足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットの待望

2024-02-15 16:32:01 | 投資戦略

久振りに33業種のうち28業種の株価が下落した。
ここしばらく見られなかった下落相場でこの日は引けた。
最近は相場が下落するとすかさず買い物がはいり、上昇相場には下値不安のない強気相場が続いてきた。
その背景には好調な企業業績の展開、米国株の下値不安が投資家の先行きに対する安心感を呼び込んできた。

この日は、鉄鋼、不動産、保険、電力、ガスが下落し、トヨタ自、ホンダ、楽天グループ、リクルートなど33業種のうち主力銘柄が売り込まれた。
トヨタ自、日本製鉄、東京海上など大型の人気株に売りが殺到した。最近はみられない、個々の銘柄の人気から資金が逃げ始めた。先行きを論じての売買がこの日は消えていった。

このような相場のサイクルはこれまでからも経験してきたことである。個々の企業の価値を論じる向きが、この日は市場では消滅しはじめた。
これまでの堅調な相場で投資家の手元には資金の余裕がみられる。
100歳に接近してきたウォーレン・バフェットなどは、この日の下落で先行きの相場観が大きく転換したわけでなく、上昇相場で継続して利益を積み上げ、資金力には豊かなゆたかな余裕がある。
相場の神様と称せられるウォーレン・バフェットには資金力には余裕があり、むしろ相場の下落を歓迎しているだろう。

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