足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街では景気回復を買う・・・ドル高が続く

2009-12-31 10:34:00 | 株式

ウォール街に先駆けて東京市場が2009年を終えた。

NY市場はあと1日を残すが、2009年の勝負は終わった感じ。年初来ダウ平均は+20%、S&P500+25%、ナスダック+45%であった。

昨日は景気の現状をよむ上での好材料が出た。11月のシカゴISM指数は6020061月以来の高い数字になった。米国の製造業の中心地の景況感を示す指数であるが、投資家は景気を判断するのに注目する。予想は55.1であったが、実績は大きく上回った。製造業はGDPの構成の12%を占めている。この数字は50を上回れば景気が好調なことを示す。

中国、ブラジル、インドなどエマージング市場の回復、ドル安を背景に米国企業の回復ぶりは目覚ましい。

世界最大の建設機械のメーカーのキャタビラーは1年前の人員整理で減少した従業員の再雇用を始めた。

昨日の市場ではアルコア、インテル、マイクロソフトなど米国を代表するグローバル企業の株価が軒並み高になった。景気敏感株の動きがよくなってきた。

市場の関心は2010年の相場をどう読むかに向かう。

2010年を2004年に例えてみる向きがある。

2003年はITバブルの反動で株価が3年連続で下落したのち、底入れして上昇トレンドにはいったが、2004年は相場が9月までボックス圏にはいり調整した。第4四半期に反騰して結局、年間では+9%で終わった。景気の回復を先に織り込み、足固めをした。

しかし個別物色の人気が続き相場の中味は悪くはなかった。

東京市場でも2010年は景気の回復が企業業績に顕在化し、個別株の材料は賑やかになるだろう。2004年には個人投資家が市場で活躍した時期であった。

昨日もNY市場では円相場の下落が続いた。1月相場は12月相場の延長線上で動く可能性が強い。

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ドルが市場の主役に・・・

2009-12-30 07:21:53 | 株式

NY株は6日間の連騰で途切れた。しかし、年末の薄商いで市場参加者は少ない。

そのような市場で、注目点は引き続きドル相場が堅調であったことだ。昨日の海外市場で為替の注目点はユーロの下落であった。ドルに対して1.2%、対円でも1.0%の下げだ。市場での材料としていわれているのは、ユーロ圏のギリシアの国債の格下げである。S&PはAマイナスからBBBプラスに引き下げた。

これまでドルの下落を予想して、ショート(空売り)していた向きのショートカバー(買い戻し)がいわれている。ここ3ヵ月はドルを売っておけば儲かった。しかし、市場のセンチメントは大きく転換した。今度は対ドルでどの通貨を売るかに関心が変わった。

特に米国のファンダメンタルが大きく転換したわけではないが、2010年の米国経済のパフォーマンスはユーロ圏、日本に比較すれば一足先に回復軌道に乗る。

昨日の本欄で書いたように、国際投資の専門家であるバートン・ビッグス、マーク・ファーバーが、ドル高の方向に相場観を転換した。彼らは今年の3月の株式相場の大底入れを誰よりも早く予見した実績を持つ。

向こう数ヵ月は、ドル相場の上昇トレンドを軸にその時々の材料によって弱い通貨が日替わりメニューのように出てくる。

ウォール街ではマイクロソフト(MSFT)株が堅調である。米国を代表するハイテク株であるが、10月のWindows 7の好調が、世界のPC市場の回復の起爆剤になると見る向きが増えてきている。

今回の新OSは、前回のVistaのように話題になる主柱はないが、使ってみると日々その利便性が分かる。

噛めば噛むほど味が出てくるという感じだ。それにこれまでXPを使用していた人にも違和感なく入っていけるというのが、使ってみての印象である。

2010年の米国のハイテク株はマイクロソフトとインテル(INTC)がけん引役になって、2年連続で相場全体のけん引役になりそうだ。

東京市場でも新しい相場のけん引役が、このセクターから出るという確信を強くしている。

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バートン・ビッグスとマーク・ファーバーがドル高論

2009-12-29 07:44:59 | 株式

東京市場もあと2日残すが、目指す最終点が見えてきた。

投資家は年内よりも新年の世界経済と株価に関心を移す。

12月に入ってからの日本株の上昇スピードはまさにラストスパートというべき、久しぶりの元気の良さをみせている。

昨日の日経平均10,634円、NYダウ平均10,547ドルと数字のうえでは日本株が米国株を追い越した。今月の上昇率は日本+13%、米国+2.3%と久しぶりに東京市場がウォール街を凌駕した。

これまでもたついていた景気の回復の足取りの確かさを確認できる指標の発表が相次いできたし、なによりも注目されるのは円相場のピークアウト感である。

昨日のブルンバーグTVには、久しぶりにバートン・ビッグスが登場し「世界経済の回復で、ドルと株価が同時に上昇する局面にはいった」と語った。6年前にモルガン・スタンレーを退社しヘッジファンドを設立したが、ここ1年は相場の金融危機からの立ち直りを適確の予想し、運用成果を上げてきた。

「ドルはユーロ、円に対して割安になった。景気は20102011年と回復を続ける」と語った。

また私の友人のマーク・ファバーもブルンバーグで「株価の上昇を見込んでいる。ユーロは目先、対ドルで510%上がる」と語った。万年、弱気で通すファーバーも目先には強気だ。

ドル高が今回の日本株高の大きな原動力になったが、そのトレンドが新年にも続く。

われわれは新年にかけての人気銘柄への注力を始めた。

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閑散に売買は避ける

2009-12-28 07:23:49 | 株式

世界の株式市場は休暇モードに突入した。ウォール街では古くから閑散なきは売買を控える。怪我をすることが多いという格言がある。

相場の内容が今後の方向性を示さないからだ。

有力な投資家はクリスマス、新年とバケーションにはいる向きが多い。

またヘッジファンドも2009年の勝負は終わり、2010年の戦略を練っており、市場からは離れる。

年末のメディアは2009年の相場の総括と、2010年の展望の記事で埋まる。

12月の東京市場のラストスパートは見事であった。年初来、世界の株価に出遅れていた分をほぼ1ヵ月で挽回し、なんとか強気相場に乗ることができた。

われわれの関心事は2010年の相場の方向性にある。

ことしは米国の金融政策、財政政策が効を奏し、その波に新興国も同調して景気対策を発動し、世界経済は底入れ、上昇軌道に乗った。問題は景気の勢いが2010年のどこかで鈍化しないかどうかにある。ダブル・ディップ(2番底)説だ。米国をはじめ中国など新興国の政策当局は、浮上のきっかけをつかんだ景気のエネルギーを挫折するような事態を放置しないだろう。景気の勢いを持続させるためには、自律的な回復の循環運動が必要である。

ウォーレン・バフェットの伝記「スノーボール」(日本経済新聞刊)は、投資で成功するには小さな雪の塊で大きな雪だるまをつくる過程が書かれている。

「予想と分析は別もの」というのがバフェットの持論である。このことを肝に銘じ2010年の戦略を考えたい。

目先の材料は半導体市場の回復に注目している。銘柄の広がりが期待できる。

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ようやくNY株に肩を並べ始めた・・・日本株

2009-12-25 07:51:40 | 株式

サンタクロースがやって来た

NY市場は半日立会いであったが、明るいムードでクリスマスにはいった。今週は連騰である。4日間でNYダウ+1.8%、ナスダック+3.3%で今年の高値を更新し、昨年10月以来の水準である。

今週は日経平均も+1.8%とようやくNY株の上昇気流に乗った。

昨日もウォール街はハイテク株が強かった。けん引役はアップル(AAPL)で新高値を記録した。新年1月にも新製品であるタブレット型のノートPCの発売がウワサされている。米国の成長株の戦略はすごい。iPodで成長のきっかけをつかんだが、iPhoneの新製品を間断なく発売、成長に拍車をかける。この点ではDSWiiで一時は世界のハイテクのトップ・ランナーとしてもてはやされた任天堂のかげは薄くなり、経営力の違いをいを見せ付けた。

アップルの株かは今年の安値から2.6倍になった。

年初来、NYダウ+19%、S&P500+24%、ナスダック+44%とハイテク中心のナスダックの好調がダントツだ。

ただ、ここへきて日経平均も年初来+18%とNYダウには追いついてきた。特に12月にはいってからの動きがよくなってきた。

2010年のことを考えるときにきた。2番底への懸念があり、相場は新年のどこかでピークを打つという見方がけっこう多い。ウォール街でも個人投資家は慎重である。個人投資家のセンチメントはAAI調べでは強気が38%と、8月の51%から低下している。不安人気が多い。

相場は不安の壁をのぼる

新年はハイテクに注目しているが、今週は新興市場のエフオアイ(6253・マ)に注目したい。11月に公開された半導体製造装置の小型株。技術力が株価にはまだ織り込まれていない。市場が成長力に消化難のときは上値余地は大きい。

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