足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

3月は調整から抜け出すか

2010-02-27 08:18:31 | 株式

昨日のNY株は東京市場と同じように小幅高で終わった。

2月相場も終わったがNYダウ平均は月間で+2.7%と昨年11月以来の上昇率になった。日経平均は-0.7%であった。

世界の株価は1月中旬以来、調整局面にあり昨年のような押せ押せムードは消えている。今回の上昇相場のスタート時点以来(昨年3月底)以来、日米株価の調整局面は3回あった。昨年6月、9月、そして1月には始まった今回である。

いずれも1ヵ月以上の調整期間を続けたので、期間としては今回も別に通常の調整局面の範囲内である。

調整のきっかけは中国の金融引締め、米金融規制、景気回復の停滞、ギリシア問題などであるが、ギリシア問題がいまだ未解決のまま、市場の先行きに不安感を残している。

景気回復の停滞は、昨日の米国の昨年第4四半期のGDPの改定値が+5.9%と高水準になり、市場の懸念を払しょくしそうである。

20世紀が生んだ偉大な投資家といわれるビル・ミラーは年初に「ことしの企業業績が+25+35%になるなら、GDP+7%どころか+10%も可能」とびっくりするような数字をあげた。現実離れした話とも受け止められたが、昨日のGDPの改定値をみると「あるいは・・」という感じもする。

3月にはウォール街から4半期の企業業績の見直しが出てくる。日本でもその後を追いかける。

1月に始まった世界の株価の調整局面から抜け出すきっかけとして期待できそうだ。

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デフレの亡霊が徘徊始める・・・ヘッジファンドの見方

2010-02-26 08:06:56 | 株式

「デフレという亡霊が世界の市場を徘徊している。方向性や理由はそれぞれ異なるが、大半の国が景気刺激策を手控えはじめた。また、これから手をつけようとしている。新興国を代表する中国とインドは明確に引締め策をとりはじめた。力強い景気回復とインフレの再燃懸念のためである。とくに中国が大手金融機関に一時的にせよ融資を手控える指示を出したことは注目しなければならない」

これは、今月初めの、あるヘッジファンドのレポートの一文である。同じような見方をとるヘッジファンドやトレーダーが日増しに出てきたことは確かである。ここ1ヵ月間はNY株をはじめ、世界の株式相場ではこの種の見方が支配的になってきた。

昨年3月を底にして相場は軒並み50%以上の上昇をみせ。そのトレンドが少なくとも今年前半は続くというのが、大方の見方であったが、慎重なヘッジファンドは1月の相場の戦略がうまく機能しなかったので、「なにか変調がでてきたのか?」とみて目先の戦略を変更した。ここに書いたことは多分に、あと講釈的であるが、、ことしの相場のトレンドが昨年と同じでないことを理解するうえでは、貴重な示唆を与える。

引用したフアンドが、いまどのような行動をとっているかは知る由もないが、目先、相場がどこで底入れするかを判断するカギになる。

昨日、発表になった投資主体者別のデータでは、外人が買い越しになっているが、それが足元でも継続していうかどうかが注目点である。

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バーナンキ議長の現実感覚に安心

2010-02-25 07:52:56 | 株式

注目のバーナンキ議長の再選後、初めての議会証言に市場の関心が集中していただけに、相変わらず現実を直視する内容に市場は好反応した。

「現在の景気は回復の軌道には乗っていない。連銀が低金利を続ける必要がある」と株式市場の期待に応える発言であった。先に公定歩合の引き上げというサブライズを断行したあとだけに、投資家は金融政策の方向性を気にしていた。バーナンキ議長の発言をみて公定歩合が金利のシンボル的な存在であることを再確認した。

それにしても米国の政策当局の株式市場へのフレンドリーな態度はうらやましい。日銀の白川総裁の学者然とした紋切り型の言動には、東京市場の国際化の方向性に水をかける。

今週の米バロンズ誌の「Technology Week」にグラッデン(デルのCEO)の話が引用されている。

「部品不足の問題が続いている。フラッシュメモリーのNANDHDドライブの供給不足の兆しが一段と深刻。足元はDRAMLCDの価格が一段と上昇しそう」。

中国の春節後の部品市場の軟化を気にする向きもあるが、世界的に在庫が大幅に減少して電子部品業界には常識外の現象が出てきた。

PCフードチエーンの2010年は好調。むしろセットメーカーには材料高が気になる」と同誌はみている。電子部品は年5%以上下落するのがこれまでの常識であるが、しばらくはこの常識が覆りそうだ。

日本のハイテク株には一足先に春がきた!

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バーナンキ議長の証言に注目

2010-02-24 07:49:33 | 株式

先週は4連騰したNY株が下落した。

さきの連銀の公定歩合の引き上げは「なんであったのか?」と思いたくなる指標の発表である。GDP70%を占める消費関連の指標が相場に打撃を与えた。昨日、発表になった個人信頼感指数(2)は事前の予想の56.0から46.0に落ち込んだことに市場はショックを受けた。エコノミストのなかには60以上を予想した人もいた。

強気の見通しは年末商戦が好調で、小売業の決算が好調であったことが根拠にある。

この数字をみて思い出すのは株式市場での投資家センチメント指数である。この調査にストラティジストのジェームス・ポールソンは「投資家がいま相場をどうみているかより、実際の行動を調べる方が的確」としている。昨年来、投資家のセンチメント指数はときとして強弱が変動したが、市場からの資金の流出は一貫してマイナスであった。逆張りの発想からすると、市場外での大量の資金の滞留は相場には大きな強気材料だ。

今回の消費者信頼感指数の低下の背景には1月からの株価の低迷と、雇用問題が大きな影響を与えたといわれる。

水曜日、木曜日はバーナンキ議長の議会証言がある。景気の実態をだれよりも把握しているだけに、今回の証言内容が注目される。

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小休止は押し目買いのチャンス

2010-02-23 07:57:02 | 株式

週明けの世界の株価に関心が集まっていた。まず中国の旧正月明け。小幅安に終わった。

また4連騰したウォール街であるが、やはり連騰の疲れか小幅安。

両市場がいまや世界の株価の日々のセンチメントに大きな影響力をもつようになってきたが、昨日に限っては、ここ1週間の世界の株価の方向性を変える材料は出なかった。

ブルンバーグでは菅財務相と白川日銀総裁の金融政策についての対立が伝えられた。金融政策をめぐっての政府と日銀の対立は久しぶりのことである。海外ではドル相場は円以外には堅調でドル指数(DXY)は上昇した。

また市場心理を示すVIX(不安)指数は120日以来の20台割れになり19になった。1月20日といえば、NYダウが前日に本年の高値値1725ドルを記録した時である。

世界の相場の上昇基調には変化はない。

昨日、第一生命のIPO(新規公開.41)が発表になった。市場からの吸い上げ資金は1兆円を超える。久しぶりの大型のIPOであるが、最近はIPOに増加の兆しが出てきた。3月は6銘柄が公開される。サービス業やバイオ関連でユニークなビジネスモデルの銘柄が出てきた。

市場人気の落ち着きの兆しと受け止めたい。

相場の押したところでマクニカ(7631)に注目。半導体関連では割安。

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