Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「エル・スール」ビクトル・エリセ

2009-01-07 23:05:50 | cinema
ビクトル・エリセ DVD-BOX

紀伊國屋書店

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1983スペイン/フランス
監督・脚本:ビクトル・エリセ
原案:アデライダ・ガルシア=モラレス
撮影:ホセ=ルイス・アルカイネ
出演:オメロ・アントヌッティ、ソンソレス・アラングーレン、イシアル・ボリャン、ロラ・カルドナ、オーロール・クレマン 他


昨年末にDVD鑑賞
やはりすばらしい映画でございました。

少女エストレリャの成長を、少女の抱く父親像の変遷をもって表すというプロットがとても美しいと思う。少女は父を喪失すると同時に、父のルーツである「南」への帰属の機会を手に入れる。父を理解する旅は自分自身を知る旅とも重なるだろう。もしかしたらエストレリャはダウジングの能力を発揮するかもしれない。あるいは祖母やミラグロスに囲まれ、普通の女性として過ごすのかもしれない。そうした可能な物語のすべてが、父の形見の振り子とともに彼女の旅行カバンに詰められた。その瞬間に向って映画は冒頭のかすかな光から始まる。窓からの日差しを精いっぱい受けながら父を想うエストレリャの像をとらえる。まるでいま初めて映画が生まれたかのようにみずみずしい。

少女時代のエストレリャを演じたソンソレス(いい名前だ)が素敵だ。ダウジングで特殊な能力を発揮する父の傍らで誇らしげに助手を務める姿、父にもまた父の悩みがありその深いことを知るときの困惑と親近感のないまぜになった表情。カフェの窓の外から父を見て目を合わせるときの戸惑いの仕草。演技とは思えない。
彼女が自転車に乗って、エリセ的奥行きを体現する家の前の通りを奥へと走り去る、それが彼女の退場シーンだ。これでもう彼女に会えないかと思うと何とも寂しいシーンである。

その道のむこうから次にやってくるのは15歳になったエストレリャだ。彼女を演じたイシアルも負けず劣らずすばらしい。普通の女の子に育ちながらも心のどこかで彼女は父を理解し、深いところで繋がっている。父との最後の会話はととえも印象的なシーンだ。ほとんど意思疎通とは言えない会話なのだが、お互いをちょっぴり未知な、しかしどこかでわかり合っている存在だとわかっている、そんな趣を感じる。レストランの片隅で、その奇跡はさりげなくおこる。隣室の披露宴から聴こえてくる音楽。泣けるなあ;;

ふたりとも映画初主演ということです。
『ミツバチのささやき』のアナ・トレントとくらべても負けない豊かな演技だったのに、なんだかアナの人気ばかりが高いようなのは、やはりあの愛くるしいマスクのせいかしらん??

使用人ミラグロスは『ミツバチ~』でもでてくるね。

****

『ミツバチ~』では屋内の続き部屋を見通すシーンが印象的だったが、ここでも「かもめの家」の前のさびしい道を画面の奥行きを出すアングルで多用しているのが美しい。自転車やバイクで人が移動するのだが、画面自体は静止の構図なのに運動性があるし、それだけで期待感や寂寥感を表せてしまう。

エストレリャの家である「かもめの家」の内部もなかなかよいつくりだ。家のまんなかにある階段を上下する縦の線。最上階の父の部屋の床から階下に伝わる音の表現。画面を上下する意識の動きがまたまた美しい。

しかしなんといってもラストのエストレリャの弱々しくも期待に満ちた表情のアップとそれを包む部屋の光の淡さにはやられた~
これは冒頭の振り子を見つけるシーンの記憶と重なって、ラストにふさわしい感動のショットだ。

****

父アウグスティンの悩みというのははっきり示されはしないのだが、死に至る病のようなものだろうか。冒頭のシーンは1957年秋という設定だったから、スペイン内戦後、フランコ独裁政権の確立期であることも無関係ではないだろう。ミラグロスが寝室でエストレリャに語るように、明らかに父は共和派であり、そのこと(を含めてもろもろ)で祖父と対立し、教会を嫌った父親の胸中は、明示されないが濃密な空気として映画の底のほうを漂っている。

******

十分完結した作品であれ以上のラストはないだろうと思うのだが、この作品の原案となった小説には、さらに続きがあるという。そこではエストレリャが南にいってからのことも書かれているという。それはぜひとも読まなければいけないだろう。

DVD付属の解説によると、その原案がまだ小説として完成する前にこの映画を作ったということだ。なんでこういうことになるかというと、原案を練っていたのがエリセのパートナーだったということで(笑)つまり映画と小説は同時進行かつ別進行だったのだ。

小説は1月下旬にインスクリプトから発売ということだ。amazonにはまだ出ていないが(投稿日現在)。




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2008を振り返る~小説編~

2009-01-04 02:08:41 | book
昨年読んだ小説はどんなかな?

「ロクス・ソルス」レーモン・ルーセル
「なしくずしの死」L・F・セリーヌ
「モレルの発明」ビオイ=カサーレス
「幼年期の終わり」クラーク
「未成年」ドストエフスキー
「ストーカー」ストルガツキイ
「虚数」スタニスワフ・レム
「大失敗(Fiasko)」スタニスワフ・レム
「輝くもの天より墜ち」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
「巨匠とマルガリータ」ブルガーコフ
「イッツ・オンリー・トーク」絲山秋子
「グロテスク」桐野夏生
「そろそろ登れカタツムリ」ストルガツキイ

こんなもんですね。
仕事していると、帰りによるスタバで30分ほどを読書時間に充てるくらいなので、なかなか読み進みません。
病気のせいと、おそらくは歳のせいで、同じ行を何度も読んじゃったりして、いや~衰えを感じますよ・・
まあ小説以外にも結構読んだので、こんなものかなと。

としみったれた話はおいといて、
ランキング・・・しようと思ったけれど、
これ、ほとんどすべて、なんというか、manimani的課題図書じゃないですか。
どれも甲乙付けがたし。


強いて言うならば、なかでもずしりと重量級かましてくれたのは、レム「虚数」でしょうか。
これはもはや20世紀の奇書に属するでしょう。
死ぬまでには是非読んでおくべき1冊でしょう。

日本の作家では桐野夏生「グロテスク」が強烈でございました。
終盤の展開はちょっと現実味がないですが、某有名私立学校の生活の描写などには迫真の迫力がありました。子供を私立にやるのがためらわれるほどですね。まあ、もともとそんな財力がないんですけども^^;

あとはフランスもので、20年来よんでやろうと狙っていたものをついに読みました。「ロクス・ソルス」「なしくずしの死」です。どちらも恐るべき書物でした。いい意味で予想を裏切って引き込んでくれました。

それから、最近知った作家で、スターリン期のソ連を生き延びたプルガーコフのトンデモ幻想譚「巨匠とマルガリータ」もはずせませんね。



ここのところ、やたら本を買ってしまって、読むのが全く追いついていないので、今年は買うのは控え、精力的に読んでいきたいところです。特にmanimani的に昔から読むべき作品に登録されている本(いつしたんだ?)をつぶしていく体制にひきつづき入りたいですね。




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白くまアリスのライブにでます

2009-01-03 18:11:15 | LIVE告知
年明け1月3日(土)
白くまアリスのライブに助っ人参加します。
お正月特別企画です。
三が日なんでアレですが、暇でしょうがないとか
そういう方はお越しくださいませ~

1月3日(土)@吉祥寺マンダラ2
5:00開場 5:30開演
¥2000+ドリンク代(小学生以下はドリンク代のみ)

5:30~スチールドラムバンド パンタジア
6:10~po*ssum
7:00~ねこカフェ
7:50~白くまアリス
  manimaniはたかふ~名義でベースを弾きます



画像をクリックすると拡大します


(しばらくこのページをトップにします~~)
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今日は白くまアリスのライブです

2009-01-03 16:28:49 | movelog
寒い〓

【終了後追記】
新春特別企画で4バンド出演のおつかれさまライブでした。
白くまアリスはもう脱退したんで、助っ人参加なのに
全然ゲスト扱いされませんでした(笑)

son*imaのライブ以来なんだか気が大きくなったのか、
今回はまったく緊張することなく、超余裕かまして弾いてきました。

なので、近年になく完璧なプレイができた!
・・・と思っていたら、ドラムの人が
「manimaniさん結構まちがえてたね」
とか言ったので、ショック!

間違いはしていないのに変に聴こえるということは?
・・これはへたくそになったということ??

由々しき事態なので、しばらくはCDにあわせてカラオケプレイで
ベース練習し技術力底上げを図ろう!
という決意が年始に生まれました

まあどこまでやるかわからんですけどね


ということで、ライブ的には成功、ギャラも少々いただきました~^^
スタバ代に消える予定。


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2008を振り返る~極私的映画ランキング~

2009-01-02 23:54:37 | cinema
というわけで、昨年観た映画を振り返ってみるでござる。

1「勝手にしやがれ」ジャン=リュック・ゴダール
2「百年恋歌」候孝賢
3「夜の女たち」溝口健二
4「ミツバチのささやき」ビクトル・エリセ
5「懺悔」テンギス・アブラゼ
6「エル・スール」ビクトル・エリセ
7「残菊物語」溝口健二
8「父親たちの星条旗」クリント・イーストウッド
9「チェチェンへ アレクサンドラの旅」アレクサンドル・ソクーロフ
10「硫黄島からの手紙」クリント・イーストウッド
11「台風クラブ」相米慎二
12「近松物語」溝口健二
13「祇園の姉妹」溝口健二
14「祇園の姉妹」野村浩将
15「マーニー」アルフレッド・ヒッチコック
16「モンパルナスの灯」ジャック・ベッケル
17「山椒大夫」溝口健二
18「浪華悲歌」溝口健二
19「イントゥ・ザ・ワイルド」ショーン・ペン
20「ランド・オブ・ザ・デッド」ジョージ・A・ロメロ
21「晩春」小津安二郎
22「雨月物語」溝口健二
23「リダクテッド 真実の価値」ブライアン・デ・パルマ
24「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」ジョージ・A・ロメロ
25「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」ブラザーズ・クエイ
26「2001年宇宙の旅」スタンリー・キューブリック
27「コッポラの胡蝶の夢」フランシス・F・コッポラ
28「パコと魔法の絵本」中島哲也
29「シャイニング」スタンリー・キューブリック
30「20世紀少年」堤幸彦
31「時計じかけのオレンジ」スタンリー・キューブリック
32「レイクサイド・マーダーケース」青山真治
33「白い馬」アルベール・ラモリス
34「赤い風船」アルベール・ラモリス
35「Helpless」青山真治
36「ざくろの色」セルゲイ・パラジャーノフ
37「サッドヴァケイション」青山真治
38「EUREKA ユリイカ」青山真治
39「E.T.」スティーヴン・スピルバーグ
40「崖の上のポニョ」宮崎駿
41「となりのトトロ」宮崎駿
42「ONE PIECE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜」志水淳児
43「悦楽共犯者」ヤン・シュヴァンクマイエル
44「ラスト、コーション」アン・リー
45「アヒルと鴨のコインロッカー」中村義洋
46「アイム・ノット・ゼア」トッド・ヘインズ
47「ファクトリー・ガール」ジョージ・ヒッケンルーパー
48「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」若松孝二
49「叫びとささやき」イングマル・ベルイマン
50「ゆけゆけ二度目の処女」若松孝二
51「グエムルー漢江の怪物ー」ポン・ジュノ
52「パレスチナ1948・NAKBA」広河隆一
53「スキャナー・ダークリー」リチャード・リンクレイター
54「闇のバイブル 聖少女の詩」ヤロミール・イレシュ
55「小さな悪の華」ジョエル・セリア
56「ひなぎく」ヴェラ・ヒティロヴァ
57「牡牛座 レーニンの肖像」アレクサンドル・ソクーロフ
58「ヒトラーのためのソナタ」アレクサンドル・ソクーロフ
59「日陽はしづかに発酵し・・・」アレクサンドル・ソクーロフ
60「モレク神」アレクサンドル・ソクーロフ
61「ドリーベルを覚えてる?」エミール・クストリッツァ
62「歌っているのは誰?」スボロダン・シャン
63「レンブラントの夜警」ピーター・グリーナウェイ
64「ヘルプ!」リチャード・レスター

あ~振り返った~ww
2007年は110本くらい観ているので、だいたい半減。
いわゆる映画ブログの人々に比べるとふっとひと吹きで飛んでいきそうな数字ではありますが、まあ通院しつつ仕事した一年としてはよく観たほうでしょう、ということにします。

前にも書きましたが、ワタシは公開作を劇場に観に行くタイプの鑑賞者ではないので、自ずと旧作中心の鑑賞という軟弱な?ことになります。
なので、2008年公開作のベストということではなく、新旧含め2008に観たなかで印象に残った作品ベスト5という、きわめて個人的なランキングをやってみようと思います。


【ベスト5】
第1位:「EUREKA ユリイカ」青山真治
じゃーん!宮崎あおいちゃんの長編映画デビュー作ですが、そういうこととは別に、長尺とシネスコサイズを有機的に動員しての心の旅に深く心打たれました。傑作だと思います。青山真治監督については引き続きフォローしていきたいと思っています。

第2位:「日陽はしづかに発酵し・・・」アレクサンドル・ソクーロフ
昨年はソクーロフを結構観ました。もっともっと観たかったんですが諸々の事情でかなわなかったのが残念です。「モレク神」など、強力な作品はあるんですけれど、manimani的心象風景に最も共鳴するのがこの作品でした。原作ストルガツキー「世界終末百億年前」の不条理な感覚を反映しつつも、またソクーロフ的味わいに染まった別の夢幻世界が広がったと思います。BOXに収録されているので買っちゃおうかな~~

第3位:「山椒大夫」溝口健二
昨年は溝口健二と出会う年でもありました。ヴェネツィア国際映画祭で3年連続受賞という晩年の功績で本当に報われた作家であったなあと思います。捨てがたい作品が幾つもありますが、映像の美学と物語がよく調和した「山椒大夫」をセレクト。

第4位:「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」ジョージ・A・ロメロ
昨年公開作品からはロメロがチャートインです。結構評判悪いんですけど、これはなまじ「POVという手法=疑似体験」という先入観がいけないんだと思います。この映画は決して疑似体験を目的に作られているのではないことが明確です。ゾンビを題材にリアリティの重層化のロメロなりの冒険に出た、その手段の一つとしてとしてPOVが選択されていることを、そしてその手段の総体としての作品を評価すべきだと思います。そのためにゾンビシリーズで変化してきたゾンビの性格をリセットして原初の他者性に立ち戻ったことも特筆すべき点ですね。

第5位:「コッポラの胡蝶の夢」フランシス・F・コッポラ
これまたなんか地味にスルーされた感のある作品ですが(笑)、コッポラはこういうのが撮りたかったんだということがわかっただけでもすごい事件だと思うのですわ。ということを抜きにしても、逆にこれまでの手法を糧に貫禄のある映画的強度を持ちつつ新たな出発が出来たことを祝福したい。
光がどんどん曖昧な青に収斂していく作風はあらゆる説話を越えて説得力があるものだと思います。


【次点】
「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」ブラザーズ・クエイ
これは非常に好きで、3回観に行ったというですね。しかも内2回は結構寝たし^^;
いいんですけど、クエイ兄弟ならもっと強烈な作品ができるだろうという、期待過剰による次点落ちでございます。頑張れクエイ!

「アイム・ノット・ゼア」トッド・ヘインズ
これは、ディランを描くのに複数の人格を使い、その上で「私はそこにいない」と言ってしまう、アイディアを高く評価したいです。6位ですね。


【審査員長特別賞】
審査員長manimaniが特別に選ぶのは次の2監督の4作です。
「ミツバチのささやき」ビクトル・エリセ
「エル・スール」ビクトル・エリセ
「白い馬」アルベール・ラモリス
「赤い風船」アルベール・ラモリス

エリセについてはベストにいれてもいい作品ですが、むしろ20年前にすでに自分的ベストに選んでいるので、昨年の、に入れるのがためらわれるのです。
ラモリスについては、エリセもそうなのですが、これぞワタシにとっての映画のふるさと、という風情を豊かにたたえているのです。つまりランキングの外にある、絶対零度の映画なのですね。


【残念でした賞】
よい題材を持ちながら映画としての結実を逃してしまい、もう一歩、残念!というのはこの2本です。
「イントゥ・ザ・ワイルド」ショーン・ペン
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」若松孝二 

前者は撮影も俳優もよく、いい雰囲気を出していましたが、編集でしくじったなあという実感です。好みの問題もあるでしょう。原作で題材を味わいたいと思います。
後者は、あの時代を総括する!という意気込みとはうらはらに、当事者の懐古/美化という誘惑に勝ち得ていないのではないかという感想です。真に総括をするならば、まず自己を相対化すべきだったのです。
ああ、残念。

********

ということでした。
どうでしょうかこのランキング
ワタシがいかに時流に関係なく生きているかの証左になることでしょう。
今年もこの調子でゆるゆる生きたいとぞ思ふ。

ではまた。



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新年です

2009-01-02 01:13:01 | diary
新年あけましておめでとうございます。
本年も当軟弱ブログをどうかごひいきに
よろしくおねがい申し上げますm(_ _)m

というご挨拶を、日付が元旦のうちにやれないところが軟弱の証しであるわけで、おそらく今年もこの調子で行くのだろうと思われます。

********

え~、昨年終わり頃に例によって仕事を休んでおりましたが、新年から暦通りに復帰ということになりました。なまった心身をなんとか常人並みに持っていくのにまたまた難儀するのでしょうが、気楽に頑張りますので、ここは素直に、応援よろしくおねがいしますm(__)m、と言ってしまいます。

時間と体力と睡眠時間の関係で、見る映画の数も一段と減ると思いますが、なるべく観るべきものは観るという姿勢で頑張ってみたいと思います。

音楽活動については、年を追う毎にナマケモノモードに入っておりますが、これまたすこしネジ巻いて動き出せたらなと、ちょっと画策中であります。昨年は念願のライブを1本だけやりましたので^^;、今年も~と思いつつも、多分一度白紙に戻し0から積み上げるようなことをするかな~と思っているのです。
期待せず待っていてください(誰も待ってないかも~・・・)

なんか、抱負を語る場になってしまった^^;



1月1日のmanimani家は、朝いきなり母娘殴りあいの騒ぎが持ち上がったりと、爆笑もんのスタートでありました(やれやれ)。
午前中は初詣に行き、午後は両親・兄弟家族がmanimani家に集結し、一大ごはん大会をやりました。
初詣から帰ってきて、午後の準備をしているさなかに、うっかり昼寝をしてしまい、新年早々妻に強力に恨み言を言われたmanimaniです。う~む奥さんすみません~コワいヨオ・・・

で、はっきりいってウチの奥様の料理は極上に美味いのですよ!!
というわけで、昼から夜までひたすら食い続けました。
メタボ進行中で、両親からも妹からも「一段と太った」「顔の輪郭が去年と違う」とかさんざん言われ、リンパの流れを良くする方法とか、筋トレとか、体操とか気口々に指導されまくりました。
今年の目標は自動的にメタボ解消ということになりました。
まあ、毎年目標にしているんですけどねw

*****

映画ですが、manimaniの映画鑑賞は、体力と時間の問題ということもありますが、だいたいは過去の作品を監督さんなどを軸に選んで鑑賞する、DVD勝手に回顧上映型なのですね。
なのでみなさんのやっているような2008ベストテン的なことはあまりやっても意味ないよな~と常々思っているんですが、ふと昨年の記事を読み返したら、あっさり「観た映画を振り返る」とかいうのをやっていて(笑)なんだよやってるじゃないですか・・・

なわけで、また時期を逸しつつも、2008年を振り返る~をやってみようかなと思います。
ざっとかぞえると60数本くらいしか観ていないのですが、まあその範囲でね。

ヒマなときにアップします~(予告)

****

明日は白くまアリスのリハ。
明後日3日はホンバンです。
う~む、リハ2回で大丈夫かしら??


では、本年がみなさまにとってよい年でありますように
よぉ~~っ ぽん!(一本締め)



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