足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

隠れた有望株

2015-07-31 07:48:40 | 投資戦略
NY株は2日間の大幅高のあとを受けて小休止。
GDPの算出が新しい方式に改定され、新方式では第2四半期の数値は+2.3%と米国景気の好調なことが立証された。新方式では第1四半期のGDPが-0.2%から+0.6%になり、景気の基調の強さが実証された。自動車、住宅、消費が好調で米国経済の屋台骨の強さが出た。今週の連銀FOMCでも現状の景気の体温の堅実なことが確認され、9月のFOMCでの政策転換が確認されたが、先行きの相場は政策転換を織り込こんでいくのだろう。
企業業績の発表ではバイオ関連の好決算が目に付きナスダック指数は底堅い動きをした。

中国株も小康状況。
暴落に立ち向かった政府もさらに下落するようなら次の一手を検討しているのだろう。ヘッジファンド業界で注目されている中国株運用のジョン・キャメスは、これまで中国株の空売りで大成功を収めてきた。昨年は28社を空売りして8社が上場廃止になったという実績をもつ。彼は最近、暴落した中国株に強気に転換し上海株指数は向こう18ヵ月以内に8,000ポイントになるとみる(昨日は3,882ポイント)。注目しているのはEコマース関連である。中国株の内情をつぶさに分析して大成功した実績をもつ。ヘッジファンドの仲間にも注目する向きも出てきた。彼はバンクーバーを拠点して中国株で運用する。

東京市場では最近、相場の方向性に関係なく着実に下値を切り上げる一連の株がある。たとえば江崎グリコ(2206)、明治ホールディングス(2269)、JALUX(2729),ゲンキー(2772)、日医工(4541)、東和薬品(4553)である。一部は最近の「トリトンスクエア通信」でも取り上げたが、日医工(4541)は昨年比で2.2倍になった。江崎グリコのPER40倍を除けばそんなに割高でない。先行きの業績の展開を株価が先見している。
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中国、NY株が上昇・・・・任天堂に復活の兆し

2015-07-30 06:36:19 | 投資戦略
NY株は続伸した。
2日間の連銀FOMCでは現状の好調な景気指標(雇用、インフレ)が続けば9月の政策転換を示唆したが、相場はすでに織り込み済みとして上昇した。今回の声明文では「雇用市場での回復が一段と進めば」という新しい文言が織り込まれた。相場の基調は固まり発表中の第2四半期の好調な決算を物色する方向に進む。
昨日は上海株も引け30分前から反騰し+3.4%で引けた。
中国株もここまで下落すれば買い場という見方も出てきた。インターネットのメディア「フォーチューン・コム」はバフェット・ルールを引用して「現在の株価は割高を解消した」と報じた。
このバフェット法則は同誌が1999年にはじめて報道したもので、バフェットは相場の水準をみるのに時価総額÷GDPを基準のひとつにしているというもの。いわばPERの基準を適用したもの。このバフェットの法則で現在の中国株は110%で、米国の125%からみて割高でないとみる。この指数では中国株は2014年3月には69%まで低下し大底を記録した。最近の中国政府が株価対策に懸命だが、その行動の裏にはバフェットの尺度も考慮されているのかもしれない。

任天堂(7974)が3月第1四半期の決算を発表し、ウォール街では株価が急騰した。売上が前年比で+21%、利益が94億円の赤字から11億5000万円に黒字転換した。
原動力のひとつは5月末に販売したWiiU向けの「スプラトゥーン」というソフト。“いか”が主人公の陣取り合戦だが、任天堂らしさが満載されたアイディアが欧米で人気を呼び約1ヵ月余で160万本を販売し、現在もヒットが続く。おかげで不振のWiiUの販売にも火が点いた。
また米国で人気のあるWiiUや3DS向けのキャラクター人形のアミーボ人気にも拍車がかかってきた。任天堂のもつ本来の経営資源が復活に点火した感じである。2012年3月期に始まった赤字決算という暗いトンネルからの脱却が3年ぶりにようやく見えてきた。株価はNY市場で急騰した。
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欧米株は落着く・・・日本も個別物色へ

2015-07-29 06:19:51 | 投資戦略
NY株は大幅高。
問題の中国株の落ち着きと、エネルギー関連株の反騰がきっかけになった。またテクニカル面では気にされていたS&P500と中小型株のラッセル指数が、ともに200日移動平均を上回り安心感を与えた。
一連の好決算の発表も相場には好材料。
2日間の連銀FOMCの会合が始まった。水曜日の午後に終了するが中国株の暴落が議論の対象になるという見方が出ている。9月の会合で金融政策の転換という見方が有力になっていたが、ギリシャ問題、中国株の暴落で政策転換の時期が先に延ばされるという見方が出てきた。IMFも米連銀と日銀に金融緩和の継続を呼びかけてきた。いままでのところ、その問題意識に賛同する向きもふえてきた。
ことしのNY株での人気セクターであったヘルスケア関連の人気株の決算は好調だ。ファイザー、ギリアド・サイエンシスがサプライズ決算で株価が急騰している。このセクターに力点を置いたかどうかでヘッジファンドの優劣が分かれる。

新鋭ヘッジファンドのグリーンライトのデビッド・アイホーンの第2四半期の成果が-1.5%と不振であった。ハイテクのマイクロン・テクノロジー(MU)に大量投資したのが裏目に出た。ネットフレックの暴騰に比べてマイクロンが割安とみて大量投資した。第2四半期にはネッフレックスが+58%、マイクロンは-31%になった。

今月の世界の株価はギリシャ、中国に振り回されたが、ギリシャ問題は峠を越えた。中国の株価の暴落問題は残るが、強力な中央集権国家が踏み込んだ株価対策の手をゆるめることは考えられない。過去の日本の失敗例の失われた20年のような事態は避けることには間違いはない。中国だけは西欧の常識で先行きを判断できない。

東京市場では決算発表が本格化する。個々の好材料が株価を動かすだろう。

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中国政府の次の一手に注目

2015-07-28 06:41:53 | 投資戦略
NY株は急落した。
引き金は中国株の暴落で上海株は8%以上の下落になり、ヨーロッパ、米国株に波及した。
市場のセンチメントは悪化し,CNNMoneyのFear&Greed(恐怖&欲望)指数はわずか7ポイントまで下落した。最近では7月初めに14ポイントまで下落したが、それを下回る水準である。
市場のセンチメントからは「陰の極」にきた。
一時は落ち着くかにみえた上海株だが昨日は国際商品市況の軟化で中国経済の低迷が蒸し返えされた。今月初めの上海株の暴落時には政府の強力な株価テコ入れ策が効果をあげ反騰したが、再び景気の先行きへの不安感が台頭した。中国の政策当局が次にどのような株価対策を発動するかが注目される。
米連銀は火曜日~水曜日と2日間の日程でFOMCを開催する。今回は9月の政策転換をめぐっての議論が中心になるとみられるが、中国株の暴落についてどのような見解が出されるかが最大の関心事である。
先にIMFが日米の金融政策について緩和政策の継続を表明したのは、中国問題を重視していたのかと考えさせられる。
ウォール街では第2四半期の決算発表が佳境にはいっている。今週はS&P500社のうち170社の発表がある。これまでは4分の3が事前の予想を上回りサプライズ決算が続く。昨日の中国株の暴落の影響はヨーロッパ株にはみられたがウォール街には大きな打撃を与えなかった。
東京市場では今週から決算発表が本格化する。足元の景気の回復を織り込み経営者の先行きへの見方には自信の回復がみられるはずである。
世界の株価の先行きは再び中国株の動向に左右される状況になった。

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調整局面から抜け出す

2015-07-27 06:38:32 | 投資戦略
NY株の調整は想定外であった。ギリシア、中国問題が安定化し今月中旬から始まった米企業の第2四半期の好調な業績を反映して株価は上昇トレンドを取り戻すとみたが、思惑が外れた。ウォール街では好調な決算には1~2日の反応で終わりむしろ、業績の悪化の方に目をむけた。市場の調整気分は抜けずセンチチメントの好転には結びつかなかった。
根底には夏休み明けの9月の連銀FOMCで政策転換が行われるという人気が市場を支配し相場の足踏みが続く。
今週は28日~29日に連銀FOMCが開催される。これまでの年末までには政策転換という方向性は変わらず、早ければ9月の会合で利上げという可能性がほのめかされるかもしれない。
市場のいまひとつの関心事は30日のGDP(第2四半期)の速報値の発表だ。予想は+2.5%で第1四半期の-0.2%から回復する見通しである。株価にはプラス材料である。
これらの材料から、海外要因の不透明観の解消もあり下値不安は限定的とみる。
東京市場では決算発表が本格化する。
魅力のある株価水準の銘柄も出てきた。25日移動平均からみて乖離率が一桁になってきた食品の人気株に注目したい。
江崎グリコ(2206)、寿スピリッツ(2222)、カルビー(2229)、明治ホールディングス(2269)などである。
江崎グリコには最近の商品戦略に積極性が出てきた。老舗のカルビーの復活に刺激をされた感じがある。もともと強力なブランドを持ちながら新商品開発には保守的であった。それが最近では活発化して業績面に顕在化されてきた。
寿スピリッツはビジネスモデルを大きく転換し時流にのったヒット商品の販売で成長の兆しが出てきた。特に東京駅での人気商品の販売が当たり成長率を引き上げる糸口が出てきた。大きな転換期を向かえ、収益率も高まるだろう。
カルビーは海外戦略が効を奏し、これから国際的な菓子メーカーとして成長率が上方にシフトする道筋が明確になってきた。
明治ホールディングスはこれまでの経営資源が生かされ収益力が大きく好転した。高収益企業に変貌した。
株式市場では消費関連が人気の主流のひとつになってきたが。ここでとりあげた銘柄の押し目を狙いたい。
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