の業種別の値上がりベスト3は鉄鋼、銀行、証券だ。外人投資家が今回の東京市場の上昇の原動力になっているが、いずれも持たざるリスクを感じ始めたところが多い。
この日の鉄鋼の上昇の一因はウォール街での鉄鋼株の反騰。モルガンスタンレーが「在庫調整が進み第4四半期には鉄鋼会社の業績は上昇」として再び推奨を始めた。今年の前半は中国の在庫調整で弱気をする機関投資家がふえ、米国の鉄鋼株の株価も調整した。最近の株価の動きは鉄鋼の需給は中国だけでないことを証明。
銀行株は今週の米バロンズ誌が薦めた。今月に入ってから同誌は日本株を取り上げるのは、これで3回目。東京市場に強気しているのが分かる。銀行は日本経済の回復のシンボルとみている。これまでは金融システム不安の解消を材料視したが、今回は違う。かなり前向きの評価だ。困っているのは外人投資家で2003~2004年の回復相場で儲けて利食いしたところが多い。銀行株がTOPIX指数Xを押し上げているので、組み入れの少ないところは成果が見劣りする。
米バロンズ誌は証券株にも注目する。やはり日本の景気の自律回復で株価が上昇すれば恩恵を受けるとみる。
今回の上昇相場を小泉首相の解散が材料と見る向きもあるが、それは間違い。
5月17日から日米株価の間にパァフォーマンスの差が出てきている。その間、日経平均は+15%、NYダウは+1.22%。
この事実をみると東京市場はトレンドとしてNY株に同時平行して動いてはいるが、その原動力は景気の回復を買い始めたといえる。
資産バブル崩壊後、余りなかった現象が株式市場で見られるようになってきた。
本日のIPO(新規公開)のジャパンベストレスキューシステム(2453・マ)は初日に寄らなかった。
公開株数が1800株と少ないのと、日常生活のトラブル解決の「生活救急車」というビジネスモデルは確かにおもしろい。
ただ人気が先行するようなら注意。理論株価はIPO価格と大きくは開いていない。2日目の午前中に値がつくかどうかが、投資するかどうかの判断のカギ。

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そんなに株は上がったか?

2005-08-29 18:13:55 | 株式
原油相場の動向がニューヨーク株の足を引っ張る。特に今月にはいってからのウォール街の元気のなさは、目先の東京市場を考える上でも大いに気になるところである。
先週末、グリーンスパン議長が来年初めの任期切れを控えて最後といわれる講演会に出席した。カンサス連銀主催の会合だ。
「住宅、債券、株式の資産が投資家の確信で高値にあるが、参加者の先行きに対する確信が崩れたらどうなるか」と懸念した。世界的な過剰流動性の逆流現象が起こる。
就任以来の18年間、グリーンスパン議長はしばしば資産クラスの崩壊前に警告を発し、過熱をとめてきた。
このように書くと「住宅、債券の上昇は分かるが株はそんなに上がった?」と首をかしげる向きも多い。
そんなことはない、上がっているのだ!今月の初めにはS&P500とナスダックが4年ぶりの高値をつけた。
いまひとつ先週のウォール街で気にされたのはウオールマート、3M、ヂュポン、シティー、GEなど米国を代表するブルーチップスの株価の不振。GEのPERは18倍、利回りは2.6%だ。投資家はGEには見向きもせずに「貯蓄としての投資なら電力やREIT(上場不動産投信)」と別の方に走る。一部の自信がぐらつき始めているのか?この現象がグリーンスパン議長には気になるようだ。
さいわい日本経済は回復してきた。しかしまだまだNY株を無視して相場観を立てる段階ではない。
目先は慎重に、失敗とみたらすぐに手を引く心構えで。これがいまわれわれの頭にある投資戦略だ。

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第2部銘柄の投資戦略

2005-08-28 22:20:24 | 株式
週末は売買単価が大きく下がった。水曜日・1166円、木曜日・1094円と1000円台であったのが、金曜日は762円に急低下である。
売買単価にも循環則がみられるが、物色の流れに変化が出のか?
今週は第2部の個別物色の戦略をとる。
東邦チタニウム(5727)に注目。8月9日の第1四半期の業績発表で早くも2006年3月期の見通しを増額した。売り上げ288億円から290億円、経常利益60億円から64億円。増額の幅は大した数字ではないにしても、わずか3ヵ月で増額するという現状に注目したい。私は2006年3月期の1株当たり利益を160円とみているのでPERは27倍。成長力からみると十分に買える。
金属チタンは航空機、石油ブラント、軍事用に需要の急増が続く。
住友チタニウム(5726)と比べるとここ1年間の株価のパフォーマンスに大きな開きが出てきた。
日経平均は5月17日の安値から+14.9%、第2部は+10.0%。この面からも第2部銘柄に注目するゆえんである。

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日米の株価の相関度は薄くなるか?

2005-08-27 17:12:17 | 株式
昨日のニューヨーク市場は4週間ぶりの安値をつけた。早朝に発表になったミシガン大の消費者センチメント指数が89.1と予想の92.7に比べて期待はずれに終わったことに反応し軟調であったが、その後、原油価格が下がったので戻したものの買い物が続かなかった。
グリーンスパン議長は来年初めに退任するが、最後の講演を行った。住宅ブームに警鐘をならしたのが気にされた。債券株式、住宅の資産価格の上昇の反動のリスクについて言及したのに市場が反応した。
NY株はわれわれの最大の関心事。いまの日本経済の復活をだれれよりも高く評価しているのが外人投資家であるからだ。
外人は日本の景気の回復に確信を持ち始めたが、NY株が崩れると話は別。株式投資そのものに対するセンチメントに影響し、日本株への投資にも慎重になる。「日米株価の相関度がなくなる」という向きもあるが、これは甘い考えだ。NY株の世界に対する影響度は1970年代、1980年代に比べてはるかに大きくなってきている。
それではNY株の先行きはどうか?
現在の調整は春以来の上昇相場の典型的な調整局面とみる。秋には反騰するとみているが、その先に問題があることは確か。
上昇は年内いっぱい続くのか、年末には挫折するのか?
2006年前半のNY株には警戒している。東京市場も目先は8月のような人気相場は、短期的に調整する可能性が高い。たとえば金曜日の売買単価が急減したのが気になるところである。
われわれの投資のスタンスも目先は慎重度を高めたい。
銘柄数は絞り個別物色の動きに徹しようと思う。

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