足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株の強さをどうみるか?慎重派が増える

2017-07-31 06:14:40 | 投資戦略
昨年11月のトランプ大統領の登場いらい相場は上昇トレンドをたどってきた。
トランプ大統領にはマスコミの評価は芳しくなく、メデイアは大統領の大きな失政がどこかで暴露されるのでないかと懸念を続ける。最近は取り巻きの重要人物の更迭がくり返されるのは気がかりだ。
海外からはロシア、北朝鮮が大統領を揺さぶり、地政学リスクが拡大の気配をみせる。
このような環境下にあっても株価指数は史上最高水準のゾーンにあり、株価の高値圏の大きな拠りどころになってきた。
理由は明快で足元の景気の好調である。第2四半期の米GDPは+2.6%、発表中の企業業績はビッグサプライズが70%以上をしめる。
2009年に始まった上昇相場は足掛け9年間に及び、普通なら大きな調整局面が出ても当然だが、その兆しは少ない。
ここ9年間ではS&P500は2回、大幅な調整局面を経験した。第一回目は2011年のユーロ危機である。この問題はしばらく相場に影響を洗えた。ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁がバーナンキ流の政策を発動しヨーロッパ景気を回復軌道に乗せた。
2016年には中国が高度成長の反動期にはいり兆期の株価調整期が続くのがコンセンサスになった、果敢な政策発動果でGDPは7%近辺に到達しそうな勢いに回帰した。
今年前半は中国株に投資したかどうかで、国際投資家の成果は大きく分かれた。

このように過去9年間の上昇局面でもリーマンバブル崩壊の再来を感じさせる局面があったのに、それを跳ね返した。
最近、ウォール街では代表的な人気株の頭文字をとってFANGということばが流行している。フェイスブック、アップル、ネットフレックス、グーグルの頭文字から来た造語である。この4社にアマゾンが最近は加わりFAANGといわれる。
9年間の上昇相場を総括すればバーナンキ前議長の金融政策と米国の技術革新が生んだ産物といえる。

いまの最大の関心事はウォーレン・バフェットの行き方である。最近は沈黙を守るが。8月中旬には大手機関投資家の大量投資の公開の時期がやってくる。バフェットはこの3ヵ月何を考えてきたか?


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ドラッグストアに注目・・・外人が先行

2017-07-29 08:14:40 | 投資戦略
NY株は続伸した。
今週の相場はダウ平均でみると月曜日を除いて上昇した。発表中の第2四半期の好決算が背景にある。
個々の株価には織り込まれているが、サプライズ決算(予想を上回る)が散見され、弱気筋が相場を積極的に売り込むという相場展開でない。
この日はバイオ、薬品、保険、コンピュータが上昇、一方、先行した金融、製造業、通信はマイナス。業種別に循環買いが出てきて長期投資家には不満のない相場展開である。

最近のNY市場ではFANG人気ということばがFAANG人気に変わった。
フェイスブック(F)、アップル(A)、ネットスケイプ(N),グーグル(G)の成長株4社の頭文字をとった造語だが、それにアマゾンが割り込みFAANG人気ということばに変わった。
米国が誇る海外には類例のない企業群だ。米国の創造的破壊の精神が技術革新によって新世界を形成していく。
いずれも21世紀が生んだ成長株で、トップのアップル(AAPL)の時価総額が87兆円である。東証の時価総額が600兆円で両者を比較しても、NY市場の偉大さがわかる。

昨日のNY株ではバイオ、医薬品が相場をけん引した。これまで相場をリードしてきた金融株が一服しても、それに代わって相場をけん引すう業種が輩出するのがウォール街の強みである。日米の産業構造の厚みの違いだ。

米ヘッジファンドが日本独特のドラッグストア経営に注目する。日本ではコンビニの分野にも力点を置いて成長戦略をすすめる。日本のドラッグストアは食品が売上の50%超というのが普通にみられる。
東海、北陸で成長するゲンキー(2772)に注目したい。
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NY株は循環買い・・・東京は好決算を評価し始める

2017-07-28 08:04:33 | 投資戦略
ウォール街の動きはまちまち。これまで上昇を支えてきたS&P500とナスダック指数は下落し、NYダウ平均はプラスでおわった。
指数の動きをみると、これまでの構図(S&P500、ナスダック指数が相場をけん引)は代わった。
NYダウ平均は高値圏。相場のけん引役はベライゾン、ボーイング、キャタビラー、シェブロン、ディズニィ、コカコーラ、GEなどのブル-チップスである。バフェット好みの銘柄が顔を揃える。バフェットのバークシア・ハザウェイ株も上昇。
ハイテクでの悪役はアマゾン・コムでウォール街が次代のアッブルと見てきた株だ。アマゾンの決算は事前の予想を下回った。膨大な先行投資が収益を圧迫し続けてきたが、その構図は変わらない。押し目は買いだ。
現在の相場をオバマ相場と呼ぶにためらいを感じる向き多くウォール街の大半の投資家のみかだ。
しかし昨日の相場展開を見ても、基調は昨年11月以来と大きな変化はなく、トランプ相場は続いているとみる。

東京市場での好決算を買う動きが出てきた。
先行きの業績の大きな反転を見込んで、昨日の売買代金は任天堂が3040億円、第2位のソフトバンクが560億円と大きな開きが出た。現在の市場では資金が一つの銘柄に異常な集中をする現象が続くことを考えなければならない。
国際的な基準からして米国株の人気を追いかけるような成長株が日本では育っていないという事実だ。最近はヨーロッパ、新興諸国に日本株を追い越す人気銘柄が続出する。

任天堂の好決算を市場が前向きに評価した。決算で買われるのは久しぶりのことである。次は4万円台での活躍。
HOYA(7741)のサブライズ決算で株価に人気が集まった。ようやくHOYAらしさを反映してきた。今後も人気は続くだろう。
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ヨーロッパ株にも注目

2017-07-26 08:27:15 | 投資戦略
NY株は反発しダウ平均は+100.26ドル上昇と久しぶりに三桁の動き。
今月にはいってからの相場には大きな動きはなかった。
ダウ銘柄で目立つのはキャタビラー+5.88%、マクドナルズ+4.75%、ウォールマート+2.12%である。
業種では銀行、製造業、保険、通信がリードし、バイオ、薬品、半導体はマイナス。
トランプ政治に様々な批判が続出するが、これまで大きな失政もなく無難な政策運営と中間所得層以下の選挙民の堅固な支持が継続する。

消費者信頼感指数(7月)は2000年以来の2番目の高水準の数値をみると、アメリカ景気の先行きに国民の自信が出てきているのがわかる。
NY株だけでなく注目されるのはヨーロッパ株の好調な動きである。元気な隣人の存在はアメリカの投資家にとっては、日本人には想像もできない力強い株高の好材料である。

われわれがヨーロッパ株投資の手段に選んでいるのにイガートン・キャピタル(EgertonCapital)というヘッジファンドがある。
ことし前半の成果は+12.3%で、これまでの長期の成績は設立以来+13.7%。米国、欧州を跨いでポートフォリオを作成するがユーロ高の背景もあって、最近、強調しているのはユーロ圏諸国の政治情勢の落ち着きである。
先行きユーロ高を見込んでいる。アメリカ、新興諸国への投資だけでなくヨーロッパ株への投資にも注目することを奨めたい。われわれは長い間、このファンドに投資してきたが、世界的な株高の恩恵を受ける魅力がある。
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ウォール街で決算発表が始まる・・・グーグルが先陣

2017-07-25 08:09:44 | 投資戦略
ウォール街では決算発表が始まった。
今週はS&P500のうち200社が決算を発表する。68%の企業が事前の予想を上回るとみられているが、好決算はこれまでの株価には織り込まれてきた。
ハイテクの代表格のグーグル(GOOG)が引け後、発表した。好調な内容であったが、株価は反応せず売られた。子会社の動画配信ユーチューブの視聴者が月間15億人になった。アップルと並んで米国の象徴的なハイテク銘柄だが、市場の期待が大きかっただけに「発表売り」になった。
今週のウォール街は決算のほかに連銀FOMC会合,GDPの発表という大きな材料が続く。
ナスダック指数が史上最高値になったが好材料は織り込み済みとして冷静な反応である。

今週から東京市場でも決算発表が本格化する。
本日はソニー(6758)、明日は任天堂(7974)が決算発表する。市場での注目度の高い銘柄だけに投資家の期待感が強い。人気面からすると米国のアップル、アマゾンに匹敵する銘柄である。
両社ともいまや東京市場の人気株の顔になった。投資家が関心を持つのは決算数字にサプライズがみられるかどうかにある。

ビットコイン相場の復調が目立つ。メディアが騒いだ業界の分裂騒ぎも落ち着き価格も安定してきた。価格が30万円台で落ち着けば、次の目標は40万円台(5月の高値は38万円)の新高値への挑戦である。


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