バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

カゴメ、遺伝子レベルにおいても「ラブレ菌」は安全性の高い菌であることを確認

2007年10月17日 | 菌類 細菌
 カゴメ総合研究所は、Lactobacillus(L.)brevis KB290(ラブレ菌)の安全性について、食経験や動物実験、ヒト試験を通して確認しているが、今回、ラブレ菌のゲノム解読が完了したことを契機として、ゲノム情報の解析および抗生物質感受性試験を実施した。その結果、ゲノム解析および抗生物質感受性の観点からも、ラブレ菌は安全性の高い菌であることを確認した。マイライフ手帳@ニュース 2007-10-16

危険病原体ずさん管理 特許生物寄託センター 内規違反、受け入れ

2007年10月17日 | 菌類 細菌
 独立行政法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は十七日、人に感染すると死に至る危険性が疑われる菌株を、感染防止設備が十分整備されないまま、内規に反して所内の特許生物寄託センターで受け入れていたと発表した。

 同センターは、「レベル3」に分類され、重篤な疾患を起こす病原体のブルセラ菌、鼻疽(びそ)菌とされるそれぞれ二株、一株を一九八四年、八八年、九〇年に受け入れ、非常勤職員の女性らに培養や生存確認試験をさせていた。これまでに発症例は確認されていないという。三株は二〇〇五年、鑑定のため帯広畜産大に送られ、今年五月にレベル1に相当する別の菌と判明。五月三十一日に処分した。東京新聞 2007年10月17日 夕刊

有機酸生産用形質転換体

2007年10月17日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-126963 出願日 : 2005年4月25日
公開番号 : 特許公開2006-296377 公開日 : 2006年11月2日
出願人 : 株式会社豊田中央研究所 外1名 発明者 : 毛利 登美子 外6名

発明の名称 : 有機酸生産用形質転換体

【課題】有機酸の発酵生産に際し、相応の対遺伝子導入数効果又は対遺伝子導入数効果の高い遺伝子発現系を提供する。
【解決手段】複数種類のプロモーターと、これらのプロモーターのそれぞれに機能的に結合された有機酸生産に関与するタンパク質をコードするDNAとを保持するように形質転換体を作製する。複数種類のプロモーターによって有機酸生産に関与するタンパク質をコードするDNAを発現させることで、単一プロモーターによる発現時より高い発現増強効果が得られる。

昆虫体液反応性物質の特異的測定剤及び測定方法

2007年10月17日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平10-14842 出願日 : 1998年1月8日
公開番号 : 特許公開平11-196895 公開日 : 1999年7月27日
出願人 : 生化学工業株式会社 発明者 : 田村 弘志 外1名

発明の名称 : 昆虫体液反応性物質の特異的測定剤及び測定方法

【課題】昆虫体液添加に伴う■(1→3)-β-D-グルカン認識タンパク質系反応又は■ペプチドグリカン認識タンパク質系反応の影響を受けずに、それぞれ■ペプチドグリカン認識タンパク質系反応又は■(1→3)-β-D-グルカン認識タンパク質系反応のみを利用して、■ペプチドグリカン又は■(1→3)-β-D-グルカンを、それぞれ実用的で簡便、迅速、高感度かつ特異的に測定する。
【解決手段】第1の昆虫体液反応性物質及び第2の昆虫体液反応性物質の両方に反応するプロフェノールオキシダーゼカスケードが存在する昆虫体液に、このプロフェノールオキシダーゼカスケードの第1の昆虫体液反応性物質認識タンパク質系反応の抑制剤が共存している、第2の昆虫体液反応性物質の特異的測定剤。

組換え型ブタリゾチームの大量生産法

2007年10月17日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
 新たな抗菌物質として期待されているブタリゾチームの遺伝子を人工合成し、昆虫細胞で発現させることにより大量に培養液中に生産できるシステムを開発した。さらに、培養液の浸透圧を調整することによって生産量を大幅に増やすことができる。動物衛生研・次世代製剤開発チーム 研究成果

Development of a mass production system for recombinant porcine lysozyme

 To establish a mass-production system for the porcine lysozyme (PLY), a powerful candidate to replace antibiotics, several kinds of expression systems and conditions were examined. PLY gene (length: 484bp) was synthesized from nine short DNA oligomers by the SPR method and PCR extension. This artificial gene was expressed in two kinds of yeast cell lines (kk-4, A2-1-1A) and in three kinds of insect cell lines (BmN4, Sf-9, expresSF+). Among them, the expresSF+ cells were more efficient (more than 50mg/L) than other cells. Then, PLY was produced by expresSF+ cells using a culture media under different osmotic pressures (194-321mOsm/kg). The results indicated that a low osmotic pressure (220-309mOsm/kg) was the most efficacious. Especially, the culture medium with 296mOsm/kg of osmotic pressure had the highest productivity for recombinant PLY, and reached about 80mg/L. This system has applied for a patent (patent application number: 2007-025410).
(Research Team for Advanced Biologicals, +81-42-321-1441)

6-O-硫酸化N-アセチルヘパロサン及び造血幹細胞増殖助剤

2007年10月17日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2005-107760 出願日 : 2005年4月4日
公開番号 : 特許公開2005-290383 公開日 : 2005年10月20日
出願人 : 生化学工業株式会社 発明者 : 苅谷 豊 外3名

発明の名称 : 6-O-硫酸化N-アセチルヘパロサン及び造血幹細胞増殖助剤

【課題】 優れた造血幹細胞増殖促進能を有し、かつ、病原性ウィルスやプリオンタンパク質の汚染の心配のないヘパラン硫酸類似物質であって、このような活性を有することが知られているN-脱硫酸化N-再アセチル化ヘパリンに代わり得る物質を提供すること。
【解決手段】 N-アセチルヘパロサンを構成するN-アセチルグルコサミンの第1級水酸基が硫酸化された6-O-硫酸化N-アセチルヘパロサン。

プリオン蛋白の分離・濃縮・試料調製方法

2007年10月17日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-119585 出願日 : 2004年4月14日
公開番号 : 特許公開2005-300431 公開日 : 2005年10月27日
出願人 : 有限会社エヌ・エス・テック 発明者 : 佐藤 功栄

発明の名称 : プリオン蛋白の分離・濃縮・試料調製方法

【課題】 プリオン病の研究・診断のために、通常の施設でも簡便な手段により、高感度のプリオン蛋白測定に供しうるプリオン蛋白の分離、濃縮、または試料調製の方法を提供する。
【解決手段】 プリオン蛋白を含む試料に蛋白凝集作用物質を作用させる行程と、凝集した蛋白を可溶化する行程とにより蛋白(プリオン蛋白等、およびウイルス等)の分離、濃縮、試料調製を行う。

ウイルスおよびプリオン汚染の分離および不活性化の新規方法

2007年10月17日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-134752 出願日 : 2005年5月6日
公開番号 : 特許公開2005-319302 公開日 : 2005年11月17日
出願人 : イブサ インスティテュート バイオチミケ ソシエテ アノニム 発明者 : マウリヅィオ ダットイロ

発明の名称 : ウイルスおよびプリオン汚染の分離および不活性化の新規方法

【課題】生物学的物質からウイルスおよびプリオンを除去するかまたはその物質を不活性化する方法を提供する。
【解決手段】本方法では超遠心を分離手順として使用し、遠心管の底に層状化された高モル濃度ヨウ素溶液を不活性化成分として使用する。本方法は、底に高モル濃度要素溶液がしかれた、遠心管中の溶液の超遠心に基づいている。本系には、開始溶液と尿素溶液管の中間液体相として、挿入される、緩和液が含まれうる。高モル濃度尿素が6M~10Mの範囲の濃度で存在する。

体外診断キット及び体外診断方法

2007年10月17日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-216510 出願日 : 2004年7月23日
公開番号 : 特許公開2006-38536 公開日 : 2006年2月9日
出願人 : 伊藤ハム株式会社 外2名 発明者 : 横 田 愽 外1名

発明の名称 : 体外診断キット及び体外診断方法

【課題】哺乳動物における生体由来材料のうち血液、尿、脳脊髄液、或いは末梢組織などのように比較的容易に採取可能な材料を用いることができ、クロイツフェルト・ヤコブ病、牛海綿状脳症、スクレイピー、鹿慢性消耗性疾患、ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー(Gerstmann-Straussler-Scheinker)症候群、致死性家族性不眠症等のプリオン病を含む退行性神経変性疾患の発症早期における段階から検出可能な体外診断キット及び体外診断方法を提供する。
【解決手段】抗Fas抗体を含む生体由来成分の検出材を備える。

プリオン蛋白質に特異的に結合する核酸分子

2007年10月17日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-226164 出願日 : 2004年8月2日
公開番号 : 特許公開2006-42645 公開日 : 2006年2月16日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 外1名 発明者 : 西川 諭 外4名

発明の名称 : プリオン蛋白質に特異的に結合する核酸分子

【課題】 正常型プリオンから異常型プリオンへの変化に必要と推測されるオクタリピートを含む正常型プリオン蛋白質(PrPc)のN末端23-89はグリシンに富み、安定な3次構造を構成しているとは考えられず、N末端23-89の部分のみを薬剤のターゲットとすることは困難である。プリオン病の診断、予防および治療に使用しうる、プリオン蛋白質に特異的に結合する分子を選択する際には、全長プリオン蛋白質を標的とする必要がある。
【解決手段】 プリオン蛋白質を識別可能な核酸分子の同定および分離のための方法、ならびにこの方法により得られる核酸分子を記載する。さらに、プリオン蛋白質に特異的に結合する核酸分子を含む医薬組成物および診断用組成物、ならびに係る分子を用いる診断方法が記載される。