Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「FLYING SAUCER 1947」ハリー細野 & the World Shyness

2007-11-29 22:33:50 | music
FLYING SAUCER 1947
ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス,細野晴臣
ビクターエンタテインメント

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細野さんの音楽は悦楽と困惑の間にある。

細野さんは、音楽はとても力が抜けていて気楽な印象を与えるが、それをやる姿勢の面では、人並みはずれて突き詰めてやってしまう人であるらしいことは、著書なんかを読むとわかる。
思えば、はっぴいえんどでの最初のチューンで、「アメリカから遠く離れたこの地でこんな歌を誰が喜ぶか?」みたいな歌を披露しているくらいで、音楽もどのアルバムもよくよく聞くととても根詰めたような気分になってしまう。

で、今作はもともと還暦記念CDというのが話の始まりらしく(笑)針を落とした・・・いや、CDが回り始めた瞬間もスットンスットンな脱力リズムで始まるこのアルバム。このお気楽脱力は今の日本のメジャー世界にはありえない。このCD、いったいどうすればいいのかしら?ほんわり楽しめといわんばかりの音だが、それを楽しむことが素直に許されない世界だってことも承知の上だよとも言わんばかりである。

たとえばアプローチのひとつの方向である「40年代カントリー」にしたって、ライナーの対談にもあるように、それは日本から見たら空白の敵性音楽史であるし、この浮かれとんちきな音楽性の一方でマンハッタン計画を準備していたという強烈な事実の光と闇に接するということでもある。

このような屈折を自らの音楽的肉体として内包し表出する一日本人の音楽とは、いったいなんでんねん?

この「なんでんねん?」のところにいくばくかのアイデンティティとかオリジナリティを意識しようとしたのが「HOSONOHOUSE」以降「はらいそ」までのソロだったとするならば、この新しいアルバムは、それとも違う。
オリジナリティもアイデンティティもとうにかなぐり捨てている人の音楽。それはその二つを(建前上)金科玉条としている現代ポップスの中では、想像以上に異質である。
そんな玉条は虚構だよ、とうそぶく人は多いけれど、実際それを捨てたときの異質を自分でも意外なほど享受できない人も実は多いのではなかろうか?



と、そんな思いのアルバムですよ。

***

とか言いながらも、なんだかんだ聞き込んでみると、これは楽しい。一聴して、これは最近のボブディランに似てる。。と思った。音楽からの距離感が似ている。

「BODY SNATCHERS」が好きだな。かっこいい。元ネタはジャック・フィニィの50年代SF古典小説で、4度(たぶん)映画化されている。

「POM POM JOKI」は細野さんよほどお気に入りらしく、「泰安洋行」のほか「Road to Louisiana」でも取り上げられている。

「CLOSE ENCOUNTERS」はアイディア勝ち。未知との遭遇世代には感涙。

「SHIAWASE HAPPY」忌野さん参加の民謡調。このアルバムのなかでは一番落ち着きがいいのがこれかもしれない。日本のトラディショナルとは意外なほど私たちの血縁は濃い。

しあわせ~~はっぴい~~~♪



しかし、ですね、おじいさんがタイタニックに乗っていたというのは有名な話だけど、誕生日がロズウェル事件の日であるというのも驚きだ。細野さんという人はどこまで非凡な星めぐりなんだろか。


あ、そうそう。ベースの伊賀さんとはちょっと話をしたことがある。エレベのブリッジにスポンジを挟み込んでウッドベース風味にする技を教えてもらった。その技はまだ試してないけど。
思えば細野さんの前でベースを弾くのはプレッシャーだろな。






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SFマガジンはテッド・チャン特集

2007-11-25 20:42:01 | book
S-Fマガジン 2008年 01月号 [雑誌]

早川書房

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これから読みますが。

テッド・チャンの最新短編邦訳が二つと、インタビュー、エッセイなど。
夏に来日していたので、そのときのネタなどのようです。

寡作なテッドなので、次の短編集が出るのを待っているといつになるかわからない!という意味で、今回の邦訳掲載は貴重では?(笑・マジ)

ちなみに今出ている短編集「あなたの人生の物語」収録作は17年かかって出そろったものだそうで。

今号はSFマガジンにしちゃ薄いし安いのでお買い得。


あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)
テッド チャン,Ted Chiang,浅倉 久志
早川書房

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ツイン・ピークス エピソード4

2007-11-25 02:25:17 | TWIN PEAKS
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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1990アメリカ
監督:ティム・ハンター
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:ロバート・アンジェルス
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー


ローラママが見たボブの幻影は、クーパーの夢にでてきたボブと同じ奴だということが分かる。
ローラとローラママは時々幻影を見る、とドナも後で言っている。ボブとは何者か?ローラの死に関係があるのか??

・・・って大いに関係があるんだけど、結局どういう関係かは謎なのだ。

ボブ役の彼はもともとは大道具の人だったというのは有名な話だけど、彼が起用されるに至った経緯には諸説ある。どれが正しいのかはわからない。

伝説といえば、アンディ役のハリー・ゴアスは後にエイズで没・・・という話がささやかれたが、実は健在らしい。
伝説というのはときに眉唾である。


そのアンディとルーシーは今回ぎくしゃく。急にルーシーがよそよそしくなったらしくて、アンディは途方に暮れる。けどなんでか?は結局明かされない。気になる(笑)

銃を暴発させたりして相変わらずの情けなさぶりが味のあるアンディ。


そしてゴードンの初登場。しかし声だけである。リンチ本人の声だ。「インランドエンパイア」でも声だけの(クレイジーな)出演だったが、声であることにちょっとしたこだわりがあるとみた。

ノーマの夫ハンクがとうとう出所する。こいつはうすうす怪しい奴だと思っていたが、ここへ来てものすごく怪しい奴に昇格する。
レオとベン・ホーンの密会(これもかなり意外な展開だが)にあたりレオをベンに紹介したのもハンクらしい。が、どうやらハンクはジョシーとも関係があるらしい。

片腕の男も見つかるが、彼のいたモーテルにはなぜかジョシーがニコンのカメラを持って張っているし。

ジョシーは見た目よりずっと怪しい。


ベンの娘オードリーは、クーパーの気を惹きたくて独自に情報収集。
片目のジャックでローラが働いていたと目星を付け、身を張って潜入を試みる。
ホーンズデパートの香水売り場が怪しい!


と怪しいことばかりのエピソード4



森で隠したネックレスを探すジェームズとドナを見つめるフクロウ。
フクロウ初登場。

血の付いた服をネタにレオをはめようとするボビーの思惑は成功するのか??

ホークの恋人はダイアンというらしい。これは何かの伏線か???(多分違うだろう)

ハンクからの電話のあとで苦悩するジョシーの姿で終わる。

ピートだけが釣りのことで頭がいっぱいの幸せな奴。。。。

********

ページトップ↑にあるのは全作パックのゴールドボックス。
下↓はシーズン別バラ売り。
特典がそれぞれ違うので要注意


ツイン・ピークス ファーストシーズン

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ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間

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ツイン・ピークス エピソード3

2007-11-24 03:10:33 | TWIN PEAKS
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

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1990アメリカ
監督:ティナ・ラスボーン
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー


「ローラパーマーを殺した奴を知っている!」というクーパーの台詞で終わった前回。
ホテルのロビーに飛んでくる保安官ハリーとルーシー。
クーパーは何を知ったのだ??
犯人は誰??

という思わせぶりなオープニングだが、肝心なところで邪魔が入る。
おい~~~っ!

とこれがピークスの楽しみである。
その後も、結局犯人は誰なんだい?とは誰もクーパーに訊かず。
おいおい、どうなったんだいあの話(笑)



今回はローラの葬儀がある。
葬儀に先立つ検屍であの性格悪検死官アルバートがひと騒動起こすのだが。
かれの口の悪さはほんとうに徹底している。絶対に脚本は楽しんでいる。
面と向かって人のことをサルだのアホだのふぁっきんだのだむだのと言いたい放題
クーパーにがしっとたしなめられるが全く動じる気配がない。

端役だが強烈なキャラクターを見せるアルバートを演じるミゲル・ファーラーは、後の幻の?TVシリーズ「オン・ジ・エア」でこれまた強烈なTV会社社長を演じることになる。

「オン・ジ・エア」もDVD化を望む!!
(ついでに「ホテル・ルーム」も!!)



マデリーンはこんなに早くから出ていたのか。

ブックストアボーイズももう出てる。
「森にはなにかがいる。姿を変える負の存在が。」
おお、また謎めいたほのめかしがひとつ。
エドとノーマの仲を一瞬で見抜いたクーパーはブックストアボーイズに仲間入り。


すげー怪しい奴ジャック・ルノーも出てくる。
そいつの逃亡にレオが一枚噛んでるし、
シェリーはなんで銃を持っているんだ???

ジョシーは製材所を巡る陰謀の証拠を握ったと思ったが、キャサリンの方が上手でバレバレ。彼女の夫もどうやらキャシーたちに殺されたらしい?
ジョシーの運命やいかに??

でいよいよリーランドはこわれちゃってる。
娘を失った父親の何とも哀れなすがた。(でも・・・・)



と、意外と重要な要素が盛り込まれた、しかし地味な回でした。

魂についてインディオらしい知恵を披露するホークがかっこいい。


********

ページトップ↑にあるのは全作パックのゴールドボックス。
下↓はシーズン別バラ売り。
特典がそれぞれ違うので要注意


ツイン・ピークス ファーストシーズン

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さむいっ

2007-11-23 04:28:15 | diary
いや、駄目ですわ。
パソコン部屋にはいっさいのエアコンがなくて・・

ここで暮らしていると、暑くも寒くもなく体に負荷のない季節って
とっても短いのね~と実感するだよ

で、細野さんのアルバムについて書いていたんだけど、
なんか論旨が変で、
まあ普段から論旨なんぞ気にしちゃいないんだけど、なんか
「ここにもう一文」
とか思うんだけど、
考える余裕もなく、さ・さむい・・さむいよ!っ

ふえくしっ!

とほほほ・・・


でもどうやら北の方では雪とからしく、
これしきでくじけてはいかんぞお








あ、そうか、暖房器具を入れればいいのか?








つうわけで、寒さに弱くてアップできんmanimaniでありんす。


Now reading
迷宮の将軍
ガブリエル・ガルシア・マルケス,木村 榮一
新潮社

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「滅びの都」A&Bストルガツキイ

2007-11-20 02:38:31 | book
滅びの都 (群像社ライブラリー)
アルカージイ ストルガツキイ,ボリス ストルガツキイ,佐藤 祥子
群像社

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非常に面白かった。
が、面白いというのがはばかられるほどにピリピリとした怪異譚でもあった。
ところどころダンテの引用などもあり、全体主義煉獄めぐりといった趣。
体制の中を生きるということの生身の実感を、いっさいの状況説明抜きの、下世話なできごとから幻想世界までの自在な物語として書き綴る。

これは当時ソ連の作家ストルガツキイ兄弟が70年代に書き始め、内容の危険性ゆえに発表せず、しかし後世に残るように、信頼筋にのみコピーを託したという長編である。

***

アンドレイはロシア人のごみ収集員。同僚のアメリカ人ドナルド、アパートの門番の中国人ワン、日本人警官ケンシ、ユダヤ人イージャ、ドイツ人フリッツ。スウェーデン人のあばずれセルマ・・・・

さまざまな国籍の仲間が言葉の壁もなく暮らしている不思議な世界。
アンドレイはどうやらこの世界で行われている「実験」の遂行を自らの任務と心得ているらしい。

「実験」の世界では、都市の住人は定期的に機械による選定にもとづいて職を転々としなければならない。アンドレイは新参者なのでごみ収集員。

一方で都市とは生活体系が違うと思しき「農民」もいる。農民は都市の「実験」を離れて過酷な自然と闘いながら暮らす者で、自らの意思でいる者と流刑にあった者といるらしい。

と、そこにサルが大発生!(笑)なんでいきなりサルが?ということは結局わからないが、「実験は実験だ」という一言で済まされる。


アンドレイは、ごみ収集員から、捜査官、新聞編集長と職を転々とする。間に「赤い館」事件とか革命とかの騒ぎをはさみ、革命後の世界の大統領?補佐官となったアンドレイは、この世界の果てにあるとウワサされる「アンチ都市」を発見するべく、見込みのない踏査に出発する。泥にまみれ、水は不足し、まったく先の見えない行軍に隊は疲弊し、まったく意味不明の「鋼鉄頭人」事件が起きたりしているうちに、遠征軍は全滅し、残されたアンドレイとイージャは目的を失ったサバイバルに投げ込まれる。

そこで得たアンドレイの認識は?二人の末路に見たものは?

****

ってな話だと思うのだが、いろいろな事件が起きるが、事件そのものの起承転結もあいまいで、結末すら定かでないという、説明しない原則に貫かれているのが、ワタシ的には非常に面白いのである。

あからさまに共産主義者であるアンドレイが皮肉にもファシストのフリッツによる革命政府の重鎮に収まってしまうことでスターリニズムとファシズムの近親性を表してみたり、また、アンドレ自身が過酷な遠征の中で、革命前後の世界の同質性に気づいたり、革命自体が実験ではないかという疑問を抱いたりして揺れ動きながら、結局自分が生きることの本質はどこからも与えられないと気づいたりと、おそらく書かれた当時のソ連に住む者なら敏感に感じ取るであろう危険な寓意を十分に湛えている。

しかし、一番危険を感じさせるのは、それらの寓意が最後までこれと明示されず、不可解な事件の混成として立ち上っているということにあるような気がする。

不可解でいて人を引き寄せるものを全体主義は忌み嫌う。ストルガツキイ兄弟もそのことに十分自覚的であったがゆえに、そのように書き、そして隠したのだろう。

*****

同じ作家の「モスクワ妄想倶楽部」には「青ファイル」と呼ばれるアンタッチャブル原稿が出てくるが、その「青ファイル」がこの「滅びの都」であるといわれる。
(「モスクワ・・」は以前読み始めたが挫折中)

ストルガツキイは「世界終末十億年前」と本作しか読んでいないが、二つとも大変面白く。
本腰を入れて読みたいもんである。

個人的にはセルマがどうなったかが知りたい。
彼女も実験のひとつだったのだろうか??


世界終末十億年前
ストルガツキイ覚え書き





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ツイン・ピークス エピソード2

2007-11-19 02:33:58 | TWIN PEAKS
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

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1990アメリカ
監督:デヴィッド・リンチ
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー



さて、エピソード2

冒頭ホーン家のしずか~な食事風景が延々となめられる。
と、そこへまたしても謎の人物が。
ベンジャミンの弟らしい。パリ帰りであやしげな巨大フランスパンサンドウィッチをいくつもお土産にもってくる。
そいつを口いっぱいほおばるベン。
町一番の立役者なくせにすごい変人だよ。ベン。


クーパーは保安官事務所の面々に、新しい捜査方法を披露する。
屋外にもちだされたボードにチョークで書かれたのは、”J”が名前につく人物の名。パイロットでローラの日記に「Jに会うのが心配」と書かれていたからだ。
で、ハリーが上から順に名を読み上げる。ローラと関係があった人物はよく考えるとJばっかりだ^^;
ジェームズ・ハーレイ、ジョシー・パッカード、ノーマ・ジェニングス、シェリー・ジョンソン、片目のジャック、レオ・ジョンソン
ハリーが名前を読み上げる度に、クーパーは18.5m先にある瓶むかって石を投げる。
瓶が割れたら、ルーシーが黒板にチェックする。

なんじゃ?この捜査は??

夢でチベット人から強い影響を受け、体と精神に直感を宿らせる方法を教えてもらったとか言う。

ここらから、単純な犯人探しではない謎めいたパートが物語にぐっと忍び寄ってくる、のだが、このチベット方式、大笑いである。

アンディに石が当たっちゃって涙目も可笑しいし、後にアルバートが保安官事務所に来たとき、ルーシーが「チベット」と表紙に書かれた本を読んでいるのも見逃せない。(笑)

あと石を投げる前にみんなでコーヒーを飲むところなんかもいいね。Dum fine coffee!!とか言って。



ラストにクーパーはまた夢を見る。そこで片腕の男とボブはともに暮らし、ともに悪魔に魅入られた、という告白がある。片腕の男は神に出会い生還したが、ボブは未だに悪魔の懐にいる。。とか?

ガバ、と起き上がり、クーパーはハリーに電話する。犯人が分かったぞ!
え?誰?
と3話目にしていきなりケムに巻かれるワタシたち^^;

********

チベットのほかにも、見所は?

え~と、既に書いたけどいよいよアルバートの登場。
ハリーとの対面シーンでいきなり「これでも警察かよ」とか、検屍結果を見て「素人め!」とか過激な発言。人との柔和なコミュニケーションなどアルバートの辞書にはない。
ハリーも負けていないところがまた面白いし、傍目でそれを楽しんでいるクーパーもお茶目だ。

あと、リーランドがいよいよヤバさの片鱗を見せる。ローラの写真を手にぐるぐるまわりだすのは、いちおう感動的な音楽を流してはあるが、すごく異様^^;まだ髪は黒い。このとき騒ぎの最中に遠くで鳴る電話もいい。

オードリーのクネクネダンスも前回に続き見れる。

そしてとうとうレッドルームが登場する。謎の小人の声(彼の台詞は逆から読んで録音して逆に再生した音声、英語字幕がついてた)と異様なダンス。
傍らに座るローラ(に似た少女?)
なぜか老け顔のクーパーになにか耳打ちするローラ。
これはいったい???



********

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ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間

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ツイン・ピークス エピソード1

2007-11-18 04:18:24 | TWIN PEAKS
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1990アメリカ
監督:ドゥウェイン・ダナム
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー


Traces to Nowhereというタイトルがついているらしいエピソード1

のっけから(のっけだから)意表をつくクーパーの逆さ吊りは、あの足につけている装置、持ち歩いてるんかいな(笑)さすがクーパー。

ローラの死をめぐって謎はまだその端緒についたばかり。あやしい奴ばかりが次から次へと現れる。

ジェームスは何を知っているのか?(何も知らないのか?)
ボビーたちは何をたくらんでいるのか?
レオ・ジョンソンの服についた血は?(しかし無意味に悪い奴だよなレオは)
ジョシーに言ったローラの言葉の意味は?
ロードハウスでエドの酒に何かを入れたルノーとは何者か?
ベンジャミン・ホーンとキャサリンは何を企んでいるのか??
そんでもって、なんでジャコビーがハートの片割れを持っているんだ?!?!

という本筋で十分波乱するが、それに加えてさらに不必要に怪しい人物が・・・

ログレディ初登場。彼女は丸太を抱えてカフェにいる。クーパーに「丸太が何かを知っている」とささやく。怪しい!
コットンを山ほど買いまくるネイディーン。
アルバートも電話だけの登場。
片腕の男も再び登場、
そして、ついに(というか、もう出てたのね(笑))登場のボブ。
あいつは誰だ?!

かと思うと、ロネットがつとめていたのがデパートの香水売り場だったとか、レオの家でシェリーがDVされる(けしからん)ところにあるビニールシートはもしや??と、重要(っぽい)伏線がさらりと出てたりするし、まんべんなくピークス3人娘がバランスよく登場するし結構よく練られた脚本だな。


好きなシークエンスは、なんたってあの「魚コーヒー」だ。
ジョシーとハリーの仲を一瞬で見抜いたクーパーのシャーロック・ホームズ的(いや、魔術的というべきか)洞察力が開示された直後に、ピートが「そのコーヒーを飲むな!!
で飲んじゃったクーパーとハリーの表情が笑える~~

それから、あの「オードリーのダンス」をちょっとだけ見れるのもよし。

愛しのルーシーは、2回しか出てこないが、ドーナツを口いっぱいほおばっていい味出してる。
アンディも一瞬だけの出演ながら、いきなり保安官事務所で大工仕事を眺めてる。あれは大道具の仕事中そのまんまなんじゃね~の?


しかし、チェリーパイとコーヒーが食べたい/飲みたい!!腹減ったぜ。

********

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あとこれもね↓
(安い!でもジャケットがいまいち・・・)
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合格ラテ

2007-11-14 19:19:57 | movelog
軽かったら今日こそは突き返すぞっ!と緊張して臨んだスタバですが、今日のは文句なく大合格ラテ。。

見ていたところ、ミルクはスチームしたてではなく、ちょっと時間をおいたものらしく。
そのくらいがちょうどよいのかも。

スチームしないので出てくるのも早い。

すいているのに注文してから出てくるまで時間がかかる時が要注意なのかも。

ラテひとつでも奥が深いのう。
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「ツイン・ピークス パイロット」デヴィッド・リンチ

2007-11-13 03:15:41 | TWIN PEAKS
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ツインピークス2ndシーズンDVDが届いたので、記念にひさびさの全作踏破に挑もうとするmanimaniです。

早速、ツイン・ピークス・栄光のパイロット版(アメリカバージョン)を観る。
思っていた以上によく出来ていて、後の主要なエピソードの萌芽がぎっしり積み込まれている。主要な登場人物もみんな出ているし。片腕の男まで出ていた。

**

栄えある最初の登場人物はジョシーだった。これはちょっと意外である。ジョシーは妖艶な存在感はあるが、ツインピークスワールドの中ではメロドラマパートの世界の住人。

次にでてくるのはピート。ジャック・ナンスだ。最初のキャサリンとの無言のやりとりだけで、この夫婦がこれ以上なく冷え切っていること(しかも妻上位で)がひしひしと伝わる。

でピートがのんきに朝釣りにでかけ、伸びなんかしてる背景に、ちょっこりと「問題のもの」が写っているのだ。このぶっきらぼうさがいいねえ。

ピートが保安官事務所に電話する。この電話からが俄然わくわく。というのも、これをきっかけに、ツインピークスワールドを色なす愛すべきキャラクターがずるずると引っ張り出されるのだ。
まず保安官事務所の事務員ルーシー。彼女のなんとも特異なキャラクターが30秒くらいの間に全開する。さりげなく。ルーシー好きだなあ。
で、次に保安官ハリー。一貫して、最後の最後までまともな人物。まあ恋愛で危ない橋を渡ることにはなるんだけど。でもそのまともさゆえにシリーズ中では異色。
で、医師ヘイワードに、保安官アンディ。ああ、アンディ。パイロット版ではほとんど泣きの演技。もしかしたらアンディとルーシーが一番好きかも・・・・

・・・この調子で味わっていくとものすごい字数になっちまうな・・

***


モルグの電灯が調子悪くて点滅しているのをそのまま生かしたり、鹿の頭部がで~んと銀行の部屋に置いてあったり、保安官事務所にドーナツが大量にあったり、と、リンチらしい即興的演出も頻出。

でもそういうモチーフだけでない。やっぱりさすがだなリンチ、というのは、全編を貫く独特なダークでウェットなタッチ。雨の降りしきる滝の風景。冷たい湖畔に横たわるローラ。凄惨さを少しも見せないのに禍々しい列車の廃車両。巨大な丸太。広大な製材所に荒々しい機械。闇に浮かぶ信号機。

さすがだなあ。。。

で、ローラママが不可思議な能力を垣間見せた?のか?と思うまもなく、一瞬の幻視でスパッとエンディング。続きは??どうなるのっ??

残念ながらヨーロッパ版(結末付)は未見であるが、リンチファンとしてはこのいきなり引き剥がされるようなエンディングのほうがしっくりくるのではないかしら?と思う。


文句なく、これぞ名作/迷作の幕開け。
エピソード1から29まで、再会が楽しみである。

***

ページトップ↑にあるのは全作パックのゴールドボックス。
下↓はシーズン別バラ売り。
特典がそれぞれ違うので要注意ですよ~
(わたしはバラ売りを選択。1stシーズン持ってたし、2ndシーズンの特典インタビューが面白そう。そのかわりパイロットヨーロッパバージョンはあきらめた)

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模範的ラテ@東戸塚

2007-11-10 13:47:05 | movelog
今日は理想的ラテの外観写真。

べりぐ~
ないす
ぐっどるっきん

昨夜の願いが通じたのだ。願ってみるもんだ。


しかし願いが大きすぎて、ラテを受け取るまで異様に緊張してしまう。汗さえかいてしまう。ダラダラだ。これは良くない。リラックスしに来るのに肩が張る。背骨が曲がる。いかん。疲れた。



今日は雨の中、病院に行きその後バイオリンの日。外は寒いが電車は暑く、身体がついていかん。鼻水がでてきてず~るずる。

今のワタシ的には風邪はご法度。年内無休でいかないと。

だったら昨日夜更かしすんなってことですけどね
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スタバが赤いのはいいけど

2007-11-09 21:54:20 | movelog
今年のスタバは11月7日(8日だったっけか?)に赤くなった。
まえはだいたい11月15日ころからクリスマスモードだったのに。

今日、近所のオフィスビルにツリーが飾られた。

今年はクリスマスが早い?

理由をあれこれ考えてみるがよくわからない。
業界クリスマス事情に詳しい方、教えてください。なぜ早いのか。

**

で、スタバ。
赤いのはいいけれど、
最近ハズレラテが多いような気がする。

しつこいようだが、おいしいラテは受け取った瞬間にわかる。
熱すぎず、ずっしりと重いのがおいしいラテ。

軽かったり、
熱すぎたりするのはまずいラテ。

軽いのは、ミルクが「固」すぎるのだ。泡ばっか。

熱すぎるとミルクとコーヒーが程よく混ざり合わない。

泡ばっかりと温度は関係があるのだろう。
熱すぎると泡ばっかりになる・・そんでコーヒーとミルクが混ざらない。
苦いだけで、泡はカップにへばりついて最後までのこってしまい、あわれゴミ箱行きとなる。



ワタシは1杯360円のトールラテにはものすごく期待しているのだ。
過剰を通り越して絶大なる期待を抱いて注文する
おいしいラテが飲みたいばっかりに、なけなしの360円を払うのだ。
受け取ったときのずっしりした重さを心から待っているのだ。
それはもう待っているのだ。
徹底的に、完全に、完膚なきまでに待っているのだ。



だから、全国のスターバックスコーヒーのバリスタさん。
お願いだから、程よく熱い、重たいラテをいれてください。
二度と、軽い/熱いラテをワタシに手渡さないでください

伏して伏してお願いします。

どうか、お願いします。

お願いします。



(写真は今日のハズレラテの外観)






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今度は鏡音さん

2007-11-08 05:23:35 | movelog
第2弾・鏡音リン

いいねえ。ほしいねえ。
でもやっぱりMac版はないのかねえ・・
Mac版でかつAUでDTMソフトとインタフェースするやつ・・
ほしいねえ。

でもリンちゃんは記事によると
「パワフルなダンス/ロック系ポップス、ソウルフルなポップスや歌謡曲」
ってあるので、ちょっとウチの曲想にはあわんかな。。

やっぱりワタシは初音ミク

なにしろMac版を!!







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「ノスタルジア」アンドレイ・タルコフスキー(再観)

2007-11-05 22:17:42 | cinema
ノスタルジア

ジェネオン エンタテインメント

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再観?再々観?再々再観?再々再々観?
どおでもいいか・・


前回のときの記事とほぼ同じ感想を抱いた自分に驚く。
知らないうちにときどきこの映画について考えているのかもしれない。

***

今回は、救済の儀式が二人の人物によってそれぞれ担われるのはなぜだろう。。と考えた。

世界の終末を目前に家族を7年間家に閉じ込め、強制解放されたあと、「自分はエゴイストだった、家族だけを救おうとした」と言い、今度は全人類の救済のための儀式へと赴く求道者/狂人ドメニコ。

18世紀ロシアの作曲家サスノフスキーの足跡を辿りイタリアを巡るうちに望郷の病に共鳴しはじめる、心臓の悪い詩人アンドレイ・ゴルチャコフ。

この二人はどこで出会い共鳴するのか??


二人がほんとうに出会うのは、ドメニコの住む廃屋でのひととき。
手のひらに落とされた2滴の水。1+1=1という思想。壁に緻密に仕組まれた数々の微視的オブジェ。雨の漏れしたたり水溜りに支配される屋内。ドアだけが残る廃墟(「イワン」にも出てきたね)。泥と石でつくられたミニチュアの風景。混じりあい通底する雨水の流れ滴る音。パンとワイン。ベートーヴェンの第9・4楽章緩叙部分。アンドレイがドメニコに託されたロウソク。

これが、ほとんど言葉が交わされることがない二人の出会いのすべてである。
ドメニコの持つ深い(深すぎて他人には伝わりにくい行動や言葉となっている)絶望に裏打ちされた不可知な使命感。
それに対するアンドレイの憂鬱な(根拠のはっきりしない)疎外感。この両者には出会い繋がる論理的な理由などどこにもないように思える。

現にアンドレイは、ドメニコとの約束にもかかわらず、そんなことはなかったかのようにイタリアを後にしようとするのだ。

にもかかわらず、ローマに去ったエウジェニアからの電話が細い糸となって、遠い地にいる二人はすんでのところでかすかに繋がりあい、互いに知らぬままそれぞれの儀式をやり遂げることになる。


この二人の謎めいた繋がりが、この映画の妙なのだ、という気がした。
共通の目的や共通の危機意識がつなげる協働ではない。結局ドミニコはただ死ぬだけだし、アンドレイだって不可解な湯場渡りをしただけ。ふたりで何かを成し遂げる物語ではない。
ただ二つの思いが別々にそこに燃え尽きただけ。

でもそれが二つであることに、妙を感じる。
なにが妙なのか、どうしても言葉にできない。

*********

「ソラリス」「鏡」はある意味モノローグであり、それはノスタルジアの病に取り憑かれた者の独白であった。
一方で「アンドレイ・ルブリョフ」「ストーカー」は、別の人物像、求道者の超越的苦悩の独白であった。

「ノスタルジア」はその両者が初めて交わった作品と言えるかもしれない。昇華も反目もなく、互いの響きを内に感じ取ったという感じの交わり。

*********

もうちょっと考えてみると、この映画にはあの二人以外にも重要な人格が登場していることも忘れてはいけない、と思う。

手紙の文章にその人格を表すサスノフスキー。彼は実はこの映画中もっともノスタルジアに囚われた人物だ。

それから愛の苦しみにうちひしがれるエウジェニア。彼女もなにか重要な役を演じている。

このふたりについては、また別の考察が必要だ。

******



・・・・ところで、サスノフスキーという音楽家は実在の人物なのか?
ググってみると、ものの見事に映画「ノスタルジア」についての記事がヒットするのみである(他はスケート選手にサスノフスキーさんがいるらしい)。
ここんとこをちゃんと調べてみたいと思う。

ちなみに映画「ノスタルジア」についての記事を探したければ、「ノスタルジア」で検索するより「サスノフスキー」のほうが断然早い(笑)





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芝田文乃さん

2007-11-04 05:50:35 | art
ああ、しまった!
今日までではないですか!
もっと早めにUPしようと思っていたのに、いつのまに・・・

というわけで、写真家にしてポーランド文学翻訳者、本の装丁やCDジャケも手がける芝田さんの写真展は、11月4日(日)今日まで、新宿です。


ワタシは11月1日、ちょっとどんより天気のなか行ってきました。
職場からあるいて30分くらいかかったよ。新宿は広いね。

というわけで、以下mixi日記からのコピペです。
手抜き~(というか体力なくて)


***********************

昨日は芝田文乃さんの写真展に。
新宿三丁目の、およそこのなかに店舗とかがあるとは思えない小さいビルの4Fにギャラリーがあり。
3階は怪しげな下着屋、5階は怪しげなカフェ
エレベータもないのになぜか長続きしているのが不思議・・というのは芝田さんのブログにあるとおり。

写真は東京とポーランドのちょっとした風景を写したもの。
廃墟、閉鎖されたビル、工事現場。
ローラーブレードで疾走する子供、車椅子で線路沿いの道を行く老人、駅?でたたずむ母子。
恐ろしい数の鳥がいっせいに羽ばたく街の空。

モノクロプリントの縁が切り取られたような直線ではなく、ムラのある丸みをおびた感じがいい。
訊いてみると、プリントのときのネガキャリアの枠を削るんだそうです。0.5mmくらい。
そうすると縁がシャープでないプリントができる。
これは、いい感じというのもあるが、トリミングしていない、ということなんだそうだ。

絵としての完成度を求める写真もあるが、もっと写真の怖い面、ただ機械的に景色と時間が写ってしまうという即物性にこだわる写真もある。トリミングなしにこだわる芝田さんの写真は、どちらかというと後者なのだろう。写っているものにも写す者にも特別な権利を与えない。



***

という写真の話よりも、スタニスワフ・レムの話をたくさんしていただいた。
なにしろ芝田さんは写真だけでなく、レムやムロージェクなどのポーランド文学の翻訳もされている方。
そもそもレム好きが高じてポーランド語の勉強をされたそうで。

展示してある写真も、ポーランドの、というより、旧ポーランド領で今はウクライナ領となっている、スタニスワフ・レムの生地ルヴフの町。
ギムナジウムや通学路、公園。レムゆかりの地を、なんでもないように写している。

亡くなる少し前にレムに会ったときの話をたくさん聞いた。
・ポーランドの政治にはほとんど関心を持たず、情報源は主にドイツのTVや新聞。
・インタビュー慣れしているので怒涛のように話が流れ出てくる頭の回転の早さ。
・実際に面と向かって勃発したというタルコフスキーとの喧嘩のこと。
・ソダーバーグの「ソラリス」を観て「あれならタルコフスキーのほうがましだ」といったとか(笑)

などなど

ほかにもブルーノ・シュルツの故郷ドロボビチのこととか(いまは荒れ果てた街らしい)



小一時間ほど話して、レムの「高い城」の扉にサインをいただき、記名簿に名前を書いて、さようなら。
楽しかった。


***

ちなみに芝田さん、ワタシの出身校の1年後輩でした。
共通の知り合いもいたりして、うむむむ、奇遇なり。


展示は11月4日まで


ところでナガミミヨザルとは・・なに?




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