１９９５ ティント・ペスケラ レゼルヴァ アルハンドレ・フェルナンデス

スペインはDOリベラ・デル・デュエロのテンプラニーニョ１００％のワインです。

その昔『ベガ・シチリア』と双璧と言われ、
かの有名なワイン評論家さんには５つ星をもらい、
『スペインのぺトリュス』とまで言われたワインです。



１９９５年は相当良いヴィンテージとのことで、最上級銘柄『ハヌス』も造られている！

それの『レゼルヴァ』が、セラーの奥底に残っていて、
先日酔いに任せて次男坊と飲んでしまったんだわさ・・・

コレが実に旨かった！

それこそ美味しい『ペトリュス』に出会うのは相当に難しいけれど、
コレだけのストロークをもってして、ペスケラを開けることができるのなら、
確実に美味しくいただけるということだ。

濃密なガーネットは、まるで熟成エルミタージュのように輝き、
土の風味と焙煎とミントを感じ、そこへ品良い花の香気が漂い始めます。
豆系の若輩テンプラ系の気になる香りは既に霧散し、実に美しいブケを楽しめる。

果実は甘くトップリと溶解し、僅かに低酸ではあるものの、
ニュアンス多いエキスの魔術で、そんなことなどは、まるで気にもならず、
むしろ媚薬のような戻り香に、フランスの熟成ボルドーの本流をも凌駕するかとも思った！

この上に『グラン・レゼルヴァ』と『ハヌス』があるし・・・

凄いワインだとつくづく思った！