バイオの故里から

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光感受性を新たに賦与した神経細胞

2017年01月30日 | 医療 医薬 健康
出願人: 国立大学法人東北大学
発明者: 八尾 寛, 石塚 徹

出願 2005-034529 (2005/02/10) 公開 2006-217866 (2006/08/24)

【要約】【課題】何らかの原因で脳・神経系における情報の伝達に障害を受けると、色々な機能障害が発生する。例えば、網膜の光受容細胞が変性すると視覚を失い、脊髄を損傷すると下半身不随といった運動機能障害を起こす。これらの機能障害を軽減するためには失われた脳・神経系での情報伝達機能を他の手段で代替えすることが必要となる。【解決手段】もともとそのような機能を有しない神経細胞に光感受性を賦与することにより、光信号を情報源として利用することで、脳・神経系での失われた機能を補助することができる。より詳細には、生物界に存在する光受容体チャネルおよびその改変タンパク分子を遺伝子導入し、発現させることにより、光感受性を新たに賦与した神経細胞を作製することができる。作製した光感受性を賦与された神経細胞を、脳などの神経細胞ネットワークに組み込むことにより、情報や信号を、他の神経細胞を介さずに、光を用いてインプットすることが可能となり、失われた機能の回復を図ることができる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2006217866/

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