2011年を振り返る~極私的映画ランキング~
毎度言うことですが、ワタシの映画鑑賞スタイルは劇場に足繁く通うというよりは、旧作中心にDVDでというものなので、年間公開作のランキングはできません。
なので、新旧作とりまぜてのmanimani脳内限定ランキングをやって喜ぼうという私的企画です。
↑
という文章自体、昨年のランキングページからコピペしてるくらい毎年言ってますw
なのでまあ、誰にもなんの参考にもならないと思いつつの自己満足企画ですね。
********
と、実はここまで↑が昨年からのコピペでw
2011年はあの大災害があり
おめでたく映画の話をしている気分でもないのですが
まあワタシ自身は当日帰宅難民になったことを除けば
普段と変わらぬ年末を迎えることができたわけで
いつもどおりということを重視してやっぱり振返るとします。
・といいつつも夏にオーケストラに参加したのと、バッハのオケに加入しーので、本数としてはさらにぐっと控えめになりました。
・平日はDVDを観ている時間と体力がないので劇場鑑賞が多かったです。
・話題作の類いをまったく観ていないので例年にまして極私度を高めています。
観た映画
『ゴダール・ソシアリスム』2010 ジャン=リュック・ゴダール
『髪結いの亭主』パトリス・ルコント
『白いリボン』2009 ミヒャエル・ハネケ
『ポンヌフの恋人』1991 レオス・カラックス
『ソーシャル・ネットワーク』2010 デヴィッド・フィンチャー
『ヒア アフター』2010 クリント・イーストウッド
『アンチ・クライスト』2009 ラース・フォン・トリアー
『バラベント』1962 グラウベル・ローシャ
『アントニオ・ダス・モルテス』1969 グラウベル・ローシャ
『エッセンシャルキリング』2010 イエジー・スコリモフスキ
『赤い靴』1948 マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
『ゴーストライター』2010 ロマン・ポランスキー
『Peace ピース』2010 想田和弘
『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』2010 ヤン・シュヴァンクマイエル
『アンダーグラウンド』1995 エミール・クストリッツァ
『ブラック・スワン』2010 ダーレン・アロノフスキー
『ゲンスブールと女たち』2010 ジョアン・スファール
『吸血鬼』1932 カール・Th・ドライヤー
『ゴモラ』2008 マッテオ・ガローネ
『PERFECT BLUE パーフェクト ブルー』1998 今敏
『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』2010 ルネ・フェレ
『アマデウス』1984 ミロス・フォアマン
こんなもんだったかなー
・今年はあまり特記すべきことがないのかも
・リマスターもので好きなものがあり、ポンヌフ、アンダーグラウンド、赤い靴、髪結い
・人生初上映場所を間違える事件勃発w これにより『Peace』を観られてよかったのだが。
さてランキングですが・・・
例によって悩むわけですが、今年はもう好き嫌いによってさっさと決める(毎年そうなんだけど)
第1位『アンダーグラウンド』エミール・クストリッツァ
いやいきなりリバイバルものなのですが、だって好きなんだもん。この作品はクストリッツァのなかでもやはり群を抜いて力が入っている。その熱意とこだわりに心打たれるのですね。悲痛な現代史というのがいまだリアルタイムで語れる物語であることの悲しさ。リマスターによって明るくなりすぎたとの声もあるけれど、まあワタシ的には許容。
第2位『アンチ・クライスト』ラース・フォン・トリアー
トリアーは映画作家なのか?別の何者かではないのか?との疑念を抱きつつ旧作を観てきたわけだけど(笑)『アンチ・クライスト』によって「もしかしたら映画作家なのか?」という気分になった。激しく賛否両論ある作品+人物と思う。いくつかの忘れがたきシーンにより第2位に。
第3位『ゴーストライター』ロマン・ポランスキー
ホントは1位にしてもよかったかも。ナラティヴな要素以外の細部によって厚みが出る映画の面白さを体現した。普通のミステリー?をポランスキー色でこてこてに塗った。ポランスキーはもっとたくさん観てみたい。
という感じです。
番外編
心の映画賞『赤い靴』マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
心の映画、心のふるさとがリマスターされたので祝うのだ!
別格で賞『吸血鬼』カール・Th・ドライヤー
ことしもドライヤー。すっごいいいんだよねこれ。悪夢のような筆致。ドライヤーのトーキー第1作なんだけど、音声を無声映画に付け加わった一要素としてどうやって使うかを考えたって感じのもの。結果悪夢的な雰囲気。
ほかにもいい映画はありましたな。
グラウベル・ローシャ『パラベント』もよかった。スコリモフスキもよいし、イーストウッドのあのタイミングでの公開もぞっとするし、『Peace ピース』も記憶に深く残るドキュメンタリーだった。
ということで。
来年はもっといっぱい観たいものです。
毎度言うことですが、ワタシの映画鑑賞スタイルは劇場に足繁く通うというよりは、旧作中心にDVDでというものなので、年間公開作のランキングはできません。
なので、新旧作とりまぜてのmanimani脳内限定ランキングをやって喜ぼうという私的企画です。
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という文章自体、昨年のランキングページからコピペしてるくらい毎年言ってますw
なのでまあ、誰にもなんの参考にもならないと思いつつの自己満足企画ですね。
********
と、実はここまで↑が昨年からのコピペでw
2011年はあの大災害があり
おめでたく映画の話をしている気分でもないのですが
まあワタシ自身は当日帰宅難民になったことを除けば
普段と変わらぬ年末を迎えることができたわけで
いつもどおりということを重視してやっぱり振返るとします。
・といいつつも夏にオーケストラに参加したのと、バッハのオケに加入しーので、本数としてはさらにぐっと控えめになりました。
・平日はDVDを観ている時間と体力がないので劇場鑑賞が多かったです。
・話題作の類いをまったく観ていないので例年にまして極私度を高めています。
観た映画
『ゴダール・ソシアリスム』2010 ジャン=リュック・ゴダール
『髪結いの亭主』パトリス・ルコント
『白いリボン』2009 ミヒャエル・ハネケ
『ポンヌフの恋人』1991 レオス・カラックス
『ソーシャル・ネットワーク』2010 デヴィッド・フィンチャー
『ヒア アフター』2010 クリント・イーストウッド
『アンチ・クライスト』2009 ラース・フォン・トリアー
『バラベント』1962 グラウベル・ローシャ
『アントニオ・ダス・モルテス』1969 グラウベル・ローシャ
『エッセンシャルキリング』2010 イエジー・スコリモフスキ
『赤い靴』1948 マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
『ゴーストライター』2010 ロマン・ポランスキー
『Peace ピース』2010 想田和弘
『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』2010 ヤン・シュヴァンクマイエル
『アンダーグラウンド』1995 エミール・クストリッツァ
『ブラック・スワン』2010 ダーレン・アロノフスキー
『ゲンスブールと女たち』2010 ジョアン・スファール
『吸血鬼』1932 カール・Th・ドライヤー
『ゴモラ』2008 マッテオ・ガローネ
『PERFECT BLUE パーフェクト ブルー』1998 今敏
『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』2010 ルネ・フェレ
『アマデウス』1984 ミロス・フォアマン
こんなもんだったかなー
・今年はあまり特記すべきことがないのかも
・リマスターもので好きなものがあり、ポンヌフ、アンダーグラウンド、赤い靴、髪結い
・人生初上映場所を間違える事件勃発w これにより『Peace』を観られてよかったのだが。
さてランキングですが・・・
例によって悩むわけですが、今年はもう好き嫌いによってさっさと決める(毎年そうなんだけど)
第1位『アンダーグラウンド』エミール・クストリッツァ
いやいきなりリバイバルものなのですが、だって好きなんだもん。この作品はクストリッツァのなかでもやはり群を抜いて力が入っている。その熱意とこだわりに心打たれるのですね。悲痛な現代史というのがいまだリアルタイムで語れる物語であることの悲しさ。リマスターによって明るくなりすぎたとの声もあるけれど、まあワタシ的には許容。
第2位『アンチ・クライスト』ラース・フォン・トリアー
トリアーは映画作家なのか?別の何者かではないのか?との疑念を抱きつつ旧作を観てきたわけだけど(笑)『アンチ・クライスト』によって「もしかしたら映画作家なのか?」という気分になった。激しく賛否両論ある作品+人物と思う。いくつかの忘れがたきシーンにより第2位に。
第3位『ゴーストライター』ロマン・ポランスキー
ホントは1位にしてもよかったかも。ナラティヴな要素以外の細部によって厚みが出る映画の面白さを体現した。普通のミステリー?をポランスキー色でこてこてに塗った。ポランスキーはもっとたくさん観てみたい。
という感じです。
番外編
心の映画賞『赤い靴』マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
心の映画、心のふるさとがリマスターされたので祝うのだ!
別格で賞『吸血鬼』カール・Th・ドライヤー
ことしもドライヤー。すっごいいいんだよねこれ。悪夢のような筆致。ドライヤーのトーキー第1作なんだけど、音声を無声映画に付け加わった一要素としてどうやって使うかを考えたって感じのもの。結果悪夢的な雰囲気。
ほかにもいい映画はありましたな。
グラウベル・ローシャ『パラベント』もよかった。スコリモフスキもよいし、イーストウッドのあのタイミングでの公開もぞっとするし、『Peace ピース』も記憶に深く残るドキュメンタリーだった。
ということで。
来年はもっといっぱい観たいものです。