アジア、欧州、米国と世界の株価は一斉に上昇した。
この日の市場をみるかぎり先週の英国民投票の悪夢は消えようとしている。
ウォール街では銀行、ハイテク、ヘルスケア、通信、石油、半導体、金鉱株とほぼ全面高の様相だ。特に注目されるのは英国株の上昇でFTSEは+3.58%急騰した。
“国債の金利が低いので配当利回りの高い株を買う”という人気が出始めた。先行きの懸念は大きく後退してきている。ユーロ圏からの離脱「ブレグジット」の影響を冷静に分析し始める余裕がでてきた。投票前のNYダウ平均は1万8011ドル、本日1万7694ドルまで短期間で戻った直前の株価水準まであと1.7%と316ドルの差まできた。
“まさか”の衝撃だけに市場心理に与える影響は大きかった。
しかしウォール街で信頼感の強いストラティジストは冷静な判断をしている。
ジム・ポールソン(ウェルズファーゴ・マネジメント)は「ブレクジット(離脱)で投資家が弱虫になってしまった」として次のように決め付けた。「米国市場にとっては軽度の危機に過ぎない。S&P500は先週に比べてわずか2%安(本日では1.7%)、DXY(ドル指数)は1%高、10年国債は0.1%以下の下落。ニュースを熟読し深く分析しないで、即座に危機に結びつけた。印象だけで判断した。おそろしく軽はずみの判断であったと感じるだろう」と市場の第一印象をたしなめた。
またブラッド・マクミラン(コモンウェルス・フィナンシャル・ネットワーク)は「今回の離脱問題は理性的な判断でなく、感情的な判断からである。この種の反応は短期的に大きな衝撃を与えるが、深刻ではなく時間が経たないうちに消滅する。見極めなければならないのは、ファンダメンタルな要因は一時的な自信の消失ということだ」と指摘する。
2人の賢者の見解に注目したい。
東京市場もどの銘柄が回復の先導役になるかを考える時にきた。日経平均はショック前に比べてまだ4.2%の開きがある。
この日の市場をみるかぎり先週の英国民投票の悪夢は消えようとしている。
ウォール街では銀行、ハイテク、ヘルスケア、通信、石油、半導体、金鉱株とほぼ全面高の様相だ。特に注目されるのは英国株の上昇でFTSEは+3.58%急騰した。
“国債の金利が低いので配当利回りの高い株を買う”という人気が出始めた。先行きの懸念は大きく後退してきている。ユーロ圏からの離脱「ブレグジット」の影響を冷静に分析し始める余裕がでてきた。投票前のNYダウ平均は1万8011ドル、本日1万7694ドルまで短期間で戻った直前の株価水準まであと1.7%と316ドルの差まできた。
“まさか”の衝撃だけに市場心理に与える影響は大きかった。
しかしウォール街で信頼感の強いストラティジストは冷静な判断をしている。
ジム・ポールソン(ウェルズファーゴ・マネジメント)は「ブレクジット(離脱)で投資家が弱虫になってしまった」として次のように決め付けた。「米国市場にとっては軽度の危機に過ぎない。S&P500は先週に比べてわずか2%安(本日では1.7%)、DXY(ドル指数)は1%高、10年国債は0.1%以下の下落。ニュースを熟読し深く分析しないで、即座に危機に結びつけた。印象だけで判断した。おそろしく軽はずみの判断であったと感じるだろう」と市場の第一印象をたしなめた。
またブラッド・マクミラン(コモンウェルス・フィナンシャル・ネットワーク)は「今回の離脱問題は理性的な判断でなく、感情的な判断からである。この種の反応は短期的に大きな衝撃を与えるが、深刻ではなく時間が経たないうちに消滅する。見極めなければならないのは、ファンダメンタルな要因は一時的な自信の消失ということだ」と指摘する。
2人の賢者の見解に注目したい。
東京市場もどの銘柄が回復の先導役になるかを考える時にきた。日経平均はショック前に比べてまだ4.2%の開きがある。