バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

インスリン抵抗性改善剤

2008年04月08日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2006-253757 出願日 : 2006年9月20日
公開番号 : 特許公開2008-74734 公開日 : 2008年4月3日
出願人 : ユニチカ株式会社 発明者 : 西川 善弘 外1名

発明の名称 : インスリン抵抗性改善剤

【課題】 日常的な摂取によりインスリン感受性を高め、かつ/あるいはインスリン抵抗性の発現を抑えることにより、糖尿病を予防、改善するインスリン抵抗性改善剤を提供する。
【解決手段】 γ-アミノ酪酸を有効成分として含有したインスリン抵抗性改善剤であって、該インスリン抵抗性改善剤は、例えば、アスパラガスの水抽出液にグルタミン酸ナトリウム、酵母エキス、乳酸菌(Lactobacillus属)培養液を添加し、培養したものから、殺菌、濾過、噴霧乾燥(粉末化)の処理をして得られる。 明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB 2008-04-08

IBMとエディンバラ大学、スーパーコンピュータでHIVウイルス感染防止薬開発に取り組む

2008年04月08日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
スーパーコンピュータによるシミュレーションで、エイズワクチン開発が促進されるかもしれない。
 米IBMのトーマス・ワトソン研究所と英エディンバラ大学は4月3日、HIVウイルスの感染を阻止する新薬開発の促進にスーパーコンピュータを利用する、5年間の合同研究プロジェクトを発表した。
 IBMのBlue Geneを含む最新コンピューティング技術と研究室での実験を組み合わせ、HIVウイルスが人間の細胞に遺伝物質を感染させるプロセスをシミュレーションすることで、感染を阻止する物質を開発するというもの。ITmedia News.,2008年04月05日

共生関係への移行に伴う遺伝子代謝ネットワークの再編成

2008年04月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
研究者 四方 哲也 大阪大学大学院情報科学研究科

報告概要 2種生物の共生系形成過程は、1つの生物にとって、過去に全く遭遇したことのない未知の生物が環境に突然現れることから始まる。その際、生物は遺伝子代謝ネットワークを変化させて、もうひとつの未知の生物という新しい環境に柔軟に適応する必要がある。この環境変化は過去に経験したことがないので、それに対応する遺伝的プログラム、または、分子認識機構を生物があらかじめ用意していることはない。前もってプログラムが用意されていない環境変化に対して、どのように遺伝子代謝ネットワークは適応するのであろうか?この問題は、現代社会に存在する様々なネットワークを融合させる際に生じる共通も問題である。独立に発達した複数ネットワークを融合するにはどのような仕組みがありえるだろうか?このプロジェクトは、新しい共生系の形成過程の解析から、生物の非線形ネットワークの示す柔軟な環境適応性の基礎的知見を得ることを当初計画とした。具体的には独立に進化してきた2種の生物、粘菌と大腸菌の新規共生系形成過程を解析した。その結果、1)その形態変化と遺伝子代謝ネットワークの再編成を明らかにした。2)遺伝子代謝ネットワークの再編成(進化、分化、環境適応)で保存される規則として、傾き-2をもつべき乗則が発見された。さらに、上記の当初計画に加えて、ネットワーク融合に関する上記の疑問に答えるために、より単純で解析が容易な系として大腸菌を用いて、遺伝子代謝ネットワークが安定に融合共生するための論理を探求した。その結果、3)競争関係にある大腸菌を一定環境で進化させると、細胞間相互作用によって共生関係へ移行することが分かった。4)以上の実験をもとに、非線形ネットワークがしめす環境応答機構として、「アトラクター選択」が提案され、大腸菌を用いて、実験的に証明された。J-Store 研究報告コード R040000092

蛋白質フラスコを用いた高効率酵素型触媒

2008年04月08日 | 医療 医薬 健康
研究者 林 高史(九州大学大学院工学研究院応用化学部門)
研究実施機関 九州大学

報告概要 ミオグロビンは、天然に広く存在するヘム蛋白質の一つであり、酸素の貯蔵がその生理学的役割である。一方、ミオグロビンの補欠分子であるヘム(ポルフィリン鉄錯体)は、酸素分子を結合するだけでなく、酸化反応の触媒としての能力を秘めている。本研究者はこの点に着目し、ミオグロビンに化学的修飾を施すことにより、環境負荷軽減型の新しい生体材料・触媒を開発することを目的とした。具体的には、ミオグロビンへの基質結合部位の構築、活性中心の変換、ヘムポケット(反応場)の改良を試みた。特に、天然ヘムをミオグロビンから除去したアポ蛋白質に対して、修飾した機能化ヘムを挿入することにより、大胆なミオグロビンの機能化を狙った。  J-Store研究報告コード R040000080

植物のポリフェノール増量剤

2008年04月08日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2006-217805 出願日 : 2006年8月10日
公開番号 : 特許公開2008-37839 公開日 : 2008年2月21日
出願人 : コスモ石油株式会社 発明者 : 近藤 雅雄 外4名

発明の名称 : 植物のポリフェノール増量剤

【課題】植物中のポリフェノールの含有量を増加させるポリフェノール増量剤を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)
R2R1NCH2COCH2CH2COR3 (1)
(式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;R3はヒドロキシ基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)
で表される5-アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩を有効成分として含有することを特徴とする、植物のポリフェノール増量剤。

5-アミノレブリン酸リン酸塩の新規結晶及びその製造方法

2008年04月08日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願2006-221538 出願日 : 2006年8月15日
公開番号 : 特許公開2008-44882 公開日 : 2008年2月28日
出願人 : コスモ石油株式会社 発明者 : 立谷 尚久

発明の名称 : 5-アミノレブリン酸リン酸塩の新規結晶及びその製造方法

【課題】熱安定性が高く、融点が高く、耐吸湿性に優れた5-アミノレブリン酸リン酸塩の新規な結晶、及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】粉末X線回折による回折角2θとして、7.9°±0.2°、15.8°±0.2°、18.9°±0.2°、20.7°±0.2°、21.1°±0.2°、21.4°±0.2°、22.9°±0.2°、33.1°±0.2°及び34.8±0.2°に特徴的ピークを示す5-アミノレブリン酸リン酸塩結晶及びその製造方法。

ホスホジエステラ―ゼ酵素

2008年04月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平11-150423 出願日 : 1999年5月28日
公開番号 : 特許公開2000-23682 公開日 : 2000年1月25日
出願人 : ファイザー・インク 発明者 : ジェレミー・ランフィアー 外1名

発明の名称 : ホスホジエステラ―ゼ酵素

【課題】 新規酵素及びその遺伝子を提供する。
【解決手段】 アミノ酸配列及びヌクレオチド配列が記載されている。アミノ酸配列は、SEQ ID No.2又はSEQ ID No.4又はSEQID No.15又はSEQ ID No.17又はSEQ ID No.19として示される配列又はその変異体、相同体、フラグメント又は誘導体を含む。

消化管粘膜付着性抗ヘリコバクタ―・ピロリ組成物

2008年04月08日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平11-153913 出願日 : 1998年3月24日
公開番号 : 特許公開2000-26316 公開日 : 2000年1月25日
出願人 : 武田薬品工業株式会社 発明者 : 秋山 洋子 外3名

発明の名称 : 消化管粘膜付着性抗ヘリコバクタ―・ピロリ組成物

【課題】消化管において滯留時間の長く、優れた薬効を示す製剤を提供する。
【解決手段】薬効成分と粘性物質の膨潤剤(例えば、カードランおよび/または低置換度ヒドロキシプロピルセルース等)とを含有する消化管粘膜付着性医薬組成物。

混合培養による二次代謝産物のスクリーニング方法及び製造方法

2008年04月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-238547 出願日 : 2006年9月4日
公開番号 : 特許公開2008-54637 公開日 : 2008年3月13日
出願人 : 尾仲 宏康 発明者 : 尾仲 宏康 外2名

発明の名称 : 混合培養による二次代謝産物のスクリーニング方法及び製造方法

【課題】スクリーニング菌株の新たな二次代謝産物生産能力を引き出し得る、新たな培養方法を用いた、二次代謝産物のスクリーニング方法及び製造方法、新たな培養方法を用いて得られる二次代謝産物を含有する新規な培養物の提供。
【解決手段】16SrRNA遺伝子の塩基配列が特定の配列からなり該配列と95%以上の相同性を示すコリネ型細菌に属する少なくとも1種の微生物及び少なくとも1種の被検菌を混合培養し、培養液中に二次代謝産物が含まれているかを確認することを含む二次代謝産物のスクリーニング方法、培養液中に生産される二次代謝産物を採取する二次代謝産物の製造方法および培養液中に二次代謝産物を蓄積させた培養物からなる。

タンパク質への外来分子の部位特異的な連結及びその利用

2008年04月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-299023 出願日 : 2006年11月2日
公開番号 : 特許公開2008-54658 公開日 : 2008年3月13日
出願人 : 国立大学法人九州大学 発明者 : 神谷 典穂 外3名

発明の名称 : タンパク質への外来分子の部位特異的な連結及びその利用

【課題】トランスグルタミナーゼ(TGase)を用いて、ペプチド又はタンパク質へ部位特異的に外来分子を連結する方法の提供。
【解決手段】ペプチド又はタンパク質はTGase(トランスグルタミナーゼ)が認識可能なリシン(Lys)残基又は第1級アミンを有し、そして分子はアニオン性(例えば、核酸)であり、かつTGaseが認識可能なグルタミン(Gln)残基を有する。好ましい態様においては、TGaseは微生物由来のものであり、かつTGaseが認識可能なGln残基(Q)は、カルボベンゾイル-L-グルタミルグリシン(Z-QG)として存在しTGaseが認識可能なグルタミン(Gln)残基(K)は、MKHKGSとして存在する。in situ ハイブリダイゼーション、DNA/プロテインチップ、バイオセンサーに応用可能である。