The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

オール・ブラインドで新年会!

2007-01-15 21:19:13 | ワイン
年があらたまりまして2週間になりますね・・・
やっと仕事の調子も出てまいりました。

さて、『第104回オテル・ド・ヤマダ』はオール・ブラインドで行ないました。
いわゆる、『新春闇鍋大会』という所でしょうか?

まずは、カ・デル・ボスコのフランチャコルタのロゼを出しまして、
これは真正シャンパーニュ?それともゼクト?はたまたスプマンテ?
意外にも新大陸のスパークリング?と皆さんに出題です!

これがなんと大多数がシャンパーニュ・ロゼと答えました。
それだけ、泡のタッチから、味わいの品格まで、
素晴らしいフランチャコルタである事の証明です!

さて前半を飾った三種の白ワイン、いかがでしたでしょうか?
次のワインでありました↓

1985 Pouilly Fume Baron de L

1966 Chassagne Montrachet Gagnard Deraglange

1985 Kisler Chardonnay Camp Meeting Ridge Sonoma Coast

それぞれがナカナカのワインでありました!

バロン・ド・エルは85’にして涼しげな草原の輝きと言う感じ!
壮麗なソーヴィニオンの酸味とスタイリッシュな味わいです。
魚貝と野菜を中心としたアミューズに見事にマリアージュ!

66’のドラグランジュの単なるヴィラージュのシャルドネが、
これほどの素晴らしい状態で、白ワインの熟成(練れ白)とは何たるか?を我々に示してくれました。
オレンジがかった琥珀色・・・
紅茶や陳皮のニュアンスに、わずかなアジアンな香料!
蒸かし栗や蜂蜜、干したプラムのブケがわんわんと立ち昇ります。
決して濃くはありません!
でもいつまでも口にしていたい欲求に駆られるワインでありました。

そして白のトリはキスラーのキャンプ・ミーティング・リッジ!
それの95’物・・・かつてZOOに出た96’にわたくし惚れ込みましたのデスヨ!!
この世の物とは思えない程のビューティフルな黄金色!
ミネラリーなトップに、甘栗、ハシバミ、ヘーゼルナッツ・・・
正しくレンゲの風味の蜂蜜とパインのリキュールであります。
始め95’らしく奥ゆかしさが・・・
でも小一時間でとろりと粘凋度が増してきます!
そして、気がつけば『大爆発したシャルドネの油』の虜になってしまった!と言う訳・・・I店長、残念!!

驚くべき白三種でありました!
後半のラインナップは後ほど・・・
リストと写真はもう少々御待ち下さい!

ではまた・・・