Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

ブラームス「ピアノ五重奏曲」Op34 quatuor ebene

2011-11-29 01:57:02 | music
Piano Quintet 1
Ébène Quartet
Virgin Classics



唐突にブラームスですが。

最近のお気に入りの演奏はこの盤で。
フランスのカルテットと日本人のピアニストによる演奏。

この曲はワタシはまだ十代のときに
仲間と演奏して悲惨な結果になった過去がアリ。
そのとき以来の愛聴曲なわけです。

ずっとゼルキン+ブダペストSQのものが一番いいと思っていたのですが
最近はいろいろと新しい録音が増えて
聴き比べたりしたところ
このquatuor ebeneの演奏は結構好きかもと。

ゼルキン盤はなんというか朴訥な演奏で
木造の古い建築を思わせるつくりと音なのに対して
エベーヌのほうは、もっと流動的で波打つ湖のような演奏なのですな。

ダイナミクスにかなり気を使った設計がされており
生き生きと音がよせてはかえすように波打つのは
なかなか聴きごたえがあるですね。

これは演奏者の若さにも由来するような気がします。
元気があるし集中力もあるので
思い切り音量を揺らしてきます。

テンポの方はあまり派手なギミックはなし
ダイナミクスの変化に応じて自然に揺れるのがまたいい感じ。


個人的にはゼルキン盤の朴訥さのほうが
どうやら不器用な生き方をしたらしいブラームスらしいと
今でも思うのですが、
エベーヌのような若々しくみずみずしい現代的な演奏もまた
この曲の可能性というか意外な面を教えてくれるという点で
とても楽しめるのですね。



このCDはカップリングにやはりブラームスの弦楽四重奏曲第1番が入ってます。
これも名曲だねえ。


こちらと聴き比べてみるとまた面白いと思いマフ。。

ブラームス:ピアノ五重奏曲
ブダペスト弦楽四重奏団
ソニーレコード


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多忙なようなそうでもないような

2011-11-18 01:54:13 | diary
こんばんは。

最近更新をサボりがちなmanimaniです。

とりいそぎ近況のようなものを。。


◎粒あん

例のツイッター界でできたオーケストラ粒オケですが
その室内楽企画である「粒あん」に出演することになり。
ブラームス:ピアノ五重奏曲
ベートーヴェン:交響曲第二番
いずれもセカンドバイオリンを弾くのです。

ワタシ的には結構無謀なチャレンジなのですが
なかなか練習が出来ず冷や汗ものです。

粒オケの若者たちが中心となった企画ですので
年寄りはありがたく乗っからせてもらっている感じでなにやらこそばゆいw

開催概要は以下のとおりです。
詳細が決まったらまたアナウンスがあるとおもうのですが・・・

********
1/15(日)にアンサンブルコンサート「粒あん!」 #22en が帰ってくる!その名も「粒あん!!」

[会場] 八王子市芸術文化会館 いちょうホール
[URL] http://www.hachiojibunka.or.jp/icho/top.htm
[最寄り駅・アクセス] JR八王子駅北口 徒歩13分

1/15 日曜日
[第1部]14時~ [第2部]16時~ [第3部]18時~(予定)
入場無料・全席自由
********




◎その前に弦セレ

それより前に、11月27日には
チャイコフスキーの弦楽セレナーデの本番があるのです。
これはワタシが受けているアンサンブルレッスンの発表会的なものですが
ワタシ的にはシークレットライブ扱いw

ということで直近はチャイコの練習を追い込まなければなりません。
弾けないところ満載なのでシークレット^^;



◎年始には白くま

脱退したはずのバンド「白くまアリス」ですが
年始恒例のライブにでることになりました。
1月3日吉祥寺マンダラ2だと思います。
なんか結局毎年出ているような気がするが・・

あ、ベース弾きます。



◎バッハのオケもぼちぼち

所属しているバッハカンタータアンサンブルですが
次の演奏会は5月13日神田キリスト教会に決まり。
こちらはちょっと先ですが、練習は原則月1回なので
意外と詰まった状況。。


ということで、とりあえず1月15日までは怒濤の練習ストーム^^;
すでに胃が痛いのですが・・・
休日はもちろんいよいよ平日夜にも練習が入り始め
大丈夫なのか??


ということで、しばらくこちらも更新が滞ると思いますが
あーばたばたしてんだな~と
生暖かく冷ややかに見ていてください。。。。



更新予定としては・・・
◎10月にmayulucaさんのレコ発ライブに行きました。
◎おなじく10月に猫沢エミさんのレコーディングライブ!に2連続で行きました。
映画もいくつか

そんな感じですが。。
今後ともよろしくお願いつかまつる。

ではでは


あ、そうだ、財布亡失事件から昨日で丸2年でしたー^^;



コメント (2)
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「ゲンスブールと女たち」ジョアン・スファール

2011-11-01 01:25:48 | cinema
ゲンスブールと女たちGAINSBOURG (VIE HEROIQUE)
2010フランス/アメリカ
監督・脚本:ジョアン・スファール
出演:エリック・エルモスニーノ、ルーシー・ゴードン、レティシア・カスタ


どういうわけか全然覚えてない!!
観たんだけど。
まるで覚えていない。
観ていないも同然だ。

なのでまあ感想にもならないのだが。

覚えているのは
ジャマイカで現地ミュージシャンを集めて
フランス国歌をレゲエアレンジした
Aux armes et caetera(武器を取れetc)
を録音するシーン。

ジャマイカでは音楽は神聖なものだから
セックスとかドラッグとかそういう歌はダメだぞと
プロデューサだかなんだかに言われ、
「ヤツらに言ってくれ、これからやるのは神聖な国歌だ」
みたいな事を言うセルジュ

そして、フランスでリリースされると
退役軍人みたいな連中に吊るし上げられる。
それを一人で迎え撃つセルジュ


人のひんしゅくを買うようなことをあえてやるというのは
できそうでできないことである。
それがまたナショナリストみたいなのを相手にするとなったらなおさらムリだ。

自分がカワイイのはみな同じだし
自分がかわいくあるためには他人からよく思われていたいのである。

自分がカワイイと
他人からよく思われたい
が一致していないのがセルジュなのだろう。

セルジュのすごいところは
カッコイイだけじゃなくて
すごいかっこわるいこともやるところだよな。


このくらいにしておこうかな。
いっぱい知っている曲がながれて気持ちがよかったのも覚えている。


DVDになったらモウイチド観たい。
コメント (2)
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