ツイッターがウォール街で年内に公開され、その評価nを関心が高まる。公開は11月で公開市場がNY取引所かナスダックかはまだ決まっていない。
昨年5月にフエィスブックは公開されて以来の大物のIPOで、その評価をめぐって最近では引き合いに出されるのが2011年に公開されたリンクトイン(LNKD)のことだ。現在の時価総額は276億ドル(2兆7000億円)である。SNSを利用した求人とビジネス分野に貢献するサイト運営を行う。公開時にはユーザがフエィスブックに比べて少ないためか、グーグルやフエィスブックのような人気の先走りがなかった。しかし公開以来、株価は3倍になり、ネット企業としては大成功であった。
ツイッターの経営者はフエィスブックが公開後、株価が一本調子で下落したようなケースは避けるだろう。それには情報公開とIPO価格の常識的な設定ということが人気を左右する。
フエィスブックの大きな誤算は公開準備中にそのビジネス環境がPCからタブレット端末に大きく激変したことにある。
中国のアリババのIPO(新規公開)のことは本欄で再三にわたって取り上げてきた。その人気がソフトバンク(9984)と米ヤフー(YHOO)の人気に大きく左右するからである。公開時には両社が持ち株の一部を放出することが考えられる。
現在の評価ではソフトバンクの持ち株が4兆2000億円、米ヤフーは2兆8800億円。
ソフトバンクの時価総額の48%、米ヤフーは現在の時価総額に等しい2兆8000億円。
アリババの公開はこの2銘柄の株価には大きなインパクトを与える。
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